学校に登校するより充実した日にする

落ち込んでいた気分が、上向いてきた。状況は何も変わっていない。カメちゃんは今日も学校休んでいる。でも、私は落ち着いてきた。もう、やるべきことはやったというのがある。あとは、我が家でカメちゃんの心身の健康を守りながら、”学校に登校するより充実した日にする”をテーマに、粛々と生活するだけ。

仲間とコミュニケーションとるのが好き、人が好き、外交的なカメちゃんにとって、学校は好きな場所だった。そこに嫌な先生がちらほらいるだけで、学校は好きな子なんだ。だから今回も、1日2日休んだら、また行けるかな、だって友達がいるんだから、と思ってた。けど、嫌な数学の先生の授業は、別室で受けられるように整えても、この授業だけでも言ったら、と提案しても、頑なに学校には行きたくない、と言う。

私が想像する以上に、カメちゃんは学校が嫌になっちゃったんだ、とわかった。

だから、出来れば元に戻って欲しいな、という気持ちが私の中で弱まって、行かない生活をどうするか、の方に思いが向かって、気持ちが上向いてきた。あんまり、学校に執着しすぎるのは、危険ね。本当は行ってほしいけど。

中学校には(普通の公立小学校も)楽しいが圧倒的に足りない。何が楽しくてあそこに行かなきゃいけないの?って感じだろう。休憩時間も、トイレに行って次の授業の準備したら終わるくらいしかない。小学校の時は、大休憩と昼休憩、あと放課後が楽しみだったよね。中学校にはそれがない。

楽しい、がない場所、そして、どっちかといえば、威張っている先生という大人に嫌な事言われて、傷つけられることもある場所、が、学校、なんだわ。

スクールカウンセラー

昨日、スクールカウンセラーに会った。あってよかった。この方に会えるチャンスを作ってくれたカメちゃんに感謝するくらい。

今まで何人かスクールカウンセラーに相談したけど、相談したからって何かが良くなる、状況が改善する感じはまったくなかった。傷ついた相談者の話をふんふん聞いてくれて、癒してくれて、それだけ、って感じで。だから、自分の癒し方を知っている私は、あんまりスクールカウンセラーに頼らなかった。

昨日会ったカウンセラーは一味違った。出来ることに限りはあるけど、私にできることをやりますね、と何だか滅茶滅茶頼れる方だった。お話していた感じたのは、このカウンセラーは、完全に先生より上の立場だな、社会的地位とかそういうのじゃなくて、力関係で。

カメちゃんのことは私が命を懸けて守るけど、他の子達を誰か学校関係者に守ってもらいたいと思った。このカウンセラーは、守ってくれそう。

数学教師がカメちゃんを傷つけてしまった事に関し、謝罪をさせていただきましょうか?と言われて、断った。

数学教師が嫌いな子は多々いる、恐らく傷ついている子も多々いる。たまたまカメちゃんは嫌だと意思表示し、親が学校に伝えた。だからカメちゃんだけに謝罪されても、じゃあ、他の子、親が何もしない、できない家庭の子は?それはおかしい。そして、謝罪されて過去が変わるならして頂くけど、過去は変わらない。本当に謝罪する気持ちがあるなら、未来を変えて欲しい。今から行動を変えて欲しい。そうしたら、カメちゃん以外のみんなにもメリットがある。と伝えた。

昨日は渋々ながら登校して、学校にいる間は楽しそうだった、とカウンセラーからも聞いて、安心していた。だけど、帰宅時、やっぱり学校いや、もう明日明後日は休む準備してきた、と各教師に明日明後日やる範囲だったり、課題をヒアリングしてきていた。

そして今日、やはりお休みした。これは、単純に数学だけを避ければいいという問題ではないのだとわかった。

空、雲、太陽

今朝はカメちゃん、なんとか登校した。嫌な数学の授業が無いから大丈夫だよ、と言いながら、行きたくなさそうなカメちゃんを励ます。でも、これって、どうなんだろう、行きたくなさそうなら、やっぱり行かないほうがいいのかな。でも、嫌な先生と接触しないでいいなら、カメちゃんは仲間がいるから楽しめるんじゃないかな。数学以外の授業は受けて欲しいな。凄く色んな思いが交錯して、何とかカメちゃんは登校した。

大丈夫だろうか、カメちゃんどうしてるだろうか、心配になる。数学の先生の悪評判を思い出し、高専を目指そうという意欲を削がれたこと、数学嫌いの生徒を量産していること、本当にあってはならないことだと悲しく、悔しく思う。カメちゃん以外の生徒たちのことも心配だ。恐らく、嫌なことを嫌だとも言わないで、学校を休みがちになり、不登校になっていくんだよね。

だって、大人に嫌だって言ったら、甘えてるとか、ちゃんとしろ!とか逆に怒られそうだもんね。

子供が学校に行かない、となると、親が病む。どうしてもずーっと色々考え続けてしまって、時間の感覚がマヒしてしまう。今朝も、カメちゃんのことずーっと考えてたら、ハスちゃんの朝ごはんの支度を忘れそうになって。。。

ハスちゃん不登校の時期は、お花に癒してもらった。花が私の支えだった。今も、ふと見上げる空に癒されている。

親が病むんだよね。病んでる場合じゃないから、私は何とかするけれど、何とかできない人がたくさんいるよね。

生徒が未来への希望をなくす時

昨日は気持ちが落ち込んで、本当に悲しかった。

学校に登校できないカメちゃんを、ハスちゃんもお世話になったフリースクールに連れて行った。カメちゃんが学校にいけない最も大きな理由は数学の先生。その先生が嫌だから、数学も嫌になった、とかなり残念なことを言う。担当の先生=数学ではないのに、中学生にとっては、そうなってしまう。

「カメちゃんは、高専が合うかな、興味があるかな、と思ってオープンスクールに行って、楽しそう!と言ったから、目指そうねと言っていたのに、数学が嫌になってしまったら、残念です」とフリースクールの所長さんに私が言ったら、カメちゃんが

「もう、高専はいいよ」と。力ない声で言った。今までカメちゃんの口から出た言葉で、一番悲しい言葉だった。

あんな嫌な先生のせいで、目標をあきらめることはないよ!と強く言ったけど、こんな学習意欲をそがれて、大切な教科を嫌いにさせられて、進路として一つの道を閉ざされたなぁと実感した。

小学校の時から先生に言い続けてきた、勉強嫌いにさせないでほしい、というの、華麗に実行されている先生である。

もう、これ以上被害者を増やさない為に、何ができるか。ピンチはチャンス。

この気持ちをおぼえておく

カメちゃんが学校行きたくない、といって学校を休んでいる。

学校に行かなければ、高校入試でデメリットになる、とか、社会のレールから外れてしまう、とか、めっちゃ普通の親が考えることを考え、落ち込んでいる。気分が落ち込む。

その一方で、学校以外の選択肢のことも考え、あそこ行って、ここ行って、と頭ん中忙しい。

子供が学校に行きたくない、これが続くといわゆる不登校。不登校って、本当に親は苦しいよな。社会からドロップアウトしたような、これからするような、とっても悲しくて、モヤモヤする感情。私の大切なものを大切にしてもらえなかった学校という場所や先生への嫌悪感。怒り。学校は子供の為の場所なのに、先生が嫌って行けないのは、本当違う。先生がいなくなればいいのに。

なんてね。

この気持ち、覚えておく。

ため息の朝

カメちゃん、学校嫌だ、発令。学校休んでいる。

先週も、行きたくなさそうなカメちゃんを、私が送迎したり、何とか鼓舞して行かせた感じだった。今日は、学校行くパワー無し宣言。

ハスちゃんは不登校を乗り越えて今は毎日登校している。カメちゃんは学校好きな子だから、大丈夫だろう、と、思っていた。から、またか、という脱力感。ため息ばっか出る。

学校、行きたくないのに行かせるわけにはいかない。それは分かってる。分かっているけど、ため息。

行かなくても勉強は出来る。勉強ははかどるくらい。でも、授業に出席しない状態ではいい成績はつかないだろう。そのデメリットもカメちゃんには話をした。でも、でもでもやなんだもん。って感じか。

カメちゃんが嫌なのは、先生。担任は我慢できるレベルの嫌、でも、他に1人本当に嫌なN先生がいて。担任の先生は、評判はいい。ハスちゃんは嫌いじゃない、と言う。でも担任だったら嫌かも、みたいな声は聞く。正しすぎて、まっすぐすぎて、息苦しいというか。で、もう一人のN先生は、今まで好きという生徒や、いい評判は耳にしたことが無い。私が知ってる限りみんな嫌い、と言う。

はぁ。

これ、何のチャンス?ひすいこたろうさんの言葉を胸に。

午後は、カメちゃんとフリースクールに行くことにした。なつかしい。

犯人を捜せ!

夕食の席で、カメちゃんが話し出した。

「今日、数学のミニテストがあったんだけどね、その時誰かの携帯が鳴って、でもテスト中だからその時は先生は何もしなくて。テスト終わって、携帯鳴りましたよね、誰ですか?って始まったんだけど、もちろん誰も名乗り出なくて。担任の先生がちょうど次の時間の授業の担当で来たから、事情を話したら、誰ですか?正直に名乗り出てください、と問い、誰も名乗り出ない。そのまま休憩時間になって、次の授業を潰して携帯鳴らした犯人捜し。ひたすら、正直に名乗り出てください、だから、もう何人かで「持ち物検査をしてください」と訴えたんだけど、全然聞いてくれなくて。1人ずつ別室に呼ばれて面談。それでも誰も名乗り出ない。放課後、帰りの会の時にまた犯人捜し。先生が紙配って、アンケート形式。先生は、これに犯人が名乗り出ないと、また帰りの会が長くなりそうですね、と言っていた。回収した紙を見て先生が、もっと早く名乗り出てください、と帰りの会を終わった。もういい加減にしてほしい。持ち物検査をさっさとして、授業してほしかった」

はぁ。先生哀れ。トラブル対応が下手すぎる。

本気で犯人を特定したいなら、数学のテスト後誰も動かさない状態で、男性の先生が男子生徒のポケット、女性の先生が女子生徒のポケットを確認し、そのまま生徒を外に出して、机の中を確認。これすべきじゃない?

もしくは、次授業中に携帯が鳴ったら、上記の調査を実施しますので覚悟しておいてください、とくぎを刺して、何事もなかったように授業。そしたら、スマホ持ち込んでいる生徒も注意して電源切るだろう。

今の時代、ワシントンの桜の木みたいに、正直者を讃えるみたいなのはもう違う気がする。特に生徒の携帯関連の問題には。いろんな生徒がいて、携帯に依存し過ぎている子がいるのは明らか。そんなもの大人が作ってしまって、買い与えてしまったのだから、仕方がない。

だとしたら、もう、学校に持ってきたら、命がけで電源を切る。命がけで隠す。授業の邪魔をしない、を徹底させるくらいしか、ないよね。

この一件で、またカメちゃんの担任への不信感が募ってしまったのである。

正しさの押し付け

カメちゃんの担任の先生のこと、よく考えている。初めの印象は悪くはなかった。でも、少しずつ、少しずつ、そんなに大きくない、些細な出来事が積み重なり、カメちゃんは先生への嫌悪感を抱いている。

先生、正しいんだよね。息苦しいほど。正しさの押し付け、だと生徒は感じているんだろう。心を置き去りにされて、行動だけ正せと言われ続ける。気になる生徒はよく呼び出して話しをするみたいだけど、それも出来ないことを指摘され、正せ、と正論をかざされる。うざい、としか生徒は思わない。

カメちゃんの同級生、もちろん先生が理由ではないだろうけど、少なくとも2人転校した。もし、先生がその子達の心に寄り添える人だったら、転校しなかった可能性があるかと思う。

正しい100%は、息苦しいよね。先生はそれを分からないかな。

人の振り見て我が振り直せ

カメちゃん、担任への不快感があるからか、学校、行きたくないなぁという気持ちが朝は大きそうで。今日は車で連れて行った。

給食の時、友人のH君が、小学校の時の担任がめちゃめちゃ怒鳴り散らすタイプだったけど、参観日の時だけ全然違って、それが嫌だった、の様な話をして、それを聞いていた今の担任が、「それは嫌だね、僕はそんなことしない」みたいなことを言ったらしく。カメちゃん、あんただってやるじゃん!と驚いたって。笑

教育委員会の人が見に来る研究授業の時、いつもの授業では全然笑顔とかせんのに、生徒に質問するときとかめっちゃ笑顔で聞いたり、生徒の答えにオーバーな笑顔でリアクションしたり、で、それを見たクラスメイトがいつもとのあまりの違いに、「はぁ?」とか「えぇ?」と奇異なものを見て驚いて笑ってた、と。

自分のことってわからんよね。

カメちゃんの担任、悪い人じゃなく、まっすぐな真面目な方なんだけど、人の気持ちがあまり理解できないようで、あと、自分のこともわかっていないのかもしれない。

カメちゃんには、嫌な人、自分と合わない人との接し方を、体得してほしいなぁ。

カメちゃん行き渋り

カメちゃん、担任の先生が嫌、となって学校を休んだけど、先生と直で話す機会を作り、金曜日はなんとか登校。行きたくない感じはあったけど、カメちゃんは先生以外は学校が嫌いじゃないから。行けば大丈夫、仲間と会ったら楽しめる、と思って。

自転車で登校する気力がなさそうだったから、車で送って行って。部活終わりのカメちゃんを駐車場で待っていたら、車までくる間に会う子会う子に「カメちゃん、バイバイ!」と声かけてもらってて。あぁ、いいなぁ、みんなありがとう、と思った。カメちゃんはとても顔が広い子だ。

3連休が終わり、今朝。またカメちゃんが「なんか気持ち悪い」と言う。学校に行きたくないんだと思う。そんなカメちゃんに、「大丈夫だから!」と声をかける私。カメちゃんは、学校に行けば、楽しめる、と思っているから行きなよ!と言ってしまう。嫌なのは担任の先生だけ。だけじゃないかもだけど。

ハスちゃん曰く、カメちゃんの担任のことは嫌ではないけど、めちゃめちゃ注意が多い先生だ、と。授業中、先生の話を聞いていない子をしつこく注意するって。他の先生はもっとゆるい、と。品行方正、ザ・先生!という方なんだよね。でも共感力は低そう。

学校嫌いじゃないカメちゃんがこんな風になるなんて。。。もともと学校嫌いのハスちゃんが今はイキイキと学校に通っている。学校とは、人、なんだよな、とため息。