カメちゃん登校拒否

「中学校の先生って、小学校の先生と全然違うね」とカメちゃんが言った。

昨日は、一昨日学校で嫌なことがあった、先生が嫌だ会いたくない、ということでお休みした。何が嫌だったかというと、自分の言い分を全く聞いてくれないこと、と言っていた。それもあるだろう。でも学校に行きたくないくらい強く先生への嫌悪感を感じているのは、そこじゃないなと感じた。

先生から強く注意されたわけじゃなくて、先生の声かけの仕方が、おちょくってるように感じて凄く嫌で腹が立ったみたい。そこだな、と。

先生への伝え方が難しかった。起こった事柄だけを聞くと、あまり大したことではない。先生も、?はて?という感じだった。だけど、学校に行かない程カメちゃんにとっては嫌だった。

推測だけど、先生は本当に認識していないかもしれないけど、腹の奥底で問題行動、気になる行動をする生徒への軽蔑、軽視、の気持ちがあるのではないかな、と感じた。

先生と直接話に行って、カメちゃんは少し落ち着き、今日は嫌々ながら登校した。行ったら仲間がいる、楽しんでいるといいけど。

逆効果

ハスちゃんが中2の冬に行った修学旅行の一環で、大学訪問というのがあった。各々興味がある大学に見学に行った様で、修学旅行から帰ったハスちゃんは、あの学校に行きたい!と興奮していた。

来年から、高等課程ができるんだって、だから中学卒業したら行きたい!と、それはそれは熱く語られたのだけれども。とにかく学費が高い!そして東京!というのがネック。あと、何の努力もしなくても、お金さえ払えば入学できる、っていうのが、私は好きではない。成績も、デッサン力みたいなものも問われない。そういう学校って、金、金、金、というイメージしてしまって、中学卒業した娘を行かせたい教育機関として認識ができない。

申し訳ないけどハスちゃんには理由を話して、そこへの進学は母としてお断りした。

そして、そのハスちゃんが訪問したデザイン系の専門学校みたいなところから、何度も何度もDMが届く。今日も届いた。数えてないけど、もう10回弱は届いてないか?1か月に1回くらいのペースで届く。

そんなにDM出しまくるのって、なんかいいことある?郵税かかるし、宛名ラベル作って貼って、封入して、の作業、人件費もかかるし。おまけに、そんなにDM送られたら、そんな人気ないの?と心配になっちゃう。下手な鉄砲数うちゃ当たる戦法か!?

逆効果だと思うんだけど、私は。

ベイマックス

今日は、いよいよ、カメちゃんと映画ベイマックスを観る。

いよいよ、と書いたのは、本当に待ちに待った、楽しみに恋焦がれていたので、いよいよ、なんだ。

我が家、もちろんWi-Fiは使えるけど、夜の9時には切るし、平日は娯楽のためのPCやテレビ視聴は1時間、週末は2時間くらい、みたいな制限をしていて、カメちゃんもハスちゃんもスマホは持っていない。アマゾンプライムも、ディズニーチャンネルも、ネットフリックスも契約していない。いわば、平成みたいな生活をしている。

ベイマックス観たいな、とカメちゃんが1年前くらいだったかな、言った日があって。観たいね、と思ったけど、最寄のレンタルビデオ屋は車で30分かかるから、わざわざかりに行くってことはしなくて。ネットでも我が家では観られない。そのまま1年以上が過ぎ。。。

なんと!先週の金曜ロードショーでベイマックスをやっていた!ハスちゃんカメちゃんは金曜ロードショーを毎週録画していて、ベイマックスが録れてるのに気づいたカメちゃんが興奮していた。

「ベイマックスだ!ベイマックス撮れてる!」と。ベイマックス観たいな、と言った日から、そんなに強い思いではないけれど、ずーっと観たいな、という気持ちがあったんだよね、私もそうだった。

平日は9時に電子機器を触るのをやめて、10時には就寝する。部活をして帰宅して、学校の課題をし、夕食を食べ風呂に入り、をしていたら、映画鑑賞の時間はとれない。カメちゃんは観たくて溜まらなかったみたいだけど、1日30分とかコマ切れに見るより、どうせならじっくりと全部見ようよ、だから週末に観よう!となんとか説得して。

それから1週間、カメちゃんはベイマックス楽しみだね、と言い続けて。昨日も「明日ベイマックス観れるね」と。私は、録画した金曜ロードショーをこんなに心待ちにワクワクしている中1男子、とてもレアなんじゃないか、と思う。

もちろん、ベイマックスは素敵な映画だから観るのは楽しいだろう。でも、この観る前のワクワク楽しみな時間、がとても楽しくて愛しい、ということを私は大人なので知っている。

大きなミス

人生は失敗の連続である。ということは分かっているが、自分が子育てにおいてやってはいけないミスを犯すとは。。。

私は英語が得意なので、カメちゃんが中学に入学して以来、毎日英語レッスンをしていた。毎日だから、1日15分程度。カメちゃんの英語の先生はかなり熱心な方で、毎日1ページ英語ノートを書かせるような人。初めはやらせすぎじゃない?と感じたけど、そのおかげもあって、カメちゃんは英語に慣れていき、英語というものを掴んできた。

少しずつ英語で表現できるようになり、私は教科書を教えながら、少し応用力を付けるような高度な質問をしたりして。できないカメちゃんに対してなんでそうなるの?的なことを強く言ってしまった日、カメちゃんが「もう嫌だ、ママとやりたくない」と言った。

押し問答の末、「もうやらなくていい、でもやらないならマックブック、使わせない!」とカメちゃんに買ったPCを取りあげた。毎日1時間、マックブックでゲームを楽しんでいたカメちゃんを見ていたし、マックブックを取り上げたら、やっぱり英語やる、と言ってくるんじゃないかと思って。

意外にも、3週間くらい、何も言ってこなかった。マックブックでゲームやりたくないのかな?とか、こちらが気にする程。

ある日、カメちゃんの部屋から、5袋位、スナックの袋が出てきて。それは私が食べないで、と言う類の身体によくないスナックで。学校帰りにこっそり買ってきて食べてたみたい。数日、夕食の時あきらかにおなか減ってない感じだったり、「口内炎が痛い」と言っていたり、おかしいとは思った。

そこで気が付いた。私大ミス犯してない?!と。私が英語の教え方厳しすぎて、カメちゃんの自尊心を傷つけるようなこと言って、私が悪かったのに、その上カメちゃんが楽しんでいたPCを取り上げてる。ダメじゃん!と思って。それに気づいて、寝れない夜を過ごす。

翌朝、起きたカメちゃんにすぐ謝って。私間違っていました。すみません。PC返します。1日1時間、ゲームしていいからね。ごめんね、と謝って。そしたらカメちゃん、ニッコリ、握手してくれた。

PC取り上げてた間も、反抗的になるってことはなく、表面的にはいつもと変わらないカメちゃんだったから、中々気づけなかった。ゲームしなくなって一石二鳥くらいに思ってて。あほだな、私。

ごはん多いよ

中学生になってから、外で遊ぶ機会が減ったカメちゃん。昨日はお友達と近所の遊園地のプールへ。一昨年は親同伴で行ったけど、今年は送迎のみ。そんなタイミングで、カメちゃんの成長を感じる。

カメちゃんはガラケーを持っているのだけど、あまり携帯していないし、昨日なんて、携帯持った?と聞いたら「あ、電池切れてるわ」だって。子供だけでプールに行くというシチュエーションにこそ、携帯持って行って欲しいんだけど。。。

何かあったら、一緒に行くお友達の携帯をかりて連絡してね、と言って送り出す。

12時半、カメちゃん友人の携帯から着信!何かあったか!!!?と緊張して電話に出る。「ママ~、お弁当、ごはん多いよぉ~」とカメちゃん。ずこっ!ずっこけるわ。わざわざ友人の携帯借りてまで電話してくる内容か!?笑

ハスちゃんにこの話をしたら、「多かったんだろうねぇ」と。わざわざ友達の携帯かりてるんだよ、と言ったら、「残したらママに怒られると思ったんじゃない?」とハスちゃん。そうだね、残したら怒るよね、私。

食べたふりして捨てる、という選択肢はない様で、そこはかわいいやつだな、と思う。食べるものへの私のこだわり、子供につたわってるといいな。

英語が好き

どこから書こうか。昨日びっくりしたこと。

2学期が始まって数日。1学期は、社会が面白いと言っていたカメちゃん。なんでそういう流れになったかは覚えてないけど、「今は何の教科が好き?」と聞いて。考えるカメちゃん。「社会?前は社会って言ってたよね」と言ったら、「今は、英語かな」とカメちゃんが言って。

たまげたよ、私は。

私はアメリカ留学経験があって、外大卒なもんで、英語は得意。せっかく自分が得意なんだから、子供には英語を教えたい。自分の子供が英語の成績悪い、ってのは避けたい、という思いがあって、ハスちゃんカメちゃんが中学に入学してから、毎日15分くらいの英語レッスンをしてきた。

カメちゃんが中学校に入学してびっくりしたのは、小学校で英語の授業があって、多少は英語わかってるかと思っていたら、勘違いで、全然わかって無くて愕然とした。

私調べでは、カメちゃんは数学センスがある。あんな私からしたらめっちゃ難問のどんぐり問題を軽く解く力がある。でも、語学センスは、、、今のところない。笑

初めてカメちゃんに英語レッスンした時とか、原始人か、チンパンジーに言葉を教えてるような感覚になったくらい。センスはないけど、素直で前向きだから教えやすかった。センスが無くても、毎日、毎日の積み重ねが功を奏し、クラスの中でも英語はできる子、の位置にいる。

夏休みも毎日英語レッスンをしていた。そしてある日、厳しすぎる私にカメちゃんが遂にNOを突きつけた。もう、1人でやる!と。また、やってしまった。

英語レッスンしないなら、マックブックエア、もう使わないで!と親として卑怯な台詞を吐いたけど、カメちゃんは譲らなかった。マックブックエア使ってゲームしたいだろうから、数日経ったらやっぱり英語レッスンやる、と言い出すかと思ったんだけど、そうならない。

夏休み前半は、毎日英語レッスンしてたから、夏休みの課題もしっかりと出来ているだろうし、私とのレッスンが無くなってからも、カメちゃんは一人でコツコツと英語は続けていたようで。

夏休み明けの英語の暗唱もあなたパーフェクト!を頂いたらしく、そしてライティングとリスニングのテストも満足いく出来だった様だ。それを嬉しそうに報告してくれるカメちゃん。嬉しいよ。でも、私、やっぱり、レッスンしたい。。。でも言えない。

そこにきての、カメちゃんの英語が好き、宣言。びっくりよ。私、邪魔しない様にしよう、と誓った朝でした。

夏休み、おわったー

夏休みが終わった。脱力。。。

ハスちゃんもカメちゃんも元気に登校して行った。ハスちゃんは夏休み最終日、「夏休み3か月くらいあったらいいのに」と言っていたけど。

一応、学校があんまり得意じゃない、学校では色々ありすぎたハスちゃんだから、「行きたくなかったら行かなくてもいいんだよ、夏休み明けは子供の自殺がもっとも多いといわれてるからね」と言っておいたけど、登校したね。

ハスちゃんは美術系の高校を第一志望に決めて、一応燃えている、みたい。私にはそんな風には見えないけど。笑 行きたいと思える高校があってよかったね。でも、もしかしたら、その高校に受からないかもしれない。そんなもしかして、の話は今する必要ないと思うけど、たまにそんな話になる。

もし、第一志望の美術系の高校がダメだったら、もう、高校行かなくてもいいよ、学びたくもないことを、嫌な制服着て、校則に縛られて通う、なんて苦痛でしかないでしょう?もう、通信制の高校、でもいいよね、と言ったら、通信制は嫌だ、とハスちゃんが言った。

中学校に入学して、いじめにあい、1人で家で学び、フリースクールに行き、保健室に行き、そんな時は、ハスちゃんは高校は通信制がいいかな、と本気で思っていたけど。今のハスちゃんは、通信制の高校が視野に入っていない。

通信制が悪いとかどうこうじゃなく、同年代の仲間と直接会って、学ぶ、ということ、学ぶだけじゃなくて、リアルに交流することの方がハスちゃんには魅力的みたいで、それが嬉しい。

子離れ

旅立ちの時、といったら大げさだけれども、ハスちゃんもカメちゃんも成長して、私から旅立ってゆくタイミングなんだろうなぁ、と感じています。

2人が産まれてからずっと一緒、2人を置いて夜飲みに行ったことも、同窓会とか本当数回だけ。子供がいるから、と飲みの席も参加しなくなって。無理に我慢して、というか、そうしたかったから。

でも、もう、2人とも大きくなった。私には趣味あれこれあるし、社交的なタイプで、子供が巣立っても大丈夫、自分の人生楽しめる、と思っていたけど、いざ、子離れを意識すると、とても寂しいもので。

昨日は特に、ハスちゃんともカメちゃんとも衝突してしまって、食事だけ作って出す、それ以外はコミュニケーション一切とらず、という一日だった。よかれとおもってやる、私の色々が鬱陶しいのだろう。子離れの時なんだな。

暑いから、とさぼっていたウォーキングを、久しぶりにやってみた。ハスちゃんカメちゃんと関わらないと、本当、暇、というか時間があって。夕食後、歩きに出た。何とも言えない夕陽が沈んだ後のマジックアワーの空をみて、涙が流れた。

美しい自然を見て、浄化された気がする。

夏休み、衝突

夏休みが始まって22日。実家に帰ったり、何校かオープンスクールへ行ったりで、あっという間の今。

高校、行く?から始まり、県内屈指の進学校の美術科を志望し、ちょっと勉強を頑張り始めて、でも中3の1学期末には、やっぱり自分にはあの進学校は向いてない、もちろん成績も伴ってない、と判断して、母としても納得しかない状況になり、さてどうするか。。。

そんな時見つけた愛媛県の公立高校のデザイン科。なんと現在寮を建設中で、今年度から全国募集を始めると言う。神がかったタイミング!ハスちゃんのために!と言いたくなるような計らい。笑

夏休み、我の強いハスちゃんと私はぶつかることが多い。家にずっといられるとなぁ、イライラすること増えるんだよね。お互い。笑

死に物狂いでデッサン練習して愛媛のデザイン科に入る!と言っているハスちゃん。本当、もう離れて暮らしたいと願う母。そんな数日です。

run away baby

昨日の朝ごはんの席で、ハスちゃんが「ママ、ブルーノマーズで何の曲が好き?」

私は音楽、歌の入っている音楽はあまり聞かない。今はやっている曲とかも知らない。アーティストも知らない。でも、大学の友人が、この曲いいと教えてくれたの、ブルーノマーズ、だったな。

「1曲しか知らないんだけど、あのone two threeってやつ。あれいいね」と答えた。こんなに音楽聞いてないのに答えられたこと、奇跡!答えられなくてもいいんだけど。

ふーん、あれね、とハスちゃん。ハスちゃんは好きな曲はあるの?と聞くと、run away baby と言う。聞いたことない。逃亡した赤ちゃん?いや、違うだろう、そんな曲流行らないよね。

ハスちゃんが学校に行ったあと、run away babyを聞いてみた。疾走感のある、何か物語が動いていくときに使われそうな音楽で、とってもよかった。なんだか昔の感覚を思い出した感じ。そのままブルーノマーズのアルバムを聞きながら家事。テンションあがって、体が動く動く。いつもはやらない床の拭き掃除までやってしまった。音楽っていいね。

ハスちゃんには、ママっていい母親だけど、趣味が全然合わないよね。母親じゃなければ絶対話さないから、母親でよかった。と言われたことがある。ハスちゃんの好きな曲、英語の曲、私の英語のとレーニングとしてもいいし、run away babyを歌えるようになろう、と思った。

ハスちゃんにそれを伝えたら、1年聴いてても全然歌えないわーと言っていた。よし、やるぞ!とやる気になって、「あー若い子が家にいるっていいねー、久しぶりに最近流行っている曲知れてなんかよかったわー」と言ったら、「あ、それ10年以上前の曲だけどね」と言われた。

そうなんだ。でも私からしたら、10年以上前の曲も新しい曲なんだわ。なんせ、昭和の懐メロくらいだからね、知ってるの。