ため息の朝

カメちゃん、学校嫌だ、発令。学校休んでいる。

先週も、行きたくなさそうなカメちゃんを、私が送迎したり、何とか鼓舞して行かせた感じだった。今日は、学校行くパワー無し宣言。

ハスちゃんは不登校を乗り越えて今は毎日登校している。カメちゃんは学校好きな子だから、大丈夫だろう、と、思っていた。から、またか、という脱力感。ため息ばっか出る。

学校、行きたくないのに行かせるわけにはいかない。それは分かってる。分かっているけど、ため息。

行かなくても勉強は出来る。勉強ははかどるくらい。でも、授業に出席しない状態ではいい成績はつかないだろう。そのデメリットもカメちゃんには話をした。でも、でもでもやなんだもん。って感じか。

カメちゃんが嫌なのは、先生。担任は我慢できるレベルの嫌、でも、他に1人本当に嫌なN先生がいて。担任の先生は、評判はいい。ハスちゃんは嫌いじゃない、と言う。でも担任だったら嫌かも、みたいな声は聞く。正しすぎて、まっすぐすぎて、息苦しいというか。で、もう一人のN先生は、今まで好きという生徒や、いい評判は耳にしたことが無い。私が知ってる限りみんな嫌い、と言う。

はぁ。

これ、何のチャンス?ひすいこたろうさんの言葉を胸に。

午後は、カメちゃんとフリースクールに行くことにした。なつかしい。

犯人を捜せ!

夕食の席で、カメちゃんが話し出した。

「今日、数学のミニテストがあったんだけどね、その時誰かの携帯が鳴って、でもテスト中だからその時は先生は何もしなくて。テスト終わって、携帯鳴りましたよね、誰ですか?って始まったんだけど、もちろん誰も名乗り出なくて。担任の先生がちょうど次の時間の授業の担当で来たから、事情を話したら、誰ですか?正直に名乗り出てください、と問い、誰も名乗り出ない。そのまま休憩時間になって、次の授業を潰して携帯鳴らした犯人捜し。ひたすら、正直に名乗り出てください、だから、もう何人かで「持ち物検査をしてください」と訴えたんだけど、全然聞いてくれなくて。1人ずつ別室に呼ばれて面談。それでも誰も名乗り出ない。放課後、帰りの会の時にまた犯人捜し。先生が紙配って、アンケート形式。先生は、これに犯人が名乗り出ないと、また帰りの会が長くなりそうですね、と言っていた。回収した紙を見て先生が、もっと早く名乗り出てください、と帰りの会を終わった。もういい加減にしてほしい。持ち物検査をさっさとして、授業してほしかった」

はぁ。先生哀れ。トラブル対応が下手すぎる。

本気で犯人を特定したいなら、数学のテスト後誰も動かさない状態で、男性の先生が男子生徒のポケット、女性の先生が女子生徒のポケットを確認し、そのまま生徒を外に出して、机の中を確認。これすべきじゃない?

もしくは、次授業中に携帯が鳴ったら、上記の調査を実施しますので覚悟しておいてください、とくぎを刺して、何事もなかったように授業。そしたら、スマホ持ち込んでいる生徒も注意して電源切るだろう。

今の時代、ワシントンの桜の木みたいに、正直者を讃えるみたいなのはもう違う気がする。特に生徒の携帯関連の問題には。いろんな生徒がいて、携帯に依存し過ぎている子がいるのは明らか。そんなもの大人が作ってしまって、買い与えてしまったのだから、仕方がない。

だとしたら、もう、学校に持ってきたら、命がけで電源を切る。命がけで隠す。授業の邪魔をしない、を徹底させるくらいしか、ないよね。

この一件で、またカメちゃんの担任への不信感が募ってしまったのである。

正しさの押し付け

カメちゃんの担任の先生のこと、よく考えている。初めの印象は悪くはなかった。でも、少しずつ、少しずつ、そんなに大きくない、些細な出来事が積み重なり、カメちゃんは先生への嫌悪感を抱いている。

先生、正しいんだよね。息苦しいほど。正しさの押し付け、だと生徒は感じているんだろう。心を置き去りにされて、行動だけ正せと言われ続ける。気になる生徒はよく呼び出して話しをするみたいだけど、それも出来ないことを指摘され、正せ、と正論をかざされる。うざい、としか生徒は思わない。

カメちゃんの同級生、もちろん先生が理由ではないだろうけど、少なくとも2人転校した。もし、先生がその子達の心に寄り添える人だったら、転校しなかった可能性があるかと思う。

正しい100%は、息苦しいよね。先生はそれを分からないかな。

人の振り見て我が振り直せ

カメちゃん、担任への不快感があるからか、学校、行きたくないなぁという気持ちが朝は大きそうで。今日は車で連れて行った。

給食の時、友人のH君が、小学校の時の担任がめちゃめちゃ怒鳴り散らすタイプだったけど、参観日の時だけ全然違って、それが嫌だった、の様な話をして、それを聞いていた今の担任が、「それは嫌だね、僕はそんなことしない」みたいなことを言ったらしく。カメちゃん、あんただってやるじゃん!と驚いたって。笑

教育委員会の人が見に来る研究授業の時、いつもの授業では全然笑顔とかせんのに、生徒に質問するときとかめっちゃ笑顔で聞いたり、生徒の答えにオーバーな笑顔でリアクションしたり、で、それを見たクラスメイトがいつもとのあまりの違いに、「はぁ?」とか「えぇ?」と奇異なものを見て驚いて笑ってた、と。

自分のことってわからんよね。

カメちゃんの担任、悪い人じゃなく、まっすぐな真面目な方なんだけど、人の気持ちがあまり理解できないようで、あと、自分のこともわかっていないのかもしれない。

カメちゃんには、嫌な人、自分と合わない人との接し方を、体得してほしいなぁ。

カメちゃん行き渋り

カメちゃん、担任の先生が嫌、となって学校を休んだけど、先生と直で話す機会を作り、金曜日はなんとか登校。行きたくない感じはあったけど、カメちゃんは先生以外は学校が嫌いじゃないから。行けば大丈夫、仲間と会ったら楽しめる、と思って。

自転車で登校する気力がなさそうだったから、車で送って行って。部活終わりのカメちゃんを駐車場で待っていたら、車までくる間に会う子会う子に「カメちゃん、バイバイ!」と声かけてもらってて。あぁ、いいなぁ、みんなありがとう、と思った。カメちゃんはとても顔が広い子だ。

3連休が終わり、今朝。またカメちゃんが「なんか気持ち悪い」と言う。学校に行きたくないんだと思う。そんなカメちゃんに、「大丈夫だから!」と声をかける私。カメちゃんは、学校に行けば、楽しめる、と思っているから行きなよ!と言ってしまう。嫌なのは担任の先生だけ。だけじゃないかもだけど。

ハスちゃん曰く、カメちゃんの担任のことは嫌ではないけど、めちゃめちゃ注意が多い先生だ、と。授業中、先生の話を聞いていない子をしつこく注意するって。他の先生はもっとゆるい、と。品行方正、ザ・先生!という方なんだよね。でも共感力は低そう。

学校嫌いじゃないカメちゃんがこんな風になるなんて。。。もともと学校嫌いのハスちゃんが今はイキイキと学校に通っている。学校とは、人、なんだよな、とため息。

 

カメちゃん登校拒否

「中学校の先生って、小学校の先生と全然違うね」とカメちゃんが言った。

昨日は、一昨日学校で嫌なことがあった、先生が嫌だ会いたくない、ということでお休みした。何が嫌だったかというと、自分の言い分を全く聞いてくれないこと、と言っていた。それもあるだろう。でも学校に行きたくないくらい強く先生への嫌悪感を感じているのは、そこじゃないなと感じた。

先生から強く注意されたわけじゃなくて、先生の声かけの仕方が、おちょくってるように感じて凄く嫌で腹が立ったみたい。そこだな、と。

先生への伝え方が難しかった。起こった事柄だけを聞くと、あまり大したことではない。先生も、?はて?という感じだった。だけど、学校に行かない程カメちゃんにとっては嫌だった。

推測だけど、先生は本当に認識していないかもしれないけど、腹の奥底で問題行動、気になる行動をする生徒への軽蔑、軽視、の気持ちがあるのではないかな、と感じた。

先生と直接話に行って、カメちゃんは少し落ち着き、今日は嫌々ながら登校した。行ったら仲間がいる、楽しんでいるといいけど。

逆効果

ハスちゃんが中2の冬に行った修学旅行の一環で、大学訪問というのがあった。各々興味がある大学に見学に行った様で、修学旅行から帰ったハスちゃんは、あの学校に行きたい!と興奮していた。

来年から、高等課程ができるんだって、だから中学卒業したら行きたい!と、それはそれは熱く語られたのだけれども。とにかく学費が高い!そして東京!というのがネック。あと、何の努力もしなくても、お金さえ払えば入学できる、っていうのが、私は好きではない。成績も、デッサン力みたいなものも問われない。そういう学校って、金、金、金、というイメージしてしまって、中学卒業した娘を行かせたい教育機関として認識ができない。

申し訳ないけどハスちゃんには理由を話して、そこへの進学は母としてお断りした。

そして、そのハスちゃんが訪問したデザイン系の専門学校みたいなところから、何度も何度もDMが届く。今日も届いた。数えてないけど、もう10回弱は届いてないか?1か月に1回くらいのペースで届く。

そんなにDM出しまくるのって、なんかいいことある?郵税かかるし、宛名ラベル作って貼って、封入して、の作業、人件費もかかるし。おまけに、そんなにDM送られたら、そんな人気ないの?と心配になっちゃう。下手な鉄砲数うちゃ当たる戦法か!?

逆効果だと思うんだけど、私は。

ベイマックス

今日は、いよいよ、カメちゃんと映画ベイマックスを観る。

いよいよ、と書いたのは、本当に待ちに待った、楽しみに恋焦がれていたので、いよいよ、なんだ。

我が家、もちろんWi-Fiは使えるけど、夜の9時には切るし、平日は娯楽のためのPCやテレビ視聴は1時間、週末は2時間くらい、みたいな制限をしていて、カメちゃんもハスちゃんもスマホは持っていない。アマゾンプライムも、ディズニーチャンネルも、ネットフリックスも契約していない。いわば、平成みたいな生活をしている。

ベイマックス観たいな、とカメちゃんが1年前くらいだったかな、言った日があって。観たいね、と思ったけど、最寄のレンタルビデオ屋は車で30分かかるから、わざわざかりに行くってことはしなくて。ネットでも我が家では観られない。そのまま1年以上が過ぎ。。。

なんと!先週の金曜ロードショーでベイマックスをやっていた!ハスちゃんカメちゃんは金曜ロードショーを毎週録画していて、ベイマックスが録れてるのに気づいたカメちゃんが興奮していた。

「ベイマックスだ!ベイマックス撮れてる!」と。ベイマックス観たいな、と言った日から、そんなに強い思いではないけれど、ずーっと観たいな、という気持ちがあったんだよね、私もそうだった。

平日は9時に電子機器を触るのをやめて、10時には就寝する。部活をして帰宅して、学校の課題をし、夕食を食べ風呂に入り、をしていたら、映画鑑賞の時間はとれない。カメちゃんは観たくて溜まらなかったみたいだけど、1日30分とかコマ切れに見るより、どうせならじっくりと全部見ようよ、だから週末に観よう!となんとか説得して。

それから1週間、カメちゃんはベイマックス楽しみだね、と言い続けて。昨日も「明日ベイマックス観れるね」と。私は、録画した金曜ロードショーをこんなに心待ちにワクワクしている中1男子、とてもレアなんじゃないか、と思う。

もちろん、ベイマックスは素敵な映画だから観るのは楽しいだろう。でも、この観る前のワクワク楽しみな時間、がとても楽しくて愛しい、ということを私は大人なので知っている。

大きなミス

人生は失敗の連続である。ということは分かっているが、自分が子育てにおいてやってはいけないミスを犯すとは。。。

私は英語が得意なので、カメちゃんが中学に入学して以来、毎日英語レッスンをしていた。毎日だから、1日15分程度。カメちゃんの英語の先生はかなり熱心な方で、毎日1ページ英語ノートを書かせるような人。初めはやらせすぎじゃない?と感じたけど、そのおかげもあって、カメちゃんは英語に慣れていき、英語というものを掴んできた。

少しずつ英語で表現できるようになり、私は教科書を教えながら、少し応用力を付けるような高度な質問をしたりして。できないカメちゃんに対してなんでそうなるの?的なことを強く言ってしまった日、カメちゃんが「もう嫌だ、ママとやりたくない」と言った。

押し問答の末、「もうやらなくていい、でもやらないならマックブック、使わせない!」とカメちゃんに買ったPCを取りあげた。毎日1時間、マックブックでゲームを楽しんでいたカメちゃんを見ていたし、マックブックを取り上げたら、やっぱり英語やる、と言ってくるんじゃないかと思って。

意外にも、3週間くらい、何も言ってこなかった。マックブックでゲームやりたくないのかな?とか、こちらが気にする程。

ある日、カメちゃんの部屋から、5袋位、スナックの袋が出てきて。それは私が食べないで、と言う類の身体によくないスナックで。学校帰りにこっそり買ってきて食べてたみたい。数日、夕食の時あきらかにおなか減ってない感じだったり、「口内炎が痛い」と言っていたり、おかしいとは思った。

そこで気が付いた。私大ミス犯してない?!と。私が英語の教え方厳しすぎて、カメちゃんの自尊心を傷つけるようなこと言って、私が悪かったのに、その上カメちゃんが楽しんでいたPCを取り上げてる。ダメじゃん!と思って。それに気づいて、寝れない夜を過ごす。

翌朝、起きたカメちゃんにすぐ謝って。私間違っていました。すみません。PC返します。1日1時間、ゲームしていいからね。ごめんね、と謝って。そしたらカメちゃん、ニッコリ、握手してくれた。

PC取り上げてた間も、反抗的になるってことはなく、表面的にはいつもと変わらないカメちゃんだったから、中々気づけなかった。ゲームしなくなって一石二鳥くらいに思ってて。あほだな、私。

ごはん多いよ

中学生になってから、外で遊ぶ機会が減ったカメちゃん。昨日はお友達と近所の遊園地のプールへ。一昨年は親同伴で行ったけど、今年は送迎のみ。そんなタイミングで、カメちゃんの成長を感じる。

カメちゃんはガラケーを持っているのだけど、あまり携帯していないし、昨日なんて、携帯持った?と聞いたら「あ、電池切れてるわ」だって。子供だけでプールに行くというシチュエーションにこそ、携帯持って行って欲しいんだけど。。。

何かあったら、一緒に行くお友達の携帯をかりて連絡してね、と言って送り出す。

12時半、カメちゃん友人の携帯から着信!何かあったか!!!?と緊張して電話に出る。「ママ~、お弁当、ごはん多いよぉ~」とカメちゃん。ずこっ!ずっこけるわ。わざわざ友人の携帯借りてまで電話してくる内容か!?笑

ハスちゃんにこの話をしたら、「多かったんだろうねぇ」と。わざわざ友達の携帯かりてるんだよ、と言ったら、「残したらママに怒られると思ったんじゃない?」とハスちゃん。そうだね、残したら怒るよね、私。

食べたふりして捨てる、という選択肢はない様で、そこはかわいいやつだな、と思う。食べるものへの私のこだわり、子供につたわってるといいな。