あきらめること、あきらめないこと

昨日はめずらしく白い麻のシャツを着ていた。いつもは大体藍染の服を着ているから、なんだかフレッシュな気持ちでいた。そしてめずらしく、イカを買ってきて、調理していて、イカ墨がぶちゅーッと飛び散って白いシャツに黒いイカ墨がついてしまった。。。なぜ今日に限って、白いシャツを着ている日にイカを買ったんだろう。。。悲しく、悔しく、がっかりした。でも、アルカリウォッシュを入れた水にしばらくつけて、その後熱いお湯に酸素系漂白剤を入れてつけ置きしていたら、今朝、イカ墨は跡形もなく消えていた。

あきらめなくてよかった。

小学6年生まではメディア規制をしていたけど、中1になってハスちゃんの規制は解いた。まず、録画していたテレビをよく見るようになり、そして買い与えたデスクトップでネットを触るようになり、液タブで絵を描くようになり、今は何やらゲームをしている。

朝6時に起きて7時まで液タブで絵を描いてた時は、何だけクリエイティブな活動をしているし、早起きしているし、いいと思っていたんだけど、今は朝6時に起きてなんやらゲームをしているハスちゃんを見ると、ゲゲっと思い、しょうもない活動に時間を使っているな、と思ってしまう。私自身がゲームをしないし、好きじゃないから、ゲームをしているハスちゃんに対して、負の感情を抱いてしまう。でも、今ハスちゃんにとってはそのゲームをすることが楽しいのだろう。

早寝早起きをしている以上、何も言わない方がいい、と思っている。ただ、1時間に1度は休憩すること、そして、朝起きてすぐは一番頭がすっきりしている時間だから、その時間をゲームに費やすのはおススメしない、と言ってしまう。

ハスちゃんはハスちゃんの人生がある。あきらめるべきことをあきらめる時期だな。

親の役割

子供の不登校に関し、違和感を感じていることがある。不登校を完全に学校の非とすることや、子供の発達の凸凹のせいにしてしまうこと。中には酷い先生もいるし、本当に発達の凸凹がネックで学校に行けない子もいるだろう。けれども、親次第で何とかなるケースが多いんじゃないかな、と感じている。

私が「うーん、なんだかちょっとな」と思ってしまうタイプの親は、すでに小学生の子供に影響力を及ぼせず、子供の言いなりになってしまっている親。 そんな親に育てられた子供は傍若無人なタイプが多い。子供が暴言を吐いても注意すらしない。注意しても変わらない、言う事聞かない、ということで、あきらめているみたいで。

私からしたら、いやいや、あきらめてもらっちゃ困るよ!と思う。ある親は、子供の発達障害のせいにして、言っても伝わらないからと仰った。いやいや、どんな発達障害を持っていたとしても、人間としてしてはいけない発言ってあるでしょう?そこを親が伝えつづけないと、誰がやるのよ?と思ったけど。

そういう親は子供に規則正しい生活をさせることが出来ない。早寝早起き、おかしの食べ方など。今まで出会って来て、何度かギョッとしたことがある。もうすぐごはんの時間なのに、おかしを食べ始める子供。そして注意しない親。それでいて、ごはんを食べない、とか言う。そりゃ食べないでしょ、と何度思った事か。

小学校低学年にしてもう、生活が乱れている家庭。無制限でゲーム機で遊べるのはもう驚かないけど、せめて夜何時まででやめる、は決めた方がいいのでは?ゲームしながら寝落ち、とかよく聞く。そんな生活をしていて、朝起きれるはずがなく、楽しくない学校に登校する気にはならないよね。

不登校、規則的な生活を送ることで、防げるケースがあるんじゃないか?と思う。ある親は、学校が楽しくないから早寝早起きができない。学校が楽しければ早く起きるはず、と言った。ちょっと違わない?学校が楽しくても楽しくなくても、早寝早起きをさせようよ。

ゲームを無制限でやらせて、夜も本人が寝るまで何時まででも起きててOKの家庭と出会ったことがあり、もちろん子供は不登校。そして親はフリースクールの活動を必死で支援しているような方だった。行政への働きかけもしてたな。学校以外の場所の拡充なんかを求めて。素晴らしい活動だと思う。必要だと思う。だけれども、その前に家庭内のことにもう少しエネルギーを注いで、子供が規則正しい生活を送れる工夫をした方がいいのでは。。。と思ってしまうのでした。

ハスちゃんは小学1年生から学校への行き渋りが始まり、いじめのことで学校に行けない時期もあって、そして今は登校している。またいつ行けなくなるかわからないけど。

学校に行けない時期、私が常に意識していたのは、何があっても早寝早起き、食事をとって運動すること。規則正しい生活を送り、心身共の健康を保つこと。親がそこを徹底したら、子供は自分のペースで障害を乗り越えていく。そう思う。

掃除の話

本当に少し何かを工夫し実行することで、楽しくなかったことが楽しいと思えたり、ちょっとした幸福感を得られるなぁ、と感じている。

風水に一時期興味があった時期もあるけれど、自分の直感や感覚で気持ち良い、好き、と感じることをやることが一番いいな、と思っているし、風水云々よりも、まずは掃除、掃除が大切だ、ということ。スピリチュアルカウンセラーの江原さんも、子供を守るためには、自分で食事を作ること、掃除すること、それだけでいいと仰っている。

美しく掃除されている空間に入ると、体がピンと緊張する感じ。変なことできないぞ、という感覚になる。そういうことだろうか。

楽しいことが好き、楽しくないことはしたくない、私。掃除は楽しいとは思えず、好きではなかった。過去形で書いたけど、今も好きではない。できればしたくない。誰かが綺麗に掃除してくれるんだったらやらない。けどそんな誰かはいない。

大切なハスちゃん、カメちゃんを守れるなら、と重い腰を上げて毎朝掃除する。箒で履いた廊下は明らかに空気が変わる。すっと何か気が通る感じ。箒で履くだけじゃなく、雑巾がけをしたら、それはそれは気持ちいい。雑巾がけをする前はその空間があるけど、ない、そんな感覚だけど、拭いた瞬間、そこに自分の気が流れ込むというか、空間が広がるような感覚。

幸せが150%になる不思議な話 、 小林正観著、を聞いた。アメリカの大富豪が、 金持ちがずっと金持ちでい続けられる方法があるか?を研究し、 今お金持ちには全員、共通点があることを突き止めた。それはトイレがピカピカで蓋が閉まっていること。意外のような、あ、知ってると言いたくなるような、そんな感じ。

私は、いつからだろう、社会に出たころかな、どこかでトイレの蓋は閉めておく方がいいと聞いて、それは簡単!と実行している。収入は少ないのに、お金に困ったことは無い。トイレの蓋を閉めてるからか。笑

但し、蓋を閉めるだけでは不十分らしく、ピカピカにトイレを磨いたり拭いたりして閉める、がいいらしい。これを実行した方たちはもれなく臨時収入があった、と書かれており、私も一念発起して、トイレの蓋を閉める前に、トイレットペーパーで便座や便器を拭いて閉める、を実行してみた。外出先で使ったトイレも。

結果、臨時収入あった。結構大きな額。びっくりした。トイレの話との関連性はよくわからないけど、もう今ではトイレを綺麗にすることが楽しいと思っている。

最低でも1週間に1度、できれば3日に1度していたトイレ掃除を、2日に1度にした。トイレ掃除の際に、雑巾に好きなアロマオイルを垂らして掃除し始めて、億劫なトイレ掃除に少しワクワク感が出た。

信じるか信じないかはあなた次第。



いろんな人がいる

まだ1歳の子どもがYouTube見ながら指でスクロールしたり、広告スキップしてるのを見て、驚いているおじさんの投稿があった。

驚きにはいろんな種類があるけど、このおじさんの驚きは、幼子なのにすげぇ~というようなニュアンスを感じた。

私の驚きは、そんな絶賛成長期、ゴールデンエイジの子供にYouTube見せるなんて、信じられない、悪影響があると考えないのかな、という驚き。

小さな子がスマホやタブレットをスイスイと操作しているのを見ると、大人はすごい!とまず思う。自分たちが小さなころはそんなものなくて、あんな小さい子が操作できるなんて、と単純に驚く。でもよく考えたら、とっても単純な作業。決まったボタンをおしたり、スワイプすればいいだけ。そんなに凄いことではない。

そのおじさんの投稿へのコメントに、幼いころから機器にふれ、たくさんの情報にふれるのはいいこと、というのがあって、違和感。機器なんて便利なものに触れるのは、極力遅くしたい。不便さの中で考え工夫する力を育てたい。たくさんの情報にふれて、大人でもぐちゃぐちゃになるのに、幼い子が電子機器から多くの情報を得ることがいいとは思えない。自分の体験の中から得る知識だけでいい。と思った。

もちろん、SNS上で意見はしないけど。私の考え方は、やはりとっても少数派なんだろうな。

中学生の娘に、未だスマホもタブレットも与えていない。PCは与えている。最近娘はPCで何やらゲームを夢中でしている。PCは、持ち運べないから、PCがある場所でしか使えない。それがいい。

PCでゲームをするのを見るだけで、不快に感じる私。いろんな人がいるねぇ。

10分草プロジェクト

日々を快適に過ごすには、工夫が必要だ。

田舎の一軒家暮らしが続いている。田舎だから庭もある。とっても嬉しい。けれども、大変なのは草抜き。ちょっと目を離したすきに、草でボーボー。マメなタイプではないから、大体我が家は草でボーボー。

奄美では草ラボという活動をし、もともと草は好き。そこらへんに生えている草、薬として使える草、食べられる草、できるだけ自然の恵みを生活に取り入れたいと思っている。

だだ、草ボーボーは頂けない。見て、荒れてると思わない程度の美しさを保ちたい。そこで、自堕落な自分の性質を考えて考案したのが”10分草プロジェクト”

草取りの日を作ると、その日が憂鬱になる、やりたくないことをする日、になってしまう。それは嫌だ。だから、毎日10分草抜きをする、ことにした。10分というのは、私にとって面倒くさいと思わない長さ。10分なら、と思える時間。

とりあえず毎日やる、と決めておくのがミソ。朝起きて顔を洗って歯磨きをする、というルーティーンみたいな扱いにする。そうすると、面倒くささがなくなる。

面白いのは、10分だけ、なんなら10分弱でいいと思いながら草を抜き始めると、10分では終わらないこと。やってみると、なんだかもうちょっと、もうちょっと、となる。庭が整うのは気持ちよく、意外に楽しんでいる自分がいる。でもあんまりやりすぎると、毎日継続に支障が出そうだから、ま、15分か20分以内にはやめている。

10分草プロジェクト、快調、1週間くらい続いている。週末に1日やらなかったけど、それは気にしない、よしとする。どんどん整う我が庭をみて、嬉しい。できるじゃん、私、と自分を褒めてあげられるのも気持ちよい。

1人ではお酒を飲まないプロジェクト、も続いている。夏休み、実家に滞在した2週間は、わいわいと大人数での夕食で、毎日飲んだ。また毎日飲む生活に戻ってしまうかなと懸念したけど、家に戻って大人一人になると、当たり前のように飲まない生活に戻れた。

プロジェクト制、いいね。

人生に無駄なし

私の周り、今は会えない友人たちが、苦しい、つらい出来事を抱えていて、そのあれこれが脳裏をかけめぐり、なんだか頭がパンクしそう。でも、みんな素敵な人たちだから、今はつらく、悲しい出来事のように思えても、きっと乗り越えて、今より幸せになっていくと思える。

ハスちゃん、転入した中学でいじめにあって、苦しかった。今もまだ続いているかな。でも、昨日読んだ本のおかげで、あの出来事も必要なこと、長い目で考えると歓迎すべきことだったのかもなぁ、と思えた。

13歳のキミへ。花まる学習会の高濱先生の本。いじめについて言及されているところがあって、いじめを乗り越えたら、キミはパワーアップしていて、将来社会に出た時にきっと役に立つ、と。

確かに、いじめを乗り越えることは、人を強くする。色んな事を考える。どうして人はいじめるのか、どうこの辛い出来事を乗り越えるか。強くなる。

そして、なぜ自分がいじめられたか、を考える。絶対に何か理由がある。私の見立てでは、ハスちゃんは強い。我が強いし、かなり自分の意見をごり押しするタイプ。転入生でなければ、クラスの覇権をとっているかもしれない。運動神経もいいし、頭の回転も速く、舌鋒鋭いタイプだから、同級生は太刀打ちできないかな。そんなタイプが急にポッと現れたもんだから、意地悪なリーダータイプの子にいじめられた。

この体験がなければ、ハスちゃんは自分の強さの危うさを知ることが出来なかったかもしれないし、弱い立場の人間の気持ちを慮ることができない人間として成長したかもしれない。

全ては私の妄想だけど、でも、人生には無駄な出来事なんて無いんだな、とそれは確か。

ブロックアワーがいい

カメちゃんが通うイエナプラン教育校は、公立では全国初。他県に私立の学校があるけれども、まぁ、とてもめずらしく、稀有な学校であることは間違いない。ざっくり言うと、学校に流れる空気感が違うんだなぁ、一般的な公立学校とは。

そんな稀有な学校だから、居住地の公立小学校が合わなかった子が、集まってくる。全国から。学校が合わない、にもいろんな種類があるんだなぁ、と感じている今日この頃。

特別支援学級がとても人気で、私は外野から眺めているだけだけど、楽しそうだ。クリエイティブな活動が多い。そして、その特別支援学級に属する児童が、私の目には何でその学級に?という子が多い。

私の感想だけど、クリエイティブで芸術家肌な子が多い。語彙も多くて、コミュニケーション能力が高い子も多い。特別支援学級に入るということは、療育手帳を持っているということだろうけど、重度以外、の子が多いんだろうな。

芸術家肌な子はこだわりが強く、集団生活が苦手だったり、発達の凸凹があったり、いわゆる計算や漢字といったお勉強が苦手な子が多いんだろうな。

カメちゃんが仲良くしている子の妹が、1年生で特別支援学級に属している。その子は、本当にしっかりしていて、言葉が達者でコミュニケーション能力も高い。運動神経もいい。創造的な活動が好き。で、何で支援学級なんだろうね、とカメちゃんと会話した。

カメちゃんは、「そうだねぇ、何でなんだろう。ブロックアワーが苦手なのかな」と言った。ブロックアワーは児童が各自計画を立て学びを進める自立学習のこと。うん、そうなんだろうねぇ。そして、カメちゃんはこう言った。

「この学校は、ブロックアワーがいいのに」

そうだよね。私もそう思う。でも、ブロックアワーの良さを享受できない子もいるよね。

前述したとおり、今カメちゃんの通う学校には、公立の学校が合わない子が集まってくる。その中には一般的なお勉強、学習スタイルが合わない子が多いと感じる。そういうタイプの子が、通える学校がある、ということは素晴らしいことで、もっと増えて欲しいと思うのだけど、この学校の良さ、本当の凄さは、一般的な公立小学校でも大丈夫な子にとって生きると思う。

だから、普通の公立小学校が、こんな学校になることができたら、本当にすごい成果を上げられると思うんだけど。

女子のいろいろ

2学期が始まり、2日目。1日登校して、すぐ土日、だったから、今日が本当の始業日という気がする。

9月1日は、夏休み明け初日、ということで多少の緊張感と、夏休みで充電したエネルギーがあったからか、早めに起床して、保健室ではなく、とりあえず教室で過ごしてみる、と登校したハスちゃん。今日は、起こしてもなかなか起きれず、起きてもしばらくぼーっとしている。

「学校、やっぱり嫌だった?嫌なら行かないでいいよ」と声かけたら、ううん、と首をふる。準備して登校して行ったけど、何だか気になる感じだった。

近所に住んでいて、ハスちゃんは仲いいと思っていたKちゃん。MさんにLINEでKちゃんがハスちゃんの文句を言っていたとほのめかされた子。初日、Kちゃんと結構話したらしい。なんでも、Kちゃんが属する、ハスちゃんが入れなかった女子グループ内で内紛勃発。ハスちゃんが嫌っているMちゃんとKちゃんは喧嘩をしたみたい。

Kちゃんは、Mちゃんと喧嘩をしたことをきっかけに、ハスちゃんに今までMちゃんに扇動されてハスちゃんを孤立させたりしたことを、謝ってきたらしい。これには、ハスちゃんと2人で、ちょっと都合がいい気もするけど、まぁ、今後の行動を見守る感じでいいね、と話した。

私も小学生の時、理由はよくわからず仲良くしていた女子から無視された事があって。その時、いつもはあまり話さない子が一緒にいてくれて、遊んでくれて。で、その無視ゲームが終わって、また仲いい子達が近づいてきて元通りに戻った時、私は、苦しい時に一緒にいてくれた子を捨て、仲良しグループに戻った。その様子をみていた母が、泣きながら私に説教したことを良く覚えている。

その時は、言ってることはわかるけど、そんなこと言われてもなぁ、と自分が楽しいと思う道を選択した。いい思い出しか無い中、これは強烈に覚えている黒い出来事。

もし、KちゃんがMちゃんと時間が経って仲直りして、その時にまたハスちゃんに対して態度を変えるのか。態度を変えたとしても、残念だと思うけど、Kちゃんを責められないな、私は。

新学期

9月1日、2学期が始まる日。長期休暇明けで、子供の自殺が最も多い日。ハスちゃんの学校からは、文科省からのメッセージが送られてきた。令和4年は児童生徒の自殺数514人であったとのこと。なんとかしたい、なんとかしなきゃいけない事実。

カメちゃんは、素敵な学校へ通えているから、新学期をウキウキわくわく楽しみにしていた。ハスちゃんは、もともと学校が好きじゃない上に、友達関係が良いとは言えず、新学期どうかな、どんな気持ちでいるかな、と思ったら、意外にけろっと、新学期に向けて粛々と準備していた。

授業だけでも教室で受けたらいいよ、授業が終わりそうだと思ったら教室を出て保健室に戻る、という感じでいい。誰もあなたの学ぶ権利を侵害できないんだから、と話したら、「うん、2学期はとりあえずずっと教室にいてみる」と言う。意外だった。

夏休み、祖父母からの無償の愛を頂き、小さいころから仲がいい、いとこや幼馴染と遊び、パワーを充電できたんだろうか、と想像している。

学校なんて、広い世界のほんの一部分、数年でバイバイできる場所。死ぬほど嫌なら、行かなきゃいい。死を考えるほど傷つけられる場所に、行かない、と思う、そんなこともできなくなるほど追い詰められるってことか。

ハスちゃんのガラケー

電子機器、特にゲーム機とスマホを子供に与えるかどうか、は、各家庭の考えで対応することなんだけど、もう今、この時代、中学生でスマホを持っていない、なんて本当に学年で何人?というところまできている。

小学生は、ゲーム機を持っていないと友達と遊べない、と言い、本当は与えなくないなと思っている親も、わが子が仲間外れになるのは嫌だから、と買い与える。

中学生も、スマホを持っていないと、LINEグループにも入れないし、仲間外れになるのは必至。わが子が仲間外れになるなんて嫌だから、大体の親は買い与える。

我が家では、中学生にスマホはいらない、必要ない、持たせたくないと考え、ガラケーをハスちゃんに与えた。今時の中学生はSNSでやりとりをするから、LINEやってないと、まぁ仲間に入れない。ハスちゃんは、そういう煩わしいあれこれに巻き込まれることもないけど、グループにも属さず、とっても仲がいい同級生もいない。

昨夜、寝る前に私のLINEに母から、「ハスちゃんに昼間電話したんだけど、出ないし、電話もかかってこない」とメッセージが届いていた。そういえば、ハスちゃんの携帯どっかで見たな、放置されてたな、電池切れである可能性も高い。 笑ってしまった。

仲良しグループには入れていないけど、ハスちゃんは、携帯に支配されていない。スマホに時間を奪われてもいない。長い目でみれば、いいことのような気がする。