準備がいい男

友人宅で行われるマルシェ、夏の特別バージョンで夜に開催され、キャンドルナイトにしたい、とのことでお手伝いに。私はキャンドルの光が大好きなのだ。

帰省していた呉市から福山に戻り、荷おろしをしてすぐに会場へ。 ビーチには、お手伝いメンバー数人で集めたペットボトルの上をカッターで切って砂を入れてキャンドル設置。お庭には瓶をキャンドルホルダーにして設置。

たくさん集めたつもりでも、暗くなってみると、もっとキャンドルあったらよかったなぁ、と思った。会場だけじゃなくて、入口の階段の辺りにも必要だ。また機会があれば今回の経験が生きるね。

設置も撤収も、カメちゃん達子供が手伝ってくれて大助かり。みんなで力を合わせると、楽で楽しい♪

キャンドルライトをバックに、海ほたるも見れて、夏を満喫。

この友人宅は、カメちゃんのお友達の家。とってもオープンな家で、いつも週末は誰かがお泊りしている。昨夜もカメちゃんが、Rくんの家、お泊りしたい、と言い出した。来た来た、いつもの、と思って「お泊りの準備してきてないからまたね」と言ったら、カメちゃん、勝手にちゃっかりお泊り準備を持ってきていた。やらなければいけない準備はしないくせに、しなくていい準備は完璧!何なのよ!昨夜はカメちゃん作戦成功でお泊りしました。

ま、こんな感じだよね。

人の多面性、イメージ

人にはいろんな面があって、表面だけとか、世間的なイメージだけで判断するのって間違いだな、と思った出来事があった。

吉本興業会長の大崎洋さん著「居場所」を読んで、大崎さんに抱いていたイメージががらーっと変わった。私が抱いていたイメージは、マスメディアで発信される映像とかニュースによるもので、芸人から搾取している酷い金に汚い経営者的なものだった。もちろん私が大崎さんに会う機会はあるわけもなく、本当に彼自身のことを何も知りもせず、ただただ、マスコミ報道からのイメージを抱いていただけ。

「居場所」は本当に面白い本だった。もう、終わるまでは他のことをする気にならないような感じ。大崎さんがご自分をバカ、とか、嫌われ者と表現することがすごくびっくりしたし、順風満帆で大企業の会長まで上り詰めた強かなできる人間、というイメージの真逆、くらいの人だった。全然勉強しなかったから、大学2浪したとか、意外だったし、そんな学生生活送ってても、人生捨てたもんじゃないんだな、となんだか一般庶民に勇気をくれる方でもある。

マスコミが作り上げるイメージで、人を判断するのは本当によくない。

もう一つは、母のこと。自己犠牲の人で、家族の為に家事を必死でこなしてくれている姿を見て、私は多くのことを学んだ。地元地域への貢献、人間として恥ずかしくない生き方をしていて、私はそこを尊敬しているし、学ぶべきポイントだと思っている。

ただ、世間の常識、とか、世間体、みたいなことに囚われている感じがするのが、母と話すときにストレスを感じることがある。

夏の甲子園で優勝した慶応。長髪で高校球児に見えない彼らを見て、なんだか新しい時代の幕開けのような気がして、嬉しかった。慶応高校の野球部の話をしていると、「彼らは頭がいいからできる」と母は言う。妹も言ったかな。うーん、確かに、そうかもしれないけど、それを言ってしまうと、彼らはできるけど、他の高校の子にはできない、と初めっから希望を奪ってしまうというか、挑戦すらさせない雰囲気を作るというか。。。

そもそもプロ野球に坊主の選手っていないんだし、髪型で野球するわけじゃない、と話しても、「田舎って中々変われないのよ」って、また田舎のせいにする。私だって住むのは田舎が好きだから、田舎の難しさ、面倒くささは知っているけど、けどけどけど、田舎は変われない、という思い込みは、また田舎の子供の可能性をつぶす発言。田舎で変われないのは田舎の頭の固い大人であって、田舎の子供を巻き添えにしないでほしい。

ある元プロ野球選手が、最近はフラットな関係を重要視していて、先輩後輩の上下関係が薄れて、先輩への尊敬の念が感じられず、残念だ、みたいな発言をしてたよ、と母。私はこの元プロ野球選手の発言には違和感を感じる。「フラットな関係にも尊敬の念は必要よ、フラットな関係だと尊敬がなくなる、ってことじゃないじゃない」と言うと、「そんなこと言っても、(高校球児に)そんなの分からないのよ」と母。高校球児をバカにしてるのか!それを教えるのが監督、周りの大人の仕事でしょう。

元プロ野球の選手、年上だからってことでしか尊敬されたり、威張ったりできないような人だったんだろうな、と思ったのは、もう言わなかった。フラットな関係性の中、同級生でも年下でも尊敬できる人間になる、なろうと努力する、人生の先輩として、大人を慕う、話を聞く、そんなのがいいと思うんだけど。そういう会話は母とはできない。

とっても尊敬する人だけど、全てパーフェクトということではないんだな。人間だもの。

カメちゃんサマーキャンプ

カメちゃんは、予想通りサマーキャンプを目いっぱい楽しんできた。

一週間ぶりに会ったカメちゃんは笑顔で、同じ班で仲良くなった男の子と写真を撮っていた。また会えるといいね。

キャンプ中、様々なジョッブと言われる活動があり、それをクリアしたり、上手にできたらキャンプ中に使えるマネーがゲットできるらしい。カメちゃんは参加者の中で一番そのマネーを貯めた様だ。キャンプ最終日のオークションで、お目当ての腕時計を見事落札してご満悦。その腕時計を落札した後は、残ったお金を班のメンバーに配っていたらしい。気前いいなぁ。

キャンプから帰って、朝起きてお風呂に入る直前までその腕時計をつけている。自分が稼いだマネーでゲットした腕時計、格別なんだろう。

迎えに行って帰りの電車の中、カメちゃんが「年下の女の子から、付き合ってくださいって告白されたよ、ぶりっこだったから断ったけど、初めてだー」と嬉しそうに話してくれた。短期間のキャンプだから、カメちゃんの明るさが目立って、ふざけすぎて女子にウザいと言われるところがバレなかったのだろう。笑

キャンプの途中、腹痛や、微熱が出たことがあったみたいだけど、別室で横になって休ませてもらい、無事最後まで参加できた。スタッフの皆さん、一緒に過ごした仲間に感謝。

昭和よりも退化している

昨日はハスちゃんの中学の夏休み課題の内容に深く嘆息したことを書いたけど、今日は私の母校の話。昨夜、妹家族と夕食を楽しんだんだけど、甥っ子が通う我が母校の話を聞いてまた驚いた。

夏休みの始まりが、通常よりも1週間遅く、もう8月21日から新学期が始まるらしい。ええぇえええええええ?何で?と聞いたら、勉強させたい、成績を上げたいんじゃないか、と言う。何でも、親が煩いらしい。子供の成績が悪いのを学校のせいにしてクレーム言うみたい。

昔は、成績が悪い生徒を集めて夏休みに補講?補習?したりしていたと思う。けれども、義理の弟が言うには、補講に来いと声かけても生徒が来ないから、それなら全員始業式を早めて午前中授業する、ということになっているみたい。嘘みたいな話。ちょっと私はついていけない。

それだったら、できる生徒、補講が必要ない生徒はとばっちりを受けているってこと、長期休暇だからこそできることがあるのに、迷惑じゃない?と言ったら、うん、と頷いていた。溜息だ。脱力するくらい、ひどい状態。

補講をしますと親に伝え、呼んでも来ない生徒に関しては、もういいんじゃないかな。親子が、勉強しない、と決めて、そういう人生を選択したんだから。そこを何とかするために、夏休みを2週間近く短縮するなんて。。。多様性がどうのこうの言うけど、学校の勉強が嫌いで必要ないと思う家庭もいるんだから。あまりにも学校や先生の負担が大きくて、しかもできる生徒、への悪影響も酷そうで、またまたがっかり。

私の母校は、私が通っていた昭和よりも悪い状態だなぁ、と感じたのでした。

学校の課題

長期休暇中は、家から車で2時間の距離にある私の実家、ハスちゃんカメちゃんの祖父母宅に滞在する。祖父母宅では、ハスちゃん個人の部屋は無いから、午前中は寝起きする部屋でハスちゃんは学校の課題、私はpcで仕事をしている。

いつもはハスちゃんがどんな課題をしているのか、なんて、見れないのだけど、今日同じ部屋にいるから漢字の書き取りをしているのが見えて、同じ漢字を何度も書き、おまけにその漢字の読み仮名もすべての漢字に付けているのを見て、嘆息した。

それ、読み仮名も全部書かないといけないの?と聞くと、うん、読み仮名を書かないと、この課題への評価がBになる。どんなにきれいに漢字を書いてもB。でも読み仮名を全部に書いたらA。どんなに雑に漢字を書いてもA。と言う。そうか、この先生にとって、読み仮名を書くか書かないかが最重要ポイント、なのか、と言いながら、そんなバカなことってある?と私は言った。

この読み仮名を書くの、もはやどんな漢字の読みかどうかなんて全く考えないで書いてるからねー、とハスちゃん。そうね、もう、指か腕の筋力トレーニングね、それか、世の中の不合理さを学ぶ機会ということだね、と笑った。

もう令和なのに、小学1年生からタブレットやらchromeブックやらを配布する時代に突入したというのに、未だこんな課題を出す先生。。。先生達が時代についていけていないとしか考えられない。はぁ。

10万人以上を指導した中学受験塾SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること、をオーディブルで聞いている。 自ら学び続ける子に育てるメソッドについて書かれている本とのことだったけど、イマイチ響かない。書いてあることは全部納得するし、それはそうだね、と同意できるんだけど、じゃあ、どうやったらそれを実行できる状態でいられるか、が抜け落ちている。その状態が得られないから、みんな苦しんでいると思うのだけど。

私は幸運にもハスちゃんカメちゃんが未就学児の時にどんぐり倶楽部に出会えた。どんぐりのおかげで、すんなりと、ううん、試行錯誤しながら、いろんなハードルに阻まれながら、でもそれを超えて、子供が自ら学ぶ力を育てることができたと思っている。でもどんぐり倶楽部を知らない人からしたら、この本を読んでもなんだか雲の上の話みたいな感覚にならないかな、と思った。

一番楽しんでいるで賞

カメちゃんはある団体が主宰するキャンプへ参加した。7日間のキャンプ。今まで1泊キャンプはあったけど、こんな長期のは初めて。でも、カメちゃんからは不安のかけらも感じない、とにかく楽しみにしていた。

参加者の集合場所で、バスに乗り込むのを待つ時間、後ろに座っていた参加者の男の子とずっとお話していた。もうすでに打ち解けている様子。うん、カメちゃんは大丈夫、と確認した。

先週末、私が仲良くしている自然遊び仲間と一緒に川遊びへ。カメちゃん以外は参加者が低学年の子ばかりで、ちょっと不満そうだったけど、構わず参加。川に着いたら早速、知らない男の子とすぐに仲良くなって、一緒に遊んでいた。おひるごはんのお弁当も、さっき会った〇〇君と待ち合わせしているから、と座らずに急いで食べていたカメちゃん。

せっかく仲良くなった男の子が、14時くらいには帰ってしまって、さてそのあとどうするか。低学年のお友達を少し遊んでいたと思ったら、しばらく様子が見えず。探しに行ったら、高校生のお兄さんたちのグループと、必死で魚を手づかみしようとしていた。高校生のグループにも入っていくなんて、すごいなぁ。

とにかく、楽しそうに遊んでいる人に近づいて行って、仲良くなる才能があるカメちゃん。きっとこのキャンプでも参加者一楽しんでいたで賞を受賞できるでしょう。もしそんな賞があれば。

雨をたのしむ

カメちゃんのリコーダーが、曲らしくなった。練習初日は、やめてくれー、うるさいーと言いたくなる酷さだった。今は、曲、になった。1日数分の練習しかしないけど、少しでも続ける事って、大切だね。

夏休み、6時に起きて液タブで絵を描いていたハスちゃん。この2日は7時に私にたたき起こされる日常に戻った。起きて寝るまで、午後は食事とお風呂の時間以外、ずーっと描いていたから、飽きたんだろうか。まぁ、いい。好きなように、過ごす夏休みで。

私も、夕食後の散歩が日課になった。もう、お風呂に入るように、歩きに行く境地に達した。継続は力なり。続けていると、それをやることに強い意志が必要なくなる。当たり前の行動になる。いいことだ。

私は縛られることが好きではない、自分の思うように色々やりたい人間だ。周りの人がほぼ〇〇していても、私はやらない、ということができる人間だ。こんな私でさえ、色々な固定観念に縛られて生きているんだなぁと、思う。

奄美では、かなり個性的な、私の人生に大きな影響を与えてくれる人たちに出会った。その中のお1人は、子供の心を持ち続けているやさしく楽しいSさん。Sさんは、よく、もっと遊びたい、もっと楽しくしたい、と言っていた。子供の様に遊びたい、と。私は、遊ぶのは子供の仕事、子供にとって遊ぶことは本当に大切な事、と思っていたけど、Sさんは、大人にとっての遊びの大切さ、を教えてくれた。Sさんは子供を思いっきり楽しませてくるし、何よりSさんが一番楽しんでいて、そんなSさんに刺激をうけて子供達もさらに楽しむ、みたいな人だった。

今も、ここ広島で素敵な出会いの数々、楽しく暮らしているけど、Sさんみたいな人って、なかなかいないなぁ。私、もっと遊ばないとなぁ、と、今奄美に停滞している迷走台風の影響で久しぶりの雨、の夏休みに思ったのでした。

本当に何週間ぶり?の雨だった。カメちゃんを社会科見学ツアーの集合場所に連れて行く為に家を出たら、小学校低学年らしき男の子が雨の中、傘もささず、歩いていた。私は、大丈夫かなこの子、親は何してるんだろう、と怪訝な表情で見ていた。カメちゃんは、「あの子雨を楽しんでるね」と言った。そうか、この酷暑の中久々の雨、あの子は雨に濡れて楽しんでるのかもしれない、そうじゃないかもしれないけど、そう考えた方が楽しい。

子供のような純粋な思考が、楽しい。

夏休み2023

8月1日から夏休みが始まった。1週間。ようやく、夏休みのリズムが板についてきた。

学校に送り出した後は自分一人の時間だったのが、夏休みはハスちゃんカメちゃんが家にいる。それだけのことで、かなりペースを乱されて、あたふたした夏休み初日。

食事で使った皿は洗ってくれるし、それぞれが使う部屋は整え、箒で履いてくれるし、洗濯は干してくれるし、そういえばいつもよりも、家事は早く済む。それなのに、なんだかあたふたしている自分に気づいた。ハスちゃんカメちゃんがいると、家事が楽だ、と思い、2日目からは少しあたふた度が下がった。

午前中は学習の時間。ハスちゃんは中学校の課題、カメちゃんはどんぐり問題のお宝問題にチャレンジ!カメちゃんにとって小学校最後の夏休み。大切な時間だ。

午後は完全自由。ハスちゃんはひたすら絵を描いている。クリスマスにプレゼントした液晶タブレット、思ったのと違う、と全然使ってなかったのを、どういう風の吹き回しか、急に使い始めて、朝6時に起きて7時まで描いて、午後からまた描いて、と、ずーっと描いている。いいことだ。長期休暇にしかできないことに没頭してほしい。

カメちゃんは、昼ご飯を食べたら外遊び。この酷暑の中、しかも13時の一番暑い時間に出かけていく。徒歩圏内にはお友達が住んでいないから、自転車で10分~15分の公園でお友達と待ち合わせ。この暑さで外出を禁止する親もいるみたいで、公園で遊ぶのはいつもおきまりのメンバー。こんな暑い中、日よけがほとんどない公園で遊んでいるのはカメちゃんたちくらいらしく、誰も来ない、だって。そりゃそうだ。公園からちょっと自転車で山の方へウリ坊を見に行ったり、色々しているみたい。小学校最後の夏、満喫してほしい。

家事はいつもより楽なはずなのに、アレヤコレヤ気忙しく、毎日気が付いたら夕ご飯の時間でお風呂入って寝る時間。はぁ。しっかりとやりたいこと、やっていこう。

カメちゃん三者懇談

1学期末のカメちゃん三者懇談がありました。カメちゃんの学校は、いわゆる成績表がありません。自分も、そして今まで他の学校では成績表ありきで懇談、だったから、不思議な感じ。けど、いらないな、偶然担任としてカメちゃんをみてくれている人の評価なんて、と感じています。我が家にはあっています。

イエナプラン教育校の三者懇談は、子供が主役、ということで、カメちゃんが1学期の成果、頑張った事、誇れることなどをプレゼンしてくれます。

カメちゃんは、期末試験で理科が100点だったこと、あとはブロックアワーで社会、歴史をノートにまとめている様子を見せてくれました。

小学校入学し、この学校に来るまでは、カメちゃんは”書く”ことが苦手で、長文を書くことは特に嫌がっていました。無理やり書かされる作文には苦労しました。担任の先生にどう話して、どう無理やりやらせないか、を整えるのが私の仕事だと思っていました。とにかく、今、カメちゃんはまだ書く能力が育っていない、書くのは今じゃない、今無理強いしたら、書くことが嫌いになってしまう。嫌いにだけはしたくない、その一心でした。

今、イエナプラン教育校に転入し、 自主的に学ぶスタイルになったことで、カメちゃんの書く能力が開花しました。5年生での転入で、タイミングもよかったのかもしれません。あんなに書くことが苦手と思っていたカメちゃんが、クラスで自主制作する新聞を一番たくさん書いたり、ノートに何ページも自主的に調べものをしてまとめていたり。今回の懇談でも、丁寧に、わかりやすく、歴史について書いていました。その内容はちゃんと見たわけじゃないんだけど、過去のカメちゃんを思い出して、感慨深かった。

キーワードは、自主的に、だと感じています。新聞も、調べもののまとめ、も、ページ数や字数は決まっていない。少しだけしか書かなくてもいい。自主性に任されている。そこが、カメちゃんのやる気に火をつけるポイントかなぁ、と。

懇談中、算数の期末試験の出来をチェックして苦笑した事。初めの分数の計算問題の部分が全滅。「これ、大丈夫?」と聞いた私に、「時間がないから、計算問題は後回しにしたら、時間足りなくて手つかずで終わった」だそうで。時間があったらできたかどうかは分からないけど、テスト返し後、「Gくんにやりかた教えてもらったからもうできるよ」だそうで。Gくんありがとう。

最初の計算問題は全滅だったけど、その後の文章題など、正答率が低い問題は解けていた。先生も、文章題を読み解く力はしっかりありますね、と言ってくださって。週2のどんぐり問題をかかさず取り組んできていて、私には難題だと思う問題を絵を描いてあざやかに解くカメちゃんをの様子を見ているから、学校で出る文章題は簡単だろうな、と思っているから、「長年、年長から、文章題には取り組んでいるので」と答えると、先生も「どんぐり問題ですよね」と。どんぐり問題をしっかり認知してくれている。

全国学力テストも、カメちゃんよくできていて嬉しかった、と先生が仰った。まだ細かい分析結果は返ってきてないけど、どんな結果かみたいな。

そして先生が、インストラクションという授業形式で何かを学ぶ時間、カメちゃんの反応を見て進めることが多い、カメちゃんが楽しそうなら、よし!と思うし、カメちゃんが楽しくなさそうだったら、これはダメだったな、と反省するんです、と仰ってくれて。カメちゃんはとても素直で感情を出すし、発言もするから、分かりやすいんだと思う。カメちゃんがクラスにいることを、先生が喜んでいてくれるのが、嬉しい。

やはり、どんぐり倶楽部、最強だと確信している。

次はインスタ問題?

昨日は、宇宙の計らい?と思うような出来事があった。

田舎の車暮らし、運動不足の解消に、一日30分は歩く、ことにしている。カメちゃんを公園に迎えに行くタイミングで歩いていたけど、最近は暑くて時間を変更。夕食を終えて19時から歩くようになった。

せっかく歩くなら、川や海、自然豊かな場所がいので、我が家から海方向に歩いて海外線を行く。19時を過ぎると流石に歩きやすい。夕陽が沈んだ後のマジックアワーも素晴らしい、あぁ、美しいなぁ、と思いながら歩いていると、海岸沿いに2人の中学生。そのうちの一人が、家の近所に住む、学校を休みがちなKちゃんっぽいなぁと思って。何度かしか見たことないし、少し薄暗くて自信はなかった。

中学生2人の近くを私が通り過ぎるその瞬間、Kちゃんらしき子の携帯が鳴る。(帰宅後ハスちゃんに確認し、それがKちゃんであったこと確定。)Kちゃんは着信に慌てた様子で応答。「Nちゃん!?大変!」と。 (Nちゃんは、ハスちゃんを孤立させたNちゃんであった!!! )LINEでハスちゃんの悪口を言っていたお2人さんであった~

「大変!」というワードに私は耳がダンボ状態に。中学生2人が建物の陰に立っていたから、私は死角に立って少し会話を聞いてみた。

「〇ちゃん、今日三者懇談だったらしくて、ピアスのこと言われたんだって、どうしよう、やばいよー」とKちゃん。Nちゃんの反応は分からないけど、Kちゃん、かなり焦っている。ハスちゃんから、Kちゃんピアス開けてるんだよ、とは聞いていて、へぇ~としか思わなかった。そういうことしたい年頃だよね、でも中学生でピアスはなぁ、とは思ったけど。Kちゃんは「ハスちゃんも開けちゃいなよ~」と言ったらしく、やめてくれーと思った。笑

私がちょっと驚いたのは、ピアス開けて、先生にバレないとでも思ったんだろうか。そこが不思議。三者懇談で何も言われないと思ったの?三者懇談で一緒にピアス開けた友達が先生に注意されて、それ聞いてそんなに慌てふためくの?それくらいのことも予想できないでピアス開けたの?という思いが頭を駆け巡る。

その後のKちゃんとNちゃんの会話が、私には恐ろしかった。Kちゃんは、「〇ちゃんがインスタのストーリーに上げるからこんなことになった」だの、「裏切者は誰だなんて上げてるし」と、まくし立てていた。LINEでハスちゃんの悪口大会したと思ったら、今はインスタのストーリ巡って仲間割れか?と恐ろしくなって。

時間は19時半。いくら夏で日の長い時期とはいえ、もう薄暗い。人影の少ないこんな場所に中学生女子2人で携帯触ってあれこれしてる、なんて、私が親なら嫌だなぁ。ハスちゃん曰く、Kちゃんはお友達と夜出歩いたりしてると聞いているとのこと。ハスちゃんは、ママ、私がその仲間に入るのは嫌でしょう?とLINEいじめが起こる前、そのグループの2人とよく話す様になった頃聞かれて、私はそれは許さない、遊ぶなら休日の昼間でいいじゃない、と答えた。

ハスちゃんはKちゃんのことは好きだし、話してて楽しいけど、Kちゃんが属するグループには入らなかった、入れなかったし、入りたいと思わなかった。ハスちゃんから聞く範囲だけでも、素行が良いグループとは言いづらい。ハスちゃんがKちゃんと同じクラスになり、携帯番号を教えてもらった、と嬉しそうに報告してくれた後、家も近いし、休日遊びに来てくれたらいいなぁ、とか思っていたけど、そうはならなかったから、なんだかな~なんて思ってたけど、色々クリアになった。

偶然なのか、必然なのか、KちゃんがNちゃんとスマホで会話している内容を聞くことになり(焦ってるからか、声大きかった)、グループに所属していない一匹オオカミのハスちゃんを、頼もしく思ったし、そのグループに引きずられて素行が悪くもならなかった事に安心した。

中学生、思春期真っ只中、家庭の事情が関係する生活の乱れがあると、素行の悪さに結び付きやすい。不安、悲しさみたいな感情があると、そんな心の隙に、同じ穴のムジナが集うことになるんだろうなぁ。身が引き締まった。