私は、カメちゃんがこんなことが嫌だった、と話してくれたことの中で学校も知っておいたほうがいいなと感じたら、情報として先生に伝えることにしている。事実を伝え、ただその状況を知っておいて頂くだけでも、違うと思う。知った上でどうするか、例えば該当者と話してみる、とか、気を付けて様子を伺ってみる、とかは、先生に委ねる。
今回カメちゃんが仲間外れにしてへこんで学校を休んだ時も、私が把握している事実を伝えた。Mくんへの指導は求めなかった。ただ、こういう状況になっています、ということだけを知っていて欲しいと伝えた。先生は、カメちゃんが学校に来れない状況になっていることを軽視できない、と思い、Mと話してくれた様だ。
Mが先生になぜカメちゃんに対して悪態をついたり、仲間外れにするようになったか、を聞いてくれた。色々理由はあるだろうけど、Mが挙げた2つの理由を聞いて、驚愕した。私がカメちゃんに対して嫌だなと思っていた行動、と同じだったから。Mは私と同じことを感じ、嫌だなと思い、カメちゃんを嫌いになっていった。M、わかるよ、その気持ち。本当嫌だよね。と私はMに共感した。
年に数回ある参観日や、たまーに友達と遊んでいる様子を見る時に私が感じていた不快感を、Mは日々、毎日の学校生活で感じていたのだろう。カメちゃんを嫌だと思った後の行動がマズかったけど、Mの気持ちはとてもよく分かった。
Mはまじめな子だ。学校生活をきちんと送ることが出来る子。カメちゃんは、楽しみ優先。まじめとは言えない。先生によく注意されるタイプ。強い個性がぶつかり合ったんだな、と思う。
カメちゃんも、Mの気持ちを理解できた。私が口酸っぱく言ってきた内容と同じだよね、と言うと、うなずく。私が何度言っても改善されなかったけど、今回このような事が起き、傷つく経験をし、そこから自らを変えることができるかもしれない。
Mありがとう。Mにとってもカメちゃんにとっても、成長への素晴らしい機会となったかもしれない。
なにより、お忙しい中、丁寧に関係者の気持ちを聞き取ってくれた先生に感謝。
昨日遅刻して登校したカメちゃんに、Mはやさしくなっていたらしい。