ハスちゃんカメちゃん新学期

4月、新年度の始まり。ハスちゃんは中3に。カメちゃんは中1に。この1年、2人は同じ学校へ通う。

初めて自転車で登校するカメちゃんを、今日はハスちゃんにエスコートをお願いした。漕ぐスピードはカメちゃんの方が断然早いんだけど、学校近辺の裏道(近道)と、校内の駐輪場のことなど、教えてあげて、とお願いした。「明日からはカメちゃん、無駄に早く登校するかもだけど」と言って、「うーん、まだわからないけどね。小学校楽しかったから、中学校イマイチ、ってなるかもしれんし、たくさんなかまが増えて、楽しいってなるかもしれんし、まだわからんね」と言ったら、

「気に入ってくれたらいいけど」

とハスちゃんは言った。この一言に、じーんときた私。そんなこと言うようになったか。

2年前に奄美から転入して、1人も知り合いすらいない状況からの、今。粛々と生活を送ってきて、2年の3学期からは行きたい高校も見つかって、勉強も頑張るようになって。美術系の高校を志望することで、 美術部にも顔をだし、去年から導入された3Dプリンターで作りたいものがある、とワクワクしていて。

本当に、よかったなぁ、と思っている。

カメちゃん卒業式のこと

イエナプラン教育校の話を保護者何名かでする機会があり、また感動した。

この4月から3年生になるやんちゃな男の子、カメちゃんをとっても慕ってくれているNくんの母が、Nはじっと座ってられない、だからイエナプラン教育校ではじっと自分の席に座っていることがないから助かる、と言っていて。

1年生から5年生までが参列した卒業式で、低学年の子達もとても素晴らしい姿勢で、じっと座っていたことを思い出して、それを伝えたら、「それは、6年生を送り出したい気持ちが強かったから」と。

低学年の先生が、じっと座っていられない子がいたら、卒業生よりも目立ってしまう。だからじっと座っていられる子だけ参列しよう。出来ない子は、先生の横に座っていたらいい、と話したみたい。

本当にやんちゃで、どちらかといえば落ち着きがない感じのNくんは、卒業式の前日にカメちゃんが卒業しちゃう、と泣いていたようで。なんとも嬉しいね。そのNくん、卒業生をちゃんと送り出す為に、あの長い卒業式中、じっとしてたんだね。胸が熱くなる。

私は卒業生、在校生の後ろの保護者席に座っていたから、在校生の後ろ姿しか見えなかったんだけど、来賓として参列していた方が、「本当に在校生がすごく泣いていて驚いた」と話されていた。

普通の学校は、学年の垣根が高く、低学年が6年生と関わることは少ない。このイエナプラン教育校の卒業式を見て、学校としての一体感を感じて。いいなぁ、としみじみ思った。

ミスした時の対応

ミスした時の対応で、その人の本当の姿、能力がわかる、と言うけれど。本当にそうで。

今、あるオンラインショップとかれこれ数日間、先方のミスについてのやりとりをしている。メールと電話で。

カメちゃん卒業記念で購入した本棚、サイズを間違えて送ってきた。金曜日の14時くらいに一報を入れ、土日に突入。土日は放置。月曜日に連絡が来て、やっと今日注文したサイズの品が届く予定だったのが、また諸事情あり、一旦保留。。。

まず、注文品と間違った品を配送してしまい、注文者に迷惑をかけている、というスタンスが全然取れていない。恐らく対応している方、マニュアルに沿って動いているんだと思うんだけど。

こちらが、〇〇ではないですか?〇〇してください、というと、まず、とても丁寧に”致しかねます”と返答される。だから、これそちらのミスなんですよ、と突っ込むと、違う対応になる。それでも不十分な対応で、全部はじめっから突っ込んでおけばよかったんだけど、1つ言ったら、1つ対応して、で、〇〇は?と言ったらまた致しかねます、となって、いやいや、そちらのミスでしょう、と返してまた違う対応になり、を3回くらい繰り返して。

マニュアルがあるとしても、私だったらこの状況でこの対応はまずいな、とか上司に報告相談するけど。それができないんだろうな。出来ない人に言っても仕方がない、時間の無駄だと思って、もうええわ、と思ってメールチェックすると、またこちらの神経を逆なでする対応をしてくる。驚き呆れて言葉が出ない。

今、キャンセルの連絡を入れた。さてどうなるか。

こんな人間にならないよう、子育てをするのだ。

卒業式での在校生

カメちゃん卒業式の余韻に浸りたいのは山やまだけど、ハスちゃんの不調が続いていて、そんな感じじゃない。どうやらカメちゃんの長引いた風邪と同じウィルスにやられているらしい。卒業式前日、ゆっくり過ごして、式に臨みたかったのに、急遽ハスちゃんを病院に連れて行くことになり、バッタバタ。

カメちゃんの卒業式、在校生の親からいろんなメッセージを頂いた。在校生が涙涙の式だったらしいね。息子もポロリと涙流したみたい、と何人も教えてくれて。卒業生が退場した後、在校生の嗚咽の声に驚いたわ。

カメちゃん曰く、泣く予定じゃなかった卒業生男子が、5年のA君が泣いているのを見てもらい泣きしてしまった、とのことで。どんな予定よ、それ!と思った。

カメちゃんは最後まで泣かなかったけど、担任の先生の話を聞いている時に、泣けるか!?と思ったら、ちょうどその時G君が水筒を机にガン!って当てて、それが面白すぎて泣けなくなった、と言っていた。どないやねん!俺は心が強いから!だって。

普通の公立小学校は、学年でクラスがわかれているから、卒業式って他人事って感じがある。そういえば、大きな学校は5年生だけ出席だよね。イエナプラン教育校では、低学年、高学年と、上下の学年と一緒のクラスで学ぶから、やはり学年の垣根が低い。縦割り班で運動会を戦ったり、毎日の掃除をしたり、やはり学年を縦断しての活動が多い。

だからなのかなぁ、卒業式、とても心温まる、在校生の悲しい気持ちも伝わってくる、式でした。イエナプラン教育のいいところ、だね。

カメラマンした私の反省としては、こう撮るべきだった、とか色々ある。撮影って難しい。

カメちゃん卒業式

今日はカメちゃん、卒業式だった。5年生から転入したイエナプラン教育校。本当に素晴らしい学校だった。

卒業にあたり、もっともっと、通わせたかった、と思えることこそ、この学校の良さの証明だと思う。カメちゃんが4年生まで通い、ハスちゃんが卒業した学校の卒業式に臨んだ気持ちとは全く違う。ハスちゃんが卒業した時は、不自由な場所からの解放、手枷足枷が外れたーという気持ち。ずいぶん違うなぁ。

カメちゃんが卒業した学校でいいな、と思った事。子供が主役、子供に主体性を持たせるしかけを、先生がする、先生は脇役、仲間であり、リーダーである。ある程度、その子らしさ、を尊重してくれる。だらだらしているように見えても注意しない。そうさせておく。自発的に変わろう、と思うのを待っている感じ。失敗させてくれる。子供にまかせるから、失敗もする。そこを口出しせず、じっと我慢で見守ってくれている感じ。

カメちゃんが5,6年で担任して頂いた先生、ご自分でも連絡帳に書かれていたけど、この学校にきて自分は変わったと。子供達から学ぶことが多く、考え方が変わった、と。素晴らしいな。

先生への感謝のことば、で、友達関係で悩んでいた時に、じっくり話をきいてくれてありがとうございます。おかげで解決できました、みたいなのあったけど、それそれ!本当に、先生が丁寧に話を聞いてくれたおかげで、カメちゃんは衝突していたお友達と関係を修復できました。先生によっては、関わらないで欲しい方もいるけれど、カメちゃんの担任は、本当に信頼出来て、良い方へ導いてくれた。どっちが悪いじゃなくて、お互いの気持ちを聞いてくれて、お互いが理解できて、そこから、良い方に展開しいくんだね。

カメちゃんを慕ってくれていた下級生たちも、ありがとう。

カメちゃんに関わってくれたみなさん、ありがとう。

長引いたカメちゃんの風邪

カメちゃんが3月1日から体調を崩し、今回は長かった。いつもだと1日熱でたら翌日元気、コロナの時も2日熱でて3日目から元気、になったのに。今回は、熱が下がったと思って登校したら、また翌日熱が出て。数日続いて、下がったと思ったら、夜また出て、というとっても長引く病だった。12日の朝、やっと復活したかな、と思えた。

なぜ復活したかな、と思ったかと言うと、起きてきてペラペラペラペラとおしゃべりし、たまに意味不明な台詞を言って踊っていたり、みたいなウザカメくんだったから。久々の感覚だった。前の晩、少し食欲が戻った感じのカメちゃんが、私の横に座って、「タコス、ラーメン、パン、メンチカツが食べたい、病気が治ったら」と強い意志を持った表情で言った時も、回復の兆しかな、と感じた。

とにかく、子供の体調不良ほど心落ち着かないことは無い。なんだか気ぜわしくて、何も手につかない10日間だった。

そんな中、ハスちゃんは3月10日にお友達とランチしてカラオケに行った。週末初めて友達と出かけた。普通のことなんだろうけど、苦しい時期があったからこそ、お友達と出かける、ということがとっても胸にしみた。とっても楽しかった~と帰宅した。なんと嬉しいこと。

そんなハスちゃんと、寝込んでいるカメちゃんを見比べて、健康の大切さを思い知った。

健康第一

あぁ、やはりこの人生において一番大切なのは、健康、ですね。体と心の健康。

金曜日にカメちゃんが喉の痛みを訴え風邪をひき、近くにいる私は風邪はもらってはいないけど、体内で免疫細胞が必死で戦ってる感がある。そして今日、その風邪はハスちゃんへ。喉が痛い頭痛もする、と学校欠席。授業への意欲、そして放課後は美術部の活動、と意欲的になっている時だから、なんだかなぁ、足元すくわれた感ある。

何がなくとも、一に健康、二に健康、です。本当に。

大学の部活の仲間が脳出血で半身まひになっているという知らせが入り、仲間で友人を勇気づけるプロジェクトを企画実行している。そんな中、他の仲間も乳がんで闘病中と知り、愕然とする。くらくらと眩暈がした。でも、私が落ち込んでても仕方がない、何も改善しない、と思い直し、心を持ち直した。

健康第一、です。

スマホ脳

ゆっくり過ごした三連休。ハスちゃんが録画していたテレビを見ていて「ママこの本持ってるね」と言うので見てみたら、”スマホ脳”の著者だ!スマホ病の芸能人、やす子から100時間だっけな?スマホを没収して観察する、という内容のバラエティーだった。

やす子さんが1日に携帯を見ている時間は7時間ちょっとだった。中でもXを見る回数がすごくてびっくりした。何秒かに一回見てるんじゃないかな。芸能人だからな、一般ピーポーとは違うSNSの使い方になるだろうけど、しかしすごいな。と思っていたらスタジオの有田さんが1日12時間スマホを見ていて、驚愕。1日の半分じゃん。

私はSNSはフェイスブックしかやっていないし、スマホは極力触らないように心掛けている。1日の平均スクリーンタイムは1時間弱だった。

ちょっとこの数日いつもよりスマホを見ている。大学の部活の仲間が脳出血で半身が麻痺した状態になっていると聞き、騒然となった。その友人を励ます為に仲間で動画を撮って送ろうとなった。全国、いや、世界中に散らばっている仲間とLINEグループを作り、動画を集めている。テクノロジーの進化に感謝している。

要は、上手く使う、賢く使う、時間は盗まれない、だな。

ハスちゃんはガラケーしか持っていないから、一日のスクリーンタイムは無いに等しい。PCを1日1時間ほど利用してyoutubeを見たりゲームをしたりはしている。

ハスちゃんは、急に行きたい高校が出来て、その高校は県下の公立校で最も偏差値が高い学校なんだけど、スマホに時間を盗まれないので、なんとかやれる気がするね。まだまだ受験は1年先だからなかなかエンジンかけるの難しいけど、少しずつできることをやっていこう。

ハスちゃん期末試験奮闘中

ハスちゃん、期末試験中。初めて試験勉強というものをして、試験に臨んでいる。

行きたい高校が見つかって、急変したハスちゃん。あの志望校を決めた日、その日そのタイミングから、なんだかハスちゃんの毎日が変わって。ヘアピンカーブでぎゅん!とハンドル切ったイメージ。

親として最後の大仕事、高校受験のサポート。こたつで勉強中のハスちゃんの横で 、糸山先生が記してくれている受験勉強の仕方を私も確認。絶対学力をめくりながら、高校受験に関しての記載を読む。

子供のやる気はいつか必ず出ます。でも遅すぎることが多い、とある。ハスちゃんは入試の丁度1年前にやる気を出した。中1からやる気のある子に比べたら遅いけど、比べる必要はないね。遅すぎないタイミングでよかった。

期待してしまう親

行きたいと思う高校ができて、高校入試に向かって努力し始めたハスちゃんが、まぶしくて、嬉しすぎて、ちょっと興奮気味だった私。ここらへんでちょっと落ち着こう。

試験勉強に必要なもの、教科書ガイドやら、過去問集やら、デッサン関連用品やら、もう買いそろえた。もう私がやることはない。

ハスちゃんとおしゃべりできる、夕食時など、どうしても高校受験関連のこと話してしまう。ハスちゃん志望校受験に必要だと言われている調査表の点、だったり、今年の倍率だったり、ハスちゃんにとって有益だと思う情報を与えていた。けど、もう、落ち着こう。

昨夜、21時にベットに入っていたハスちゃんに対して、「え?もう寝るの?」と言ってしまった。一応期末試験発表中なのに、やることいくらでもあるだろう、と思ってしまって。ハスちゃんが「もう寝る、今日はやりたくない」と言って、それを聞いて、あぁ、落ち着こうと思った。

群馬のどんぐり教室主宰のさとちゃんが、これまたタイムリーなブログ”子どもが前にすすむとき”を書いてくださっていた。

子どもに前に進んでほしかったら、
子どもの視界からそっと姿を消すことです
時々不安になると振り返る我が子に、
ダイジョブ、ここにいるよ、って笑顔を返すだけで
それだけで、子どもは力強く前に進んでいきます


どんぐり学舎 & D→K Room

いやぁ、私うっとおしい母になってたわぁ。そっと視界から消えよう。