行動あるのみだ

おもしろいことが起きた。ううん、嬉しくて飛び跳ねたくなるようなこと。

ある、子供達のために色々と活動をされている方G、がいて、ハスちゃんが学校に行けない時に、Gが主催するクッキングイベントに連れて行ったことがあった。自分の飯は自分で作れ!というような趣旨で、子供の自律を意識的にサポートしている方。

クッキングイベントに参加したメンバーが、不登校や引きこもり気味の男子ばかりで、話しかけても会話が成立せず、ハスちゃんは楽しめなかったようだ。おいしかったらしいけど。笑 だから、1回だけでその後参加していない。

Gから、ハスちゃん、Sちゃんって知ってる?とメッセージが届いて。今日俺んとこ遊びに来たんだけど、不登校になってるみたい、ハスちゃんと保健室で会ったことあるって話してたよ。と。ハスちゃんに聞いてみたら、さっちゃんかな?と言う。さっちゃん、夏休み後くらいから見てないわ、どうしてるかな、なんて言う。

Gが、例のクッキングイベントにさっちゃんと2人で電車に乗って来いよ!と言ってるよと伝えたら、意外にもハスちゃんは「行く!やりたい!」と言う。驚いた。それをGに伝えたら、Gがさっちゃんの親と連絡をしたらしく、さっちゃん母からメッセージが届いた。

親同士でクッキングに行かせる約束をし、乗る電車を決めて、そんなんしていたら、さっちゃんが「明日は学校に行って、ハスちゃんと打ち合わせする」と言った様で。さっちゃんは、4か月ぶりくらいに登校してきたらしい。

放課後、ハスちゃんはさっちゃんと共に下校し、たくさんお話したって。とっても話が合うって。だろうね。学校を楽しくないと思うとこ、似てるもんね。ハスちゃんはさっちゃんのお宅にまでお邪魔をして帰宅してきた。

さっちゃん、よかったね!さっちゃんのお母さん、よかったね!さっちゃんのお母さんがGの所にさっちゃんを連れて行ってくれてよかった。Gがいてくれてよかった。ハスちゃんもGと面識があってよかった。

行動あるのみ、そこから何かが生まれる可能性がある。

裏返しのまま着る

今朝は驚いた。

ハスちゃんが、制服のブラウスを裏がえしのまま着て、その上にセーターを着ていた。まず、裏になってると気づかないの?形状記憶で襟なんて裏だと違和感ありそうだし。それに、裏で着てボタンを閉めるの、難しい、全然いつもと感覚ちがうだろうから、1つ目で気づくよな、普通。

何なの、この子、おかしい?と頭の中ぐるぐる。

ハスちゃんは器用だ。手先が器用。何作ってもそれなりのものを短時間で作れる。楽器を触らせても、短時間で上達する。器用すぎることが起因している?普通なら留めずらいボタンを、難なく留められる能力がある。だから、裏返しに着て気づかない?

なんか、ちょっと驚いた。

挨拶

どこに忘れたか無くしたか、捨ててしまったのか、2024年スケジュール帳が見当たらない。変なところから出てくるかな、と思っていたけど、もう3日目。最後に使った後、外に持ち出したかどうかも覚えていなくて、よくいく図書館にだけ忘れ物確認したけど、無い。このことをカメちゃんに困ったわぁ、と話したら、何度も「計画表は、あった?」と言われる。計画表?何それ?と初めはとまどい笑っていたけど、今では計画表と私も呼ぶようになっている。。。

毎日、散歩、を日課にしている。なかなか継続が難しい、毎日時間を確保することが難しい、と思っていたけど、体を動かすことの気持ちよさ、を感じるレベルまできていて、あと、歩きながらオーディブルで本を聴くのが楽しみで、続いている。

何個かコースがあるのだけど、その中で川辺から海に出るコースをよく歩いている。そこを歩いていると、1人の女子中学生とすれ違った。ハスちゃんが中学校に転入してすぐ、いじめてきた子だ、と気づいた。この子、ここら辺に住んでるのか、と思った。そしてまた数日前に、その子とすれ違った。少し前にその子だと気づいて、ちょっと迷ったけど、今回はすれ違うタイミングで会釈をし、挨拶をした。あちらも、可愛い声で「こんにちは」と言ってくれた。なんだか、もう、私、この子のこと嫌いじゃないわ、と思った。

あいさつ、って偉大だ、と思った。ハスちゃんに話したら、「へぇ」と言われた。

宝物

夢はだいたい忘れていることが多い。けれど、今朝は鮮明な夢の記憶を持って目が覚めた。夢なのか現実なのかまだ意識がはっきりしないまま、横に寝るカメちゃんの手を握り締めた。

夢では、私はハスちゃんカメちゃんと共に東京で暮らしていて、2人を残して電車にのって打ち合わせへ出かけた。1度乗り換えて目的地に着き、用事が済み、帰宅する為に駅へ向かった。そしたら電車がすべて運休。何事?と思ったら駅員さんに「あなた全く状況把握していないんですね、今〇〇に攻撃されていて、電車は動きませんよ」と言われて。急に戦争?が勃発したような状況で。

慌てた私は子供2人を心配しながら、でもどうしたらいいか、スマホで友人に連絡をとるんだ、と思いながらも、うまく連絡できない、そんな自分にイライラしながら、ハスちゃんとカメちゃんが無事かどうかが気になる。

「ハスちゃんとカメちゃんは私の宝物なんだよ!」私が守らないと、いけない、何でこんな時に1人で外出したんだろう、、、と後悔したり、そんなこんなで目が覚めていく。

覚醒してゆくなかはっきりと、宝物の扱い方を気を付けよう、ハスちゃんカメちゃんは宝物として扱わないといけないんだ、と強く思った。いい夢だった。

カメちゃんの号泣

12時半ころ、昼ご飯を食べていたら、カメちゃんの学校から着信。何事かな、と出ると、体育の授業でしっぽをつけてバスケするような競技をチーム戦でやっていて、今日は1組と2組の交流戦だった。カメちゃんが足を痛め、それが回復してまたプレイに戻ったら、次は手を痛めてしまい、本人がとても痛がっているので、と説明された。

今週末、あと3日後には町内の駅伝大会にカメちゃんは小学校のチームで第一走者としてエントリーしている。それに出られなくなるのは何としても避けたい、「足は大丈夫なんですか?」と聞いたら、「足は大丈夫そうです、ちょっと本人に代わります」とカメちゃんと電話を変わった。

「カメちゃん?」と話しかけたら、「あのね、左手の中指と人差し指の付け根が痛くてジンジンする」と泣きながら話す。今までも軽い捻挫とか、何度もあるのに、こんな風に泣きながら電話してくるなんて初めて。骨折したのかもな、と感じ、学校終わるまでやれる?と聞いたら、意外にも即答でうん、と答えたから、少し安心して、ケガしてもお腹はすくからしっかり給食食べて、ちょっと下校時間より早い2時45分に迎えにいくから、病院に行こう、と伝えて、「大丈夫だよ!」と元気に言って電話を切った。

もし指を骨折してたとしたら、駅伝走れるだろうか。手の指だから、走れるよね、病院で確認しよう、と思いながら、お迎えに走る。

少し約束の時間に遅れて到着すると、先生とカメちゃんが待っていて、走って駆け寄ると、「ママ、もう治ったー!」といつも通りのカメちゃん。先生も苦笑しながら、「普通に遊んでたんで、治ったみたいで」なんて仰って。あんな泣いて電話してくるから、心配したんだけど、と笑いあった。今日ぐらいは大人しく帰ったら?と先生も仰ったけど、カメちゃんは私に荷物を渡して校庭へすっ飛んでいった。

あんな泣いてたけど、私と話して落ち着けたのかな。母の大丈夫よ!は偉大だ、すごいパワーだ!と、あんまり調子に乗らない様に自分を誇った。神様仏様ありがとう、カメちゃん、無事駅伝に出られますね♪あとは天気もよろしくお願いします。

ハスちゃんマッサージ

ハスちゃんはマッサージが上手だ。指圧する力が強くて、私なんかはちょっとやると疲れるのに、ハスちゃんはあまり疲れないみたいで。実家に帰省すると、ハスちゃんは毎晩ばぁばのマッサージ。とても好評だ。私も肩こりがヤバい!となったらハスちゃんマッサージを発注する。

昨年末に、これは放っておくと片頭痛になりそうだ、となり、マッサージをお願いしたら。しっかり30分やってくれて。感激したから、300円マッサージ貯金をしてあげた。家事のお手伝いにはお金は発生しないけど、これは支払ってもいいな、と思ったから。この数日かなり首と肩がガチガチに凝っていたから、昨夜マッサージをお願いした。20分予定が30分して頂き、また300円貯金。ハスちゃん、マッサージで600円稼いだことになる。1か月のお小遣いが1000円だから、そう考えると結構すごい。

マッサージをしながら、色々話す。英語の小テストが結構よかった、だの、高校のことだの、で、成績の話になった。私が中学時代に成績が良かった話になり、「ママ、中学の頃趣味はあった?」と聞かれた。部活はバレーボールをしていたけど、別にそこまで好きというわけでもなく、そのほかで何か好きだったことって、正直思いつかなかった。そう答えると、ハスちゃんが「だからだよ、いいな、私はイラスト書くことがすきで、もうこれは一生続けたいと思える趣味だから。そこに時間を費やしてしまう、だから勉強あまりしない。イラスト書くのが好きじゃなかったら、もっと勉強に時間使えて成績もよくなると思うけど」と言う。

ちょっと感心してしまったし、そんなに好きだと思えることがもう見つかってて、ハスちゃんいいね、と思った。私は大人になって手仕事の楽しさに気づいていったから。

本当に本心で、勉強はほどほどでいいよ、それより好きなことに時間を費やして、好きなことを磨いて伸ばしたほうがいいよ、と言った。偏差値が高い学校に行く子はたくさんいるけど、自分の好きを犠牲にした上での高学歴、なのかもしれないね。

ハスちゃんは、でもイラストレーターになる、とは言わない。イラストは副業でやりたい、んだって。現代っ子だよね。イラストが描ける〇〇、とかがいいね、と話してる。それが一番楽しいかも。イラストが描けるマッサージ師、なんて最高じゃない、って言うと、仕入れにお金がかからないし、在庫抱えなくてもいいから、いいよね、とハスちゃんはいった。

うん、いいかもね。

なんでそうなるの、の後

ハスちゃんの汚いプリントを見ながら、期限を守ること、プリントがこんなに汚いのは気持ちが悪い、字がぐちゃぐちゃなのは、先生にも失礼、など色々話、「じいじ、ばあば、がこれ見たら、泣くよ」と言った。そしたら「書き直してくる」とハスちゃんがプリントを持って2階へ行った。

モヤモヤしたまま風呂に入って出ると、ハスちゃんが丁寧に書き直したプリントを持ってきた。内容まで変わっている。びっくりした、ここまで綺麗に書き直すなんて。ちょっとひらがなを漢字に直すくらいかと思ったら。笑顔でグッドサインを送った。

ハスちゃんには、「じいじ、ばぁばが悲しむ」というワードが一番響く様だ。二人は模範国民のような人で、まじめに質素に日々を暮らしていて、惜しみない愛情を、無償の愛を孫であるハスちゃんとカメちゃんに注いでくれている。ただgive give giveしてくれている存在。そんな存在は、大きいのだ、と感じている。

なんでそうなるの?

普通、とか、当たり前、とか言うのはあんまり好きじゃない。それぞれ各人の普通は違うし、世の中の当たり前がみんなの正解ではない、そう、そう思う。けれども、ハスちゃんは私にとってどうしてそうなの?と辟易してしまう。口うるさく注意してしまうことが多い。

忘れ物が多い、というのはまぁ、私もそうだから仕方がないかな、とは思うけど、新学期1日目は安定のシューズ忘れ。水筒を持っていくのも持ち帰るのも忘れる。6限目が体育だったから体操服で帰ってきて、制服一式を忘れて帰る。ため息がでる。

中2の3学期がきていよいよ高校受験の陰がちらついてきた。冬休み前の三者懇談で、どんな高校があるのかリサーチして、気になった高校を書くというプリントがあり、保護者コメントも書く欄があります、と説明された。

新学期、帰宅したハスちゃんが「高校の紙、保護者のコメントがいるんだって、よろしく」と言う。その翌朝起きてきて、真っ白い紙を渡されて、コメント書いて、と言う。いや、あなたがどんな高校を書いてるのかわからんまま何のコメントが書けるのよ、あのプリントは?と聞くと、無い、学校に忘れた、と言う。もう呆れてしまう。

新学期2日目、プリントを持ち帰って私の机の上に置いてあったのだけど、その状態に慄く。しわ皺で、しかも一部破れている。ハスちゃん曰く、濡れて破れたらしい。その汚いプリントの表には、1月9日期限を必ず守ること、というのと、丁寧な字で記入すること、と大きく大きく太字で協調されていた。本日1月11日、期限守れていない。しかも、丁寧な字で、と書いていあることへの挑戦なの?というくらい、汚い字。

上手、下手、じゃなくて、丁寧ではない、殴り書きのような字。ほぼひらがな、そしてところ所口語体。がっかり。がっかりしかない。

なんでそうなるの?

常々、義務教育は中学まで、高校は行かなくていい、と言ってきたけど、本格的にこの子は学校に向いていない子だと思う。

ハスちゃんいい感じ

2024年1月6日、ハスちゃんがお友達と遊んだ。お休みの日に約束してお友達がうちに来た。勉強会、だそうだ。こんな普通のことが、心から嬉しいと思えるなんて、過去の悲しい出来事のおかげだと言える。

クリスマスの日から、実家に帰省していたから、年末お友達からカラオケ行こうとか、遊ぼうというお誘いを断るしかなかった。そして晴れて1月6日に、お友達が遊びに来るという日を迎えて。あぁ、嬉しいねぇ。来てくれたお友達と冬休みの課題をしながら、ものすごい量のお菓子を食べまくっていた。

ハスちゃんは中学校で知っている人が一人もいない学校に転校し、いじめに合い、苦しんだ。2年生になってクラス替えになっても、また他の子とうまくいかなかった。私は中学時代をあきらめた。楽しまなくてもいい。粛々と日々を過ごす、それでいいと思った。早寝早起き、適度な運動、それさえしていれば、もうあとは望まない。そんな風に生活していたら、ハスちゃんは自分の力で立ち直り、今はなんだか楽しそうだ。

2年生の1学期に嫌がらせをされた子が、2学期学校に来なくなった。そのおかげでハスちゃんは学校が楽しくなった。複雑な心境だったけど、昨日ハスちゃんから、その子はいわゆるネグレクトという状態だったらしいと聞いた。どうりで人に意地悪するわけだ。ハスちゃんも、「なんかあるとは思ったんだけど」と言っていた。あの経験は苦しかったかもしれない、けれどもその子も辛い日々を送っていたからなんだね、もう水に流せるね、と話した。

2024年はじまり

2学期最後のカメちゃんの懇談、通知表はないから、児童が2学期がんばったことなどを発表するスタイルで行われた。

こんなことを頑張って、こう感じて、こう成長したんだ、みたいなのを期待しているけど、カメちゃんのプレゼンは違った。期末テストを見ながら、これはこうでね、だからこうなんだよ、って問題と解答について解説する。社会ノートを頑張ってまとめたのを見せながら、秀吉はね、なんて延々話してる。何度ツッコミそうになったか。

「別に歴史をあなたに教えてもらわなくても」と思った。貴重なこの時間、私カメちゃんの講義を受けたいわけじゃないんだけど、と思っていたら、先生が「カメちゃんがいいな、すごいな、と思うのは、みんなノートに情報をまとめる時、chromeブックの情報を書いてそれだけ、終わりになりがちだけど、カメちゃんはしっかり理解して自分のもとにしてるんですよね」と言った。そうか、こんなに私に説明できるほど理解してるってことなんだな、とさっきまでちょっとイライラしていた自分を落ち着かせた。

お友達の母が、宿題終わらないから遊べない、と言うから、そんな宿題あった?とか言いながら余裕ぶっこいてたら、そういえば自主学習5ページというのがあったのを思い出して慌てた!冬休み最終日に図書館に行ってネタを探し、「いいのがない~」と言うカメちゃんに「いい悪いじゃない、もうなんか書いたらいいじゃない」と最悪なコメントしたなぁ。