ハスちゃん卒業

ハスちゃん、今日、卒業式でした。義務教育終わりました。

ハスちゃん、カメちゃん、卒業式の練習について、あれこれ文句言ってて、そうだよね、練習、楽しくないよね、何回も立って座って、礼の仕方注意されて。歌、何十回も練習させられたらしくて、もう嫌だ。。。と。笑

だから、私も、卒業式、行かなくていいかな、なんて思ったり。いや、学校生活において最も重要な式だよな、とか、式に出席して、どう式が面白くないか、とか観察しようとか、不届きな思いを抱えて参列。

校長先生の話、とか、祝辞、送辞答辞、こういう型にはまった挨拶はやはり、退屈。本音じゃないし。でも、やっぱり、在校生、卒業生全員で歌った校歌と旅立ちの日に、はぐっと来た。なんだろう。歌詞もいいけど、ただの言葉、よりも、みんなの気持ちが入ってるってことかなぁ。嫌々歌ってるカメちゃんの声も入ってるんだろうけど、でもでも、素敵な歌声で、ぐっときた。涙うるうるした。歌の力ってことかな。

色々あったけど、卒業式で証書を受け取るハスちゃんを見て、もう、そこに立って歩いているだけで、有難いと思えて。ハスちゃんに意地悪した子、そんな子も一人ずつゆっくり授与されるのを見たけれど、不思議と、温かく見守れた。不思議。卒業式って、なんかもう全部オッケーって思えるね。

クラスで各2名くらいかな、卒業式を欠席している子、不登校の子がいた。その子たちが、自分で選んだ道で幸せになることを願う。

卒業式後、最後の学活で、一人ずつ挨拶してた。そんな中の一名でいれたこと、感慨深い。ハスちゃん、卒業すること全然悲しそうじゃないし、クラスに思い入れもないし、学校も特に好きじゃないけど、やっぱりあの場にいれたこと、とっても嬉しかった。

卒業式後は、友達がカラオケ行くって、でも私は行かないって言うから、卒業式なんだから、行っておいで!と言った。バス代が高い、とか、お金が、とか言うから、卒業式の思い出だから、お金は出す!行っておいで!と送り出した。

楽しい卒業式の思い出になるといいね。

源氏パイ

ハスちゃん、明日卒業式。義務教育が終わる。解放される、という感じ。親子共々。あとはもう、高校嫌だったら辞めたらいいんだからね、でも辞めたら仕事することになるけどね、でも自分が決めたらいい、自由。

学校の企画で、親が卒業する子に手紙を書くというのがあって、昨日道徳の時間にそれを読んだらしい。

やっつけで書いたけど、我ながらいいの書けた、と思った。ハスちゃんは、「手紙読んだよー」と言った。で、〇〇ちゃんは給食までずーっと泣いてたし、〇〇ちゃんもすごい泣いてたー、って。私が、先生、泣いてる生徒みてこの企画してよかったなと思っただろうね、と言ったら、「あー、私も泣けばよかったかぁ」と言いやがる。

本当、カチンとくる。でもそれがハスちゃん。

ハスちゃんが、バレンタインデーにもらった友チョコのお返しに、源氏パイにチョコをコーティングしてあげよう、と、スーパーで買ってきた。ラッピング袋に源氏パイが入るかどうか確認の為、封を開けた。寝る前に「源氏パイが一つない!」とハスちゃんが叫ぶ。カメちゃんだな、とハスちゃんも私も分かっている。カメちゃんに、源氏パイ食べたでしょう?と詰め寄るハスちゃん。もちろん認めないカメちゃん。

ハスちゃんは甘いものに目がない。今まで、どれだけのカメちゃんのお菓子、2人に一つずつと買っていたお菓子を、1人で2つ食べてきたことか。カメちゃんは、えぇーと言いながらも、怖いからか、そんなに執着がないからか、怒らなかった。

ハスちゃんに、それを伝えた。「今まで自分がやってきたことの報いでしょう」と。そしたら大人しく部屋に行って就寝した。今朝起きてきたとき、まだ機嫌わるかったなぁ。こっちまで機嫌悪くなりそうになる。いや、巻き込まれないぞ!!!

カメちゃん、昔はやられっぱなしだったけど、成長したなぁ。

カメちゃん病院へ行く

カメちゃん、2月の初旬から体調不良を繰り返していた。1月末のハスちゃんの受験が終わったのを見計らったようなタイミングで、そこは感謝。

頭痛を訴えて3日間。熱は無い。熱が無いのが逆に不安。我が家は風邪は寝て治す、が基本だけれども、今回は病院へ。

症状を伝えて、精密検査をすることになった。採血、検尿、MRI。

採血する部屋に入り、「 MDIします!」って宣言してて、ウケてた。MRIね。その後、おしっこ出ないよ~と言いながらトイレで検尿。窓あるからそこにおいてねと言われたのに、外で待ってたら検尿カップ持って出てきて、ぎゃーってなった。

MRI、30分かかるって言われて、え~そんなにかかるの?って躊躇してたカメちゃん。そこ?って感じで。そんな長時間じっとしてるのが嫌だって。でも、終わったら、面白かった!5分くらいに感じた、って。面白い音がして、宇宙を感じたらしい。MRIをライドかなんかと勘違いしてないか?

喉かわいたというから、あっちにウォーターサーバーあるよ、と言ったら、これ?と、血圧の機械触ってみたり。爆笑。これは、冗談だよ~と本人言ってたけど。

処方されたのが、カプセルの錠剤。病院から帰宅中に車の中で飲ませた。「あ、俺プラスチックまで飲んじゃった」って言うから、え?どういうこと?と思ったら、外のカプセルのことでね。カプセル開けて中だけ飲むのが正解かと思ったんだって。もう、いろいろ怖い。
薬を保護してる外がわのプラスチックまで飲んじゃったのかとあせったよ。。。

夜9時、「もう布団行くわ」って言って、「あ、食べようかな」っていうから、何言ってんのもう何も食べないよ、寝る前に、って言ったら、「薬だよ」だって。私もう薬のこと忘れててね。でも、薬食べるは変だよね。飲む!だよ。と突っ込んだんだけど、ずーっと薬は食べる、と言い続けてた。

MRIまでして判明した病名は、副鼻腔炎。鼻の横が痛い、とか訴えてくれたらわかりやすかったのに。。。もう今は元気です。


生きているだけで幸せ

自分の未熟さを思い知る朝。

昨夜、ふとつけたNHKで、目と腎臓に障害を持つ子を産み育てている母親の特集を見て。ただただ、生きていてくれるだけで幸せ、ということを本当の意味で理解することができました、と語る母親に感動した。

明日から学年末試験だというのに、体調不良が続き、そんなに試験勉強をしていないカメちゃんにイラっときていた自分を戒めた。カメちゃん、生きてるだけでいいじゃない、と。

そして今朝、カメちゃんは今日から試験。起きてきたカメちゃん、なんだか浮かない表情。「なんか、喉が痛い」と言う。熱は無いから、喉が痛いくらいなら試験は受けられるよ、受けられる?と聞いてたら、「呼吸がしづらいんだ」と言う。喘息の症状かな、と思いつつ、で、試験受けられるの?受けられないの?と聞いても、うーん、喉が痛いんだ、とか、言うから、腹が立って。私が試験受けて欲しいと思っているのが伝わってるから、休むとは言いづらいんだよね。

そこから、体調が悪そうなカメちゃんに、4日間休んだ後、課題が何が出てるかちゃんと確認した?後ろのホワイトボードに書いてある、と先生は言ってたよ?と聞いて、カメちゃんが、見てない、というから、また腹立って。

あーあ、生きてるだけでいいんだ、と思ったのは、昨夜だよな。と、トホホな朝でございます。

ミシンサポート

今日は、小学校の家庭科の授業のサポートに行ってきた。ミシンでのエプロンづくり。

30名以上の児童相手に、担任の先生一人か。1人1人違う個性を持った子どもたち、あの子たちを一人で。。。感服した。

ミシンは特に、セッティング、糸巻、糸通して準備、など、細かい作業がつきものだから、先生一人では難しいね。そこを、地域の人たちでサポートに入った。ミシンは得意分野だから、先生のサポートが出来てよかった。

本当にいろんな子がいた。絶えずお話していて、構ってほしそうな子。攻撃的な話し方をする子。自信のなさそうな子。朗らかで人懐っこい子。ひょうきんな子。みんな、それぞれ個性が合って、素晴らしい。が、1つのクラスとして率いるのはすごいエネルギー使うなぁ。

あまり自信がなさそうな、小柄な女の子、進みが遅くて、最後の方サポートした。自分で考えて進めていくのは苦手そうだったけど、一つ一つ説明して、次はこれ、次はこれ、と進めていくと、ちゃんと出来た。

その作業中に、ひょうきんな男子が自分のマチバリを見失ってキョロキョロしながら「俺バカなのかな?」と言っていて、それを聞いてその自信のなさそうな子が「あなたがバカだったら、私はどうなるん?」と言って。真顔で言ってて。びっくりした。自分のことバカだと思ってるのかな。

でも、エプロンの一番上のところが縫い終わって、うれしそうだった。完成したら自信がつくかな。

家庭科、2時間だけのサポートで、かなり疲れた。子どものパワーに当てられたというか、いろんなエネルギーに囲まれての疲労感なのか。これを朝の会から帰りの会まで、先生はやるんだね。尊敬しかない。

これからも、自分のできることでサポートしてゆきたい。

見捨てられている、と感じる時

友人の子が、ほとんど学校に行っていないみたい。以前から行き渋りがあったけど、遅刻しながら登校するところをよく見ていた。今は、不登校状態、みたい。

その友人が、SNSで、学校から全く連絡がなくて見捨てられている気がする、と落ち込んでいた。

難しいねぇ。

私は、ハスちゃんが不登校した時期、学校に娘の様子を伺う連絡は必要ありません、何か伝えたいことがある時はこちらから連絡します。学校に登校している子のことに集中してください。と伝えていた。

校長にもよるだろうけど、不登校児童への連絡をすることを義務付けられている感じがして。先生からの連絡で何かが改善することは無いし、毎日連絡頂いても、家では元気ですよ、学校には行きたくない、みたいです。と、オウムのように繰り返すしかない。そんな元気の出ない会話を、先生毎日するの楽しくないでしょう。時間も勿体ない、お互いに、と思っていた。

何より、学校からの電話って、子供がめっちゃ身構えるんだよね。それもあんまりウェルカムではない。だから、私は連絡は必要ありません、と伝えていた。

でも、友人のように、連絡がないと見捨てられている気がする、と感じる親もいるんだ。その気持ちもわかる。ずっと家にこもっている子を見て不安に思い、しかも学校からも連絡をもらえない、なら不安になるからね。

でも、決して学校は見捨てているわけでないと思うから、不安な気持ちから生まれる被害妄想かな、と思う。

その友人は、イベントを主催して、団体の立ち上げをするような、日ごろは弱者のサポートをしている様な人だから、だから、驚いた。あんな人でも、そんな悲観的になってしまうんだ、子の不登校で、と。

私の考えを友人に伝えて、電話がないのは、無駄な時間を使わなくていいんだ、ラッキー!と捉えてみて、と言ってみた。メールでのやりとりだから、空気感が分からないけれど、うん!そうする、と返事が来た。

どうか、ラッキーだと思えていますように。

バレンタインデー

何気ない会話で、心震える瞬間がある。今朝、奇跡の様な、2年前の私に話したら、奇跡だと思うしかないような事実、に心が躍った。

カメちゃん、昨夜から何だか寒い、と体調を崩しそうな気配がしていたのだけど、今朝、7度の微熱があり、体がだるい、と学校をお休みしている。「バレンタインなのにねぇ、カメちゃんを待ってる女子がいるかもしれないのにねぇ、残念」と言うと、「そんな子いる?(おらんじゃろ)」とハスちゃん。ハスちゃんはカメちゃんに対してめっちゃ辛口。

「私はね、最低(チョコ)4つはもらえるから~」とハスちゃん。え?ハスちゃんはあげないの?と聞くと、「私はホワイトデーにあげるの」だって。ホワイトデー担当らしい。

4つも?と返した私に、ハスちゃんが言った。

「私、友達多いから!!!」 ドヤ顔。

あぁ、こんな日が来るとは。ずっと一人でいて、友達ができない、と言っていた中1のハスちゃんに教えてあげたい。あぁ、何と幸せなことでしょう。

中1の時、一人で転校生として入った中学校で、同じ班だった子とそりが合わず、しかもイジメられて、不登校。そこから、その時できること、その時にこれなら大丈夫、と思えることをやってきた。そして今。

友達にたくさん囲まれて、チョコもらえるなんてね。

あの苦しかった過去があるからのこの幸福感、というのもあるね。

ニワトリの真似

ハスちゃんが高校に合格して、肩の荷が降りた。まだカメちゃんがいるけど、1人片付いた感がある、と友人に話した。

「教育を受ける権利を保障する責任って、自分で気付いてないだけで意外に肩にのしかかってるのかも。」とその友人が言った。

重すぎて、捨ててしまう親もいるし、重すぎる責任を全うしようとやりすぎる親もいるし、どうしていいかわからなくて右往左往する親もいるし、私は、ベストを求めてもがいて、うまくいかなくて、やりなおして、そして諦めて、って感じで、やっぱり、大変だったよね。

でも絶対にあきらめない軸、大切にしたい軸がはっきりしていたから、なんとか踏ん張れた。どんな強風にも耐えられた。

あとはカメちゃん。学びが楽しいと思える高校に導けたらいいな、と思う。

カメちゃんが今日、体調不良から復活して5日ぶりに登校した。車で送迎した。車から降りて家まで歩く時、すり足で、なんだか変な歩き方をしている。

「能、の人みたいだね。」と言ったら、ニヤッと笑って、「違うよ、ニワトリの真似だよ」と言った。かわいいやつだ。このおもしさ。これがあるから子育ては楽しい。

カメちゃんを褒め殺す

うちのカメちゃんは、面白い。ひょうきんものというか、よく意味がわからない動きを、よくしている。聞けば、アニメのキャラの真似、とかセリフをなりきって言ってることが多い。そんな子。

カメちゃんと顔を突き合わせて、ゆっくり向き合うのは、食事のじかんくらいになった。中学生だもんね。その食事の席で、例のよく意味が分からない言動や行動が多くて。朝、起こしても起こしても起きないくせに、ごはん食べるのも遅くて。そのくせ、ハスちゃんとアニメの話で盛り上がったりして、遅刻させたくない私は、何度も食べて!もういいから早く食べて!と言ってしまう。

最近は、褒め殺してみる、持ち上げてみる、を意識的にやっている。色んな本や動画で、親が褒めてくれたことが、とても影響力があったと感じている大人が多いことを知って。確かに納得、するから、やってみる。

今日はお昼ご飯、カメちゃんがハムエッグを作った。絶妙な固さの黄身にご満悦でドヤ顔しているカメちゃんに、「世界一の料理人ですねぇ、さすがです」と言った。嬉しそうだった。

黄身をつついて、とろーっと流れ出したのを箸につけて、しげしげと眺めているカメちゃん。早く食べろ!何してんだ!と思いながら、「観察力があるね、科学者の目をしている」と言ったら、嬉しそうだった。

嬉しそうにするカメちゃんを見ると、私も楽しくなる。

注意するより、この褒め殺し作戦は有効だな。お互い気持ちいいし、もしかしたらカメちゃんが自分は天才だ、すごいんだ、と勘違いして、そう思い込んで、すばらしい結果となるかもしれない。ワクワクする。

ハスちゃん受験

ハスちゃんの受験が終わりました。第一志望、というか、ここしか行きたくないという高校。

実技試験も、面接も出し切った、と。面接では、練習していた質問の中から、自分が伝えたいと思っていた4つの質問をされたらしく、ご満悦の様子。

出し切ったので、もう思い残すことは無いらしい。結果がどうあれ。

しかし疲れた。こんなに疲れるものか、受験って。あの独特の緊張感が、ね。受験したハスちゃんよりはマシだけど、やっぱ親も緊張する。

愛媛の温泉、3つに浸かって、リフレッシュしたけど、それでもこの疲労感は近年稀の感じ。ハスちゃん、10時に寝たのにまだ起きてこない。もう何度か声かけて、「起きるよ~」って言うんだけど、動けないのかな。疲れたね。今日はゆっくりでいいね。

受験、何校も受ける子、本当に疲れるね。エネルギーが半端なく吸い取られる。みんなファイト!