ネット悪から身を守る方法

ハスちゃん、カメちゃんは、スマホは持っていない。ガラケーは持っている。個人のPCは買い与えていて、リビングで使うことにしている。カメちゃんはゲームしかしない。ゲームは1日1時間、というルール。守っている。

SNSとかネットのあれこれ、トラブルが多すぎて、どうしたものか、とよく考える。大人だってスマホ中毒になっちゃうのに、まだ成長期の子供達に与えるのは危なすぎる。

でも、このご時世、もうスマホやらITを使わずに生きる、というのは、無いだろう。ネットや、SNSとの付き合い方を、たまに話してはいるけれど、Facebookでとてもいいショート動画に出会った。

ティーンエイジャーの娘を持つ母親(外国人)が、ある男性に恐らく娘をネットの悪から守るためにどうしたらいいかを質問されて、こんな感じで答えていた。

あなた(親)がずーっと子供のことを見張ることはできないですよね。できることは、子供の自尊心を育てること。今の自分でいいよ、と不安を感じさせない、安心させてやること。自分が誰であるか、に自信を持たせること。今のままのあなたでいい、と伝えること。それだけ。それが出来たら、娘さんはネットの悪に飲み込まれることはありません。

質問者の母親は、安心した表情で、「今まで同じような質問をたくさんしてきたけど、一番納得がいく答えです」と言っていた。私も同感。

こんな素敵な情報、動画に巡り合えるのも、SNSのおかげ。要は自分次第。

稲盛和夫さんの”生き方”

読書会、なるものに参加した。とても興味深かった。

元々読書、本が好きなので、興味があるタイプの集まりだった。あるイベントで、人気のパン屋さんの長蛇の列に並んだ時に、前に並んでいた上品なご婦人、実は一度お会いしたことがあった人、と立ち話をしていて、とても話が盛り上がって、その時に誘われたから、そういう偶然、奇遇な縁、というものが好きなので、行ってみた。

主催者様が今気になるテーマ、読まれている本が、ガザに関することだった。その方が話し始める時、前置きで、「もちろんみなさんガザに関してはよくご存じでしょうが」と言った。別にうんうん、頷いていればよかったのだけど、私、と、あと他の参加者1名くらいが、私はあまりガザのこと知りません、という反応をした。

そしたら、「え?知らないの?!」と、すごくびっくりしたような反応をされた。もちろん主催者に悪気は無い。自分がとっても気になって、勉強中のテーマを、あまり知らない、無関心な人がいたら、そんな反応になるだろう。

私は、テレビをあまり見ないし、ニュースは避けているくらいだ。だって、戦争とか、争いとか、犯罪とか、見て気持ち良くなるようなニュースは放映されないから。でも、世の中で起こっていること、から目を背けているような感じはあるから、少しうしろめたさもある。だから、その主催者の、私のガザに対する無関心に向けられた驚きの感情は、ちょっと心に刺さった。

傷ついたというより、世の中の闇、苦しいことに目を向け、自分に出来ることを考え、行動している尊い方たちがいるんだ、ということを思い出して、自分は今そうではないな、と刺激になると言う意味での刺さりで、いいものだ。

ちょっと熱すぎるな、長すぎるな、というくらいガザについて参加者で話した後、時間がもう残り僅かとなった。初めての参加者だから、少しだけでも持参した本の紹介を、と言われて、私は稲盛和夫さんの”生き方”、を紹介した。これはとても有名な名著だと思っていたから、参加者、読んだことあるだろう、という感じでこの本を選んだんだけど。誰も読んだことが無かった。

それより、びっくりしたのが、ガザについて熱く語っていた主催者の方が、稲盛和夫さんを知らなかった事。遠い国の紛争に関しては詳しく勉強されているのだけれど、偉大な日本の実業家、稲盛さんを知らないのか。。。

私は、ガザのことをまるで何も知らない事を恥じた事を、その時に撤回した。人は誰でも興味の対象が違う。私は私の心が向くテーマ、人、事、に関して時間を割いていけばいい。それだけだ。

私にとって、稲盛さんの”生き方”はかなりインパクトがあった。猛烈仕事人であった稲盛さんの働き方は、令和的ではない部分もあるけど、何かを成し遂げる時の圧倒的な熱量は見習いたい。そして、私欲ではなく、世の為人の為に何かをしようとしたとき、奇跡は起こる、ということが書かれていて。とても胸が熱くなる本。

朝起きて寝るまで、びっくりするほどのスピードで過ぎていく。毎日、これは絶対やる!と決めて過ごさないと、本当にいつのまにか1か月、1年が経つ。今日は、家の窓を外側から拭いた。満足だ。家族が気持ちよく過ごせるように、私は動く。遠い国の紛争のことも気になるけれども、今は、ハスちゃんカメちゃんのことを思い、2人の為に学び、動く時間を大切にしたい。それでいい。

上着を着る権利

また学校のことで、げんなりした事。カメちゃんが教室内で、上着を着ていて脱ぎなさいと注意された事。

寒いから、温かい上着を着ます、が通用しないのが学校。子供が寒い、と言っているのに「教室内では決められた制服を着ることになっている」だって。あと、「そんな上着を着なくてもいいように、ちゃんと空調設備が整えられているんです」だって。

決められた制服っておっしゃいますが、文科省も、教育委員会も、制服を強制することはない、あくまでも任意、それぞれの学校に任せているというスタンスで。学校側も、地域、保護者の意見で制服を作ったと言いますが、その意見はその当時PTA役員であった一部の方だけで決めてしまった事で、そういう言い方は少数派の意見を無視してると感じる。

担任の先生には、空調があって、その上寒いと感じた時に上着を着たい、ということです。例えば体調が悪い、などありましたらその都度説明して頂いて、許可を取って頂きたい、と仰る。カメちゃんはもうすでに担任が嫌だ、面倒くさい、学校嫌だ、になっているから、寒くて上着を着るためにその都度先生の許可を取りなさいと伝えたら、もう学校行かなくなりますよ、不登校ですよ、と話した。

担任の先生は、きっちり真四角な先生で、制服以外のものを着用することは許可したくない人だ。そんな人にカメちゃんが毎朝「寒いので上着を着ます」と伝えて、どんな顔でどんな言葉を発せられるかを想像すると、もう怖くてそんなことやらせられない。その思いは、先生にも伝えた。

担任の先生、めっちゃスクエアな人だけど、嫌な人ではなくて。ゆっくり、丁寧に説明したら、分かってくれる。お母さんと話していて、毎日許可をとってください、という部分はおかしいことだと分かりました、と仰っていただいて。

担任の先生に毎日上着着用の許可を得ないといけないのであれば、明日病院に行って診断書を準備します。それを校長に提出します。そうすればもう、先生の許可は必要ない。医師の判断の元、必要な時には上着を着られる。そうすれば先生の負担は軽減しますか?と聞いたら、それは必要ありません!と必死な感じで止められた。

子供の心身の健康が最上位目標となっていないのが、明らかで、とても不快。

子供が寒いと感じている。だから上着を着る。その上着は、学校で着るものとしてふさわしそうなもの、黒の無地、フード無、を選んでいる。寒くて上着着ることになぜ先生の許可がいるの?寒いから着るんですよ。ということは、イマイチ響いている感じはしなかった。ちょっと何と言われたか分からないけど、カチンとくることをまた言われて、

「学校を卒業後は、誰が体調管理をしてくれるの?自分が自分の体調を管理するしかないですよね。だから今、寒いと感じたら上着を着る、ということ、自分の身体を感じて、対応する、それをさせないと。子供を自立させることが学校の役割じゃないんですか?子供から考える力を奪わないでください!」と言ったら、議論が終了した。

久々に先生と議論した。論破した感じ、後味は悪い。

「防寒着は教室では脱ぐことになっています。」 と言われたことをハスちゃんに言ったら、防寒着は寒い時に着るもので、外で着るものじゃないじゃんね。先生言葉を分かってない、と言っていた。

ちなみに、カメちゃんの担任のこの議論をした次の日、ハスちゃんのクラスメイトが、教室内で防寒着を着ていて脱ぎなさいと注意されたらしく。その子は、寒いから着ていたい、と言ったけど、許されなかったって。その先生は比較的やさしくて、思いやりのある人だと思っていたけど、あの人でもこれか、と憂鬱になった。

寒いから、上着を着るんだよ。子供にはその権利がある。

規則正しい生活

今日はハスちゃん、カメちゃん、2人ともが始業時間までに学校へ。ハスちゃんはもう、学校が楽しくないとかそんなんは言わなくなって1年弱。友達がいるから、行く価値がある場所、となっている。

今、数学の授業を避けて登校しているカメちゃん。今日は数学が無く、1時間目が体育だから!と体操服を着て誰よりも早く登校する!と。何するの?と聞いたら、教室ではしゃぐんだよ!とカメちゃん。何かやらかさないか、とちょっと心配になるけど、でも、元気に登校してくれることが嬉しい。

カメちゃん、数学の先生が嫌、担任の先生が嫌、で、一時は学校が嫌、になっていたけど、何とか数学以外は学校へ行く、というのがリズムとなって出来てきた。学校からは何も言われていないけど、数学が1時間目か2時間目にいつもあるのは、配慮して頂いているのだろうか。そう考えると、学校へも感謝だ。

カメちゃんにも、どうしても耐えられない嫌と、嫌だけど工夫して、何とか乗り切る嫌、その嫌のグラデーションを、自分の感情を向き合って、対応していこう、全部の嫌を避けては生きていけないからね、と繰り返し話している。

やはり、今回も、規則正しい生活を送ることに重点を置いてカメちゃんには接して、それが我が家にとっての正解だと思った。規則正しく生活するなか、子供達は自分で選択してゆく。

早寝早起き、食事、メディア規制、だね。


99点

ハスちゃん、期末試験の結果を嬉しそうに報告してくる。結果がいいとこうなるんだね。そうだよね。中2の3学期の期末試験から試験勉強というものをし始めて、どんどん点数が良くなっていって。それ以前は、期末試験の結果なんて、そんなんありました?みたいな感じで、テスト結果一覧表が部屋の床に転がってて、それを見て結果知る、だったのに。

美術、99点だった、100点取りたかった、と、ハスちゃん。確かに、100点は魅力的。何か説明する記述で、〇されていた所が、書き直されていて、マイナス1点されていた、と。説明するうえで、目的語が無いことが指摘されていてのマイナス。

100点だったら、うれしい、やったーで、すぐに忘れてしまう。けれども、このマイナス1点の悔しさは、一生忘れないから、私は99点で良かったじゃんと思った。高校入試で何か説明しないといけない問題が必ず出るだろうから、その時、このマイナス1点のことを思い出せばいいよ、と話した。ありがとうマイナス1点と思うことがきっとあるんだろうね。

さてカメちゃんは、予想通り期末試験の結果、誇れる点数ではなかったようで、あちらからは一切触れてこない。中2の2学期までのハスちゃんを見ているようで、とても面白い。

嵐のよう

私の頭の中は今、嵐のようだ。いろんな事が起こり、それについて考え、いいこと、悪いこと、判断したり、打ち消したり。

カメちゃんが、期末試験中、やってるようで全然勉強していなかったこと。ハスちゃんが、自分が中1の頃全然勉強してなかったことを棚に上げて、カメちゃんのことが勉強してる風に見せて、全然してない、と批判していたけれど。それ聞いて、ハスちゃんにもう言わないで、人は人、自分のことをやればいい、と言って。

でもやっぱり、勉強しないと結果が出ない。その結果を見て、私は意気消沈する。やればできるのに。。。と。歯がゆい感じ。

勉強、偏差値、学歴が大切じゃない、とは知識があるけれども、どうしたって今この世の中はそこで評価されることが多いから、できれば我が子には出来るだけの学歴を、と望んでしまう。。。

学歴以外の選択肢、それ以外の生き方の提示が必要なんだね。

嵐の様な頭の中を、これは何のチャンス?ツイてるついてる、で落ち着かせる。

不安

ハスちゃんカメちゃん、期末試験が終わった。ホッとした。

カメちゃんが3教科分の課題を提出していないことを知り、びっくりしたこと。試験が終わったらすぐにやって出すようにします、と先生に伝えて。

カメちゃんは、昨日帰宅後、課題に取り組んでいたけど、まぁ時間がかかること。明らかに集中していない。学校から配布されているPCを近くにおいて、何かとそれを見ていて。

何度言ってもPCを離さないので、もう、PCの使用は1階リビングルームに限ることにした。

何とも、カメちゃんの学習意欲の低下が著しく、このままこの中学に行っていて、いいことはあるのかな、と不安になった。

人生を楽しもう

ハスちゃん、カメちゃん、期末試験中。ハスちゃんは受験前最後の試験で、その結果が合否に影響してくるのだから、いつも以上に気合が入っている。いつも張り付いているPCを立ち上げることなく、試験勉強している。ベストを尽くしてほしい。

カメちゃんは、一応部屋で勉強している風だけれども、恐らく大半の時間が息抜きの時間だと思われる。出すべき課題を出していないことも判明し、雷を落とした。

2人ともそれぞれ、勉強に対する姿勢も、考え方も、向き不向きも色々あるけど、最低限の進言だけして、あとは見守ろう。よくわかんないから。

昨日は久しぶりに近所の美術館へ。友人が無料スペースに作品展示をしていて。彼女は、綿を糸に紡ぎ、それを機織り機で布し、その布で仕立てた着物を着ていた。美しかった。どれくらいの時間がその着物を仕上げるまでにかかっているかを考えると、くらっとする。子育てしながら、その手仕事の時間を大事にしてきたんだなぁ。

彼女は、プレーパークのような、子供が自由に遊べる場所の管理者でもあった。アウトドアな服を着て、焚火を囲む仲間だったから、彼女の別の一面を見て、なんと魅力的な人なんだ!と感心した。

親は、子供に自分が人生を楽しんでいる様子を見せてればいい、というどんぐり倶楽部の糸山先生の言葉がある。この言葉が好きだ。そうだね!と全力で賛同する。

私、人生楽しんでるよ。もっと楽しむよ。みなさんからたくさん刺激を受けて。

未熟者たち

昨日はまたびっくり仰天の日だった。

なぜだろう、カメちゃんがしょうもない嘘をついていた。数学の授業に出席していないから、担任の先生に、授業中に単元テストや小テストがあったら、放課後などにうけさせてほしいとお願いをしていて。ある日、今日単元ゲストがあったので、明日の放課後テスト受けてもらいますと連絡を頂き、お願いします、と。

テストの時間を考慮して、お迎えを30分遅くしていった。カメちゃんはテストが早く終わったから、と家の方向に向かって歩いていた。今日は担任の先生がお休みだったから、副担任の先生がテストやってくれた、と言っていた。

で、昨日担任の先生から、以前行おうと思っていた数学の単元テスト、私がお休みしてしまい、できなくて、という連絡を頂いて。。。そこから担任の先生と、え?それ、もうやりましたよね?え?やっていないと思いますけど、としばらく会話。本当に申し訳ない。

カメちゃんの小さな嘘が、担任の先生まで巻き込んで迷惑をかけてしまって。先生の放課後の5分を無駄にしてしまった。本当に腹があって、もう色々どうでもいいけど、嘘をつかないで!と怒ってしまった。

カメちゃんは、ママが面倒くさいから、嘘ついた、と言った。担任の先生が休みだったからテストできなかったよ、でいいのに、それに対して私が何を面倒くさいことを言うのだろう。

学校嫌だ、や、先生嫌だ、に関連して、色々話過ぎたのかもしれない。それが面倒くさいと思ったのかもしれない。

この件は、とっても素晴らしい気づきをくれた。嘘つきのカメちゃん、人のことを嫌だとか言う前に、もっと自分を磨きなさい!とも思うし、私自身も大切な人に面倒くさいと思われるような人であるということ。まだまだ、である。みんな。

だから、数学の先生も、担任の先生も、嫌だ、という気持ちが、私の中では薄れた。みんな未熟者。

俺、学校楽しいよ

スクールカウンセラーと話して、カメちゃんの特性、今のカメちゃんを守りたいなら、今通っている学校じゃない方がいい、と、しっかり認識した。

そうだと思う。普通の学校では、カメちゃんの好奇心、アイデア、発想力は、邪魔になることが多い。

よし、ハスちゃんの進路が決まったら、ハスちゃんが愛媛の高校の寮に入ったら、私はカメちゃんに合う学校がある場所へ移動しよう、そう思った。

ここ、福山市で、本当に素晴らしい仲間がたくさんできて、私はここが気に入っているけど、やっぱりカメちゃんが学校を楽しめる方が優先順位高い。決意した、また引っ越しだ。

カメちゃんに、話したら、びっくり仰天の反応だった。「え?俺、学校楽しいよ」だって。えええええ????!!!!!と信じられない、とアクションしたら、「先生が嫌なだけ、先生が変わったらこの学校でいい」だって。

6つくらいの小学校からの生徒が集まって今の学校の中学生となり、今の状態にもってくるまで、結構苦労はあったから、また1からは、しんどい、とのこと。他の小学校から来た、カメちゃんと似たタイプのやんちゃな感じの子が、入学当初はカメちゃんを警戒していて、話しても来なかったけど、体力テストのシャトル欄でクラスで2番の成績を残した時、お前すごいな!と話しかけてきてくれて、それからはいい感じになった、とか。色々話してくれてたよね。

少しずつ、少しずつ、周りに認められてきての今、なんだよね。

今日は数学がない。だから遅刻せずに登校した。でも、本当に行きたくなさそうだった。あんなカメちゃん見るのは辛いんだよな。