卒業式での在校生

カメちゃん卒業式の余韻に浸りたいのは山やまだけど、ハスちゃんの不調が続いていて、そんな感じじゃない。どうやらカメちゃんの長引いた風邪と同じウィルスにやられているらしい。卒業式前日、ゆっくり過ごして、式に臨みたかったのに、急遽ハスちゃんを病院に連れて行くことになり、バッタバタ。

カメちゃんの卒業式、在校生の親からいろんなメッセージを頂いた。在校生が涙涙の式だったらしいね。息子もポロリと涙流したみたい、と何人も教えてくれて。卒業生が退場した後、在校生の嗚咽の声に驚いたわ。

カメちゃん曰く、泣く予定じゃなかった卒業生男子が、5年のA君が泣いているのを見てもらい泣きしてしまった、とのことで。どんな予定よ、それ!と思った。

カメちゃんは最後まで泣かなかったけど、担任の先生の話を聞いている時に、泣けるか!?と思ったら、ちょうどその時G君が水筒を机にガン!って当てて、それが面白すぎて泣けなくなった、と言っていた。どないやねん!俺は心が強いから!だって。

普通の公立小学校は、学年でクラスがわかれているから、卒業式って他人事って感じがある。そういえば、大きな学校は5年生だけ出席だよね。イエナプラン教育校では、低学年、高学年と、上下の学年と一緒のクラスで学ぶから、やはり学年の垣根が低い。縦割り班で運動会を戦ったり、毎日の掃除をしたり、やはり学年を縦断しての活動が多い。

だからなのかなぁ、卒業式、とても心温まる、在校生の悲しい気持ちも伝わってくる、式でした。イエナプラン教育のいいところ、だね。

カメラマンした私の反省としては、こう撮るべきだった、とか色々ある。撮影って難しい。

カメちゃん卒業式

今日はカメちゃん、卒業式だった。5年生から転入したイエナプラン教育校。本当に素晴らしい学校だった。

卒業にあたり、もっともっと、通わせたかった、と思えることこそ、この学校の良さの証明だと思う。カメちゃんが4年生まで通い、ハスちゃんが卒業した学校の卒業式に臨んだ気持ちとは全く違う。ハスちゃんが卒業した時は、不自由な場所からの解放、手枷足枷が外れたーという気持ち。ずいぶん違うなぁ。

カメちゃんが卒業した学校でいいな、と思った事。子供が主役、子供に主体性を持たせるしかけを、先生がする、先生は脇役、仲間であり、リーダーである。ある程度、その子らしさ、を尊重してくれる。だらだらしているように見えても注意しない。そうさせておく。自発的に変わろう、と思うのを待っている感じ。失敗させてくれる。子供にまかせるから、失敗もする。そこを口出しせず、じっと我慢で見守ってくれている感じ。

カメちゃんが5,6年で担任して頂いた先生、ご自分でも連絡帳に書かれていたけど、この学校にきて自分は変わったと。子供達から学ぶことが多く、考え方が変わった、と。素晴らしいな。

先生への感謝のことば、で、友達関係で悩んでいた時に、じっくり話をきいてくれてありがとうございます。おかげで解決できました、みたいなのあったけど、それそれ!本当に、先生が丁寧に話を聞いてくれたおかげで、カメちゃんは衝突していたお友達と関係を修復できました。先生によっては、関わらないで欲しい方もいるけれど、カメちゃんの担任は、本当に信頼出来て、良い方へ導いてくれた。どっちが悪いじゃなくて、お互いの気持ちを聞いてくれて、お互いが理解できて、そこから、良い方に展開しいくんだね。

カメちゃんを慕ってくれていた下級生たちも、ありがとう。

カメちゃんに関わってくれたみなさん、ありがとう。

長引いたカメちゃんの風邪

カメちゃんが3月1日から体調を崩し、今回は長かった。いつもだと1日熱でたら翌日元気、コロナの時も2日熱でて3日目から元気、になったのに。今回は、熱が下がったと思って登校したら、また翌日熱が出て。数日続いて、下がったと思ったら、夜また出て、というとっても長引く病だった。12日の朝、やっと復活したかな、と思えた。

なぜ復活したかな、と思ったかと言うと、起きてきてペラペラペラペラとおしゃべりし、たまに意味不明な台詞を言って踊っていたり、みたいなウザカメくんだったから。久々の感覚だった。前の晩、少し食欲が戻った感じのカメちゃんが、私の横に座って、「タコス、ラーメン、パン、メンチカツが食べたい、病気が治ったら」と強い意志を持った表情で言った時も、回復の兆しかな、と感じた。

とにかく、子供の体調不良ほど心落ち着かないことは無い。なんだか気ぜわしくて、何も手につかない10日間だった。

そんな中、ハスちゃんは3月10日にお友達とランチしてカラオケに行った。週末初めて友達と出かけた。普通のことなんだろうけど、苦しい時期があったからこそ、お友達と出かける、ということがとっても胸にしみた。とっても楽しかった~と帰宅した。なんと嬉しいこと。

そんなハスちゃんと、寝込んでいるカメちゃんを見比べて、健康の大切さを思い知った。

健康第一

あぁ、やはりこの人生において一番大切なのは、健康、ですね。体と心の健康。

金曜日にカメちゃんが喉の痛みを訴え風邪をひき、近くにいる私は風邪はもらってはいないけど、体内で免疫細胞が必死で戦ってる感がある。そして今日、その風邪はハスちゃんへ。喉が痛い頭痛もする、と学校欠席。授業への意欲、そして放課後は美術部の活動、と意欲的になっている時だから、なんだかなぁ、足元すくわれた感ある。

何がなくとも、一に健康、二に健康、です。本当に。

大学の部活の仲間が脳出血で半身まひになっているという知らせが入り、仲間で友人を勇気づけるプロジェクトを企画実行している。そんな中、他の仲間も乳がんで闘病中と知り、愕然とする。くらくらと眩暈がした。でも、私が落ち込んでても仕方がない、何も改善しない、と思い直し、心を持ち直した。

健康第一、です。

スマホ脳

ゆっくり過ごした三連休。ハスちゃんが録画していたテレビを見ていて「ママこの本持ってるね」と言うので見てみたら、”スマホ脳”の著者だ!スマホ病の芸能人、やす子から100時間だっけな?スマホを没収して観察する、という内容のバラエティーだった。

やす子さんが1日に携帯を見ている時間は7時間ちょっとだった。中でもXを見る回数がすごくてびっくりした。何秒かに一回見てるんじゃないかな。芸能人だからな、一般ピーポーとは違うSNSの使い方になるだろうけど、しかしすごいな。と思っていたらスタジオの有田さんが1日12時間スマホを見ていて、驚愕。1日の半分じゃん。

私はSNSはフェイスブックしかやっていないし、スマホは極力触らないように心掛けている。1日の平均スクリーンタイムは1時間弱だった。

ちょっとこの数日いつもよりスマホを見ている。大学の部活の仲間が脳出血で半身が麻痺した状態になっていると聞き、騒然となった。その友人を励ます為に仲間で動画を撮って送ろうとなった。全国、いや、世界中に散らばっている仲間とLINEグループを作り、動画を集めている。テクノロジーの進化に感謝している。

要は、上手く使う、賢く使う、時間は盗まれない、だな。

ハスちゃんはガラケーしか持っていないから、一日のスクリーンタイムは無いに等しい。PCを1日1時間ほど利用してyoutubeを見たりゲームをしたりはしている。

ハスちゃんは、急に行きたい高校が出来て、その高校は県下の公立校で最も偏差値が高い学校なんだけど、スマホに時間を盗まれないので、なんとかやれる気がするね。まだまだ受験は1年先だからなかなかエンジンかけるの難しいけど、少しずつできることをやっていこう。

ハスちゃん期末試験奮闘中

ハスちゃん、期末試験中。初めて試験勉強というものをして、試験に臨んでいる。

行きたい高校が見つかって、急変したハスちゃん。あの志望校を決めた日、その日そのタイミングから、なんだかハスちゃんの毎日が変わって。ヘアピンカーブでぎゅん!とハンドル切ったイメージ。

親として最後の大仕事、高校受験のサポート。こたつで勉強中のハスちゃんの横で 、糸山先生が記してくれている受験勉強の仕方を私も確認。絶対学力をめくりながら、高校受験に関しての記載を読む。

子供のやる気はいつか必ず出ます。でも遅すぎることが多い、とある。ハスちゃんは入試の丁度1年前にやる気を出した。中1からやる気のある子に比べたら遅いけど、比べる必要はないね。遅すぎないタイミングでよかった。

期待してしまう親

行きたいと思う高校ができて、高校入試に向かって努力し始めたハスちゃんが、まぶしくて、嬉しすぎて、ちょっと興奮気味だった私。ここらへんでちょっと落ち着こう。

試験勉強に必要なもの、教科書ガイドやら、過去問集やら、デッサン関連用品やら、もう買いそろえた。もう私がやることはない。

ハスちゃんとおしゃべりできる、夕食時など、どうしても高校受験関連のこと話してしまう。ハスちゃん志望校受験に必要だと言われている調査表の点、だったり、今年の倍率だったり、ハスちゃんにとって有益だと思う情報を与えていた。けど、もう、落ち着こう。

昨夜、21時にベットに入っていたハスちゃんに対して、「え?もう寝るの?」と言ってしまった。一応期末試験発表中なのに、やることいくらでもあるだろう、と思ってしまって。ハスちゃんが「もう寝る、今日はやりたくない」と言って、それを聞いて、あぁ、落ち着こうと思った。

群馬のどんぐり教室主宰のさとちゃんが、これまたタイムリーなブログ”子どもが前にすすむとき”を書いてくださっていた。

子どもに前に進んでほしかったら、
子どもの視界からそっと姿を消すことです
時々不安になると振り返る我が子に、
ダイジョブ、ここにいるよ、って笑顔を返すだけで
それだけで、子どもは力強く前に進んでいきます


どんぐり学舎 & D→K Room

いやぁ、私うっとおしい母になってたわぁ。そっと視界から消えよう。

ハスちゃん高校受験へ

ハスちゃんが、高校受験に向けてスタートを切った。親子共々、高校受験にあまり興味がなかったのにこの変わりようは面白い。

興味がないといっても、私は親として、賢いと思っているハスちゃんが成績も良くて、高校もそれなりのところへ、くらいのことは希望としてあったのだけど、中学に入学して色々あり、学校に普通に通っていることだけで感謝するようになったこと。いい成績とりたい、テストでいい点とりたいという、私が大体の生徒が持っていると勘違いしていた欲求を、ハスちゃんが全くと言っていいほど持っていないことに気づいたこと。ハスちゃんの賢さは、学校で評価される類の賢さではないんだな、と感じたこと。それらの色々含めて、高校か、もう行かなくてもいいんじゃないかな、と思っていた。

県下唯一の美術コースがある偏差値が高い高校へ行きたい!と、志望校調査票に記した。ハスちゃんの成績で志望する高校ではないから、先生に何か言われるかもしれないよ、それを覚悟で志望校にするよ!偏差値は気にしないで、ハスちゃんが行きたいかどうか、それだけを考えて目標にしよう!と話して。

それからというもの、日々授業中絵を描いて過ごしていたらしいハスちゃんが、態度を一新し、授業に臨んでいるらしい。いささか手遅れな気もしないでもないが、ハスちゃんは「もう3日も真面目に授業に取り組んでいるから、先生達に私は授業を真面目に受けてる子という印章がついてきてるはず」と楽観的。どうか先生達の記憶が上書きされますように。

この3連休、珍しく私の予定が何もなく、家に籠って過ごした。ハスちゃんが志望する高校の入試情報を確認して、デッサンに必要な鉛筆やら練り消し、画用紙をネットで注文したり、図書館でデッサン関連の本を予約したり。

高校受験といえば、受験のプロ、どんぐり倶楽部の糸山先生だ。私にとっては。ハスちゃんもカメちゃんも全く塾に行っていないから、私にとっての命綱。糸山先生が公開されている受験勉強の仕方、をもう一度確認する。中学に入学してすぐ買った問題集なんかも、無駄になったなーと思っていたけど、ハスちゃんは引っ張り出して使っていた。買う気が失せていた公立高校入試問題10年分、もポチった。こんな日がこようとは。

ハスちゃんは、学年末試験発表があり、今はとにかく少しでも調査票を良くするために、テスト勉強に集中している。3連休、なにやら長時間勉強している様だった。見張ってるわけじゃないから、本当にしてるかはわからないけど。

志望校の受検まで1年。受かるかどうかは分からないけど、今、頭がやわらかく、吸収力抜群のこの時期に、目標に向かって勉強する気になっている娘を見ることはとても嬉しい。やはり、効率的に学べる時期は今!だと思う。

ハスちゃんを見ていると、何をするにも、目標があるとないとでは全然違うんだな、と思う。ハスちゃんは、ようやく勉強するモチベーションを手に入れた。

なんでそうなるかなぁ

漫画原作者が急逝するというニュースでネットが騒がしい。まだ完結していない漫画を映像化するのは、素人の私でもよしたほうがいいのでは、と感じる。

原作者にもいろんな方がいると思う。映像化された作品はもう別物、と割り切って、お金儲かるし、とメリットを享受できる方。そうでない方、自分が生み出した作品は自分の分身だと考え、映像化されても勝手にされては困る、いくらお金積まれても、という方は、映像化を許可しない方がいい。どうせろくなことには成らない気がする。

ハスちゃんがもし、原作者という立場になるとしたら、映像化は許可しないほうがいい、と助言する。彼女は漫画や小説が映画化されたものに対して幻滅していることが多い。 私よりも原作者の気持ちが分かる子だから、 私の出る幕はないか。

海猿の原作者が、撮影現場を訪れた時に主演俳優の態度が良くなかったと言った件。それに対してコメントを発表した主演俳優。そのコメントに批判殺到。

そのコメントを読んだけど、なんでそうなるかなぁ、と感じた。本人が書いたのか、マネージメントの誰かが準備したのか、わからないけど、どちらにせよ、なんでそうなるかなぁ、だ。自分の事を書くとどうしても主観が強くて的外れになることが多い。だから、それを周りの大人が客観的に意見することが大切なのは常識。

特に、有名俳優が出すコメントなんだから、もう本当に複数人のわかる大人がチェックして出さないと。海猿原作者が指摘した争点に対してのアンサーを書かないと。ねぇ。ただ、撮影中は役作りに集中していて、その集中を切らせたくなかったので、失礼な態度になりました。すみません、でよかったのにね。

忌憚なき意見を言える有能なブレインが周りにいることの重要性を感じる。

カスへの対応

”僕のことを好きじゃない誰かのことでくよくよする時間はないんだ。僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるからby snoopy”

先日読んだ本で出てきたスヌーピーの名言。私はこのような生き方をしていて、スヌーピー私もそうだよ!同じだよ!と共感しまくった言葉。この言葉を、昨夜ハスちゃんに贈った。

寝る前に、学校に提出する進路希望の書類のことでハスちゃんの部屋を覗くと、こちらを見ない。どうしたんだろう、と思ったら、泣いたような目をしている。理由を聞いたら、別に小っちゃいことだから、と言いながら、話してくれた。

「他のクラスの男子で5,6人、名前も知らないんだけど、廊下ですれ違う時に、すっごい笑うんだよ。今日も帰る時にすれ違って、笑ってたから、”何で笑っとるんじゃろう”と一緒にいた友達に行ったら、私の見た目、外国人みたいだから、それを色々言ってる子がいる”って言われて」と泣き出した。

いろんな話をした、悲しいね、苦しいね、腹立つね、その思いを抱くことはおかしいことじゃない。その感情を認めて、そしてすっと手放そうと伝えて、上記のスヌーピーの言葉を贈った。

明日学校に乗り込んで、失礼な男子生徒を特定して、さらし首にしてやろうか!と思うくらい腹が立ったんだけど、そんなことして何になる。先生に注意してもらったり、親に連絡したところでそんなタイプの人間が変わるとは思わない。

私も苦しい時にいつも救ってもらった美輪明宏さんの言葉を思い出す。

“カスの相手をしている時間なんて、もったいないでしょ。「そんな人たちは、私の人生になんの傷も与えられない」と思える強さを身につけることが大切です。”

今の学校を逃げ出しても、他の学校にも必ずそういう輩はいる。高校にも大学にも、会社にも、いる。逃げても逃げてもいるんだ。だから、自分が強くなるしかないね。中2のハスちゃんには酷かもしれないけど、大事な修行の時だと思って学校へ送り出す。

スヌーピーと美輪さんの言葉を胸に、強く毅然といて欲しい。