見捨てられている、と感じる時

友人の子が、ほとんど学校に行っていないみたい。以前から行き渋りがあったけど、遅刻しながら登校するところをよく見ていた。今は、不登校状態、みたい。

その友人が、SNSで、学校から全く連絡がなくて見捨てられている気がする、と落ち込んでいた。

難しいねぇ。

私は、ハスちゃんが不登校した時期、学校に娘の様子を伺う連絡は必要ありません、何か伝えたいことがある時はこちらから連絡します。学校に登校している子のことに集中してください。と伝えていた。

校長にもよるだろうけど、不登校児童への連絡をすることを義務付けられている感じがして。先生からの連絡で何かが改善することは無いし、毎日連絡頂いても、家では元気ですよ、学校には行きたくない、みたいです。と、オウムのように繰り返すしかない。そんな元気の出ない会話を、先生毎日するの楽しくないでしょう。時間も勿体ない、お互いに、と思っていた。

何より、学校からの電話って、子供がめっちゃ身構えるんだよね。それもあんまりウェルカムではない。だから、私は連絡は必要ありません、と伝えていた。

でも、友人のように、連絡がないと見捨てられている気がする、と感じる親もいるんだ。その気持ちもわかる。ずっと家にこもっている子を見て不安に思い、しかも学校からも連絡をもらえない、なら不安になるからね。

でも、決して学校は見捨てているわけでないと思うから、不安な気持ちから生まれる被害妄想かな、と思う。

その友人は、イベントを主催して、団体の立ち上げをするような、日ごろは弱者のサポートをしている様な人だから、だから、驚いた。あんな人でも、そんな悲観的になってしまうんだ、子の不登校で、と。

私の考えを友人に伝えて、電話がないのは、無駄な時間を使わなくていいんだ、ラッキー!と捉えてみて、と言ってみた。メールでのやりとりだから、空気感が分からないけれど、うん!そうする、と返事が来た。

どうか、ラッキーだと思えていますように。

バレンタインデー

何気ない会話で、心震える瞬間がある。今朝、奇跡の様な、2年前の私に話したら、奇跡だと思うしかないような事実、に心が躍った。

カメちゃん、昨夜から何だか寒い、と体調を崩しそうな気配がしていたのだけど、今朝、7度の微熱があり、体がだるい、と学校をお休みしている。「バレンタインなのにねぇ、カメちゃんを待ってる女子がいるかもしれないのにねぇ、残念」と言うと、「そんな子いる?(おらんじゃろ)」とハスちゃん。ハスちゃんはカメちゃんに対してめっちゃ辛口。

「私はね、最低(チョコ)4つはもらえるから~」とハスちゃん。え?ハスちゃんはあげないの?と聞くと、「私はホワイトデーにあげるの」だって。ホワイトデー担当らしい。

4つも?と返した私に、ハスちゃんが言った。

「私、友達多いから!!!」 ドヤ顔。

あぁ、こんな日が来るとは。ずっと一人でいて、友達ができない、と言っていた中1のハスちゃんに教えてあげたい。あぁ、何と幸せなことでしょう。

中1の時、一人で転校生として入った中学校で、同じ班だった子とそりが合わず、しかもイジメられて、不登校。そこから、その時できること、その時にこれなら大丈夫、と思えることをやってきた。そして今。

友達にたくさん囲まれて、チョコもらえるなんてね。

あの苦しかった過去があるからのこの幸福感、というのもあるね。

ニワトリの真似

ハスちゃんが高校に合格して、肩の荷が降りた。まだカメちゃんがいるけど、1人片付いた感がある、と友人に話した。

「教育を受ける権利を保障する責任って、自分で気付いてないだけで意外に肩にのしかかってるのかも。」とその友人が言った。

重すぎて、捨ててしまう親もいるし、重すぎる責任を全うしようとやりすぎる親もいるし、どうしていいかわからなくて右往左往する親もいるし、私は、ベストを求めてもがいて、うまくいかなくて、やりなおして、そして諦めて、って感じで、やっぱり、大変だったよね。

でも絶対にあきらめない軸、大切にしたい軸がはっきりしていたから、なんとか踏ん張れた。どんな強風にも耐えられた。

あとはカメちゃん。学びが楽しいと思える高校に導けたらいいな、と思う。

カメちゃんが今日、体調不良から復活して5日ぶりに登校した。車で送迎した。車から降りて家まで歩く時、すり足で、なんだか変な歩き方をしている。

「能、の人みたいだね。」と言ったら、ニヤッと笑って、「違うよ、ニワトリの真似だよ」と言った。かわいいやつだ。このおもしさ。これがあるから子育ては楽しい。

カメちゃんを褒め殺す

うちのカメちゃんは、面白い。ひょうきんものというか、よく意味がわからない動きを、よくしている。聞けば、アニメのキャラの真似、とかセリフをなりきって言ってることが多い。そんな子。

カメちゃんと顔を突き合わせて、ゆっくり向き合うのは、食事のじかんくらいになった。中学生だもんね。その食事の席で、例のよく意味が分からない言動や行動が多くて。朝、起こしても起こしても起きないくせに、ごはん食べるのも遅くて。そのくせ、ハスちゃんとアニメの話で盛り上がったりして、遅刻させたくない私は、何度も食べて!もういいから早く食べて!と言ってしまう。

最近は、褒め殺してみる、持ち上げてみる、を意識的にやっている。色んな本や動画で、親が褒めてくれたことが、とても影響力があったと感じている大人が多いことを知って。確かに納得、するから、やってみる。

今日はお昼ご飯、カメちゃんがハムエッグを作った。絶妙な固さの黄身にご満悦でドヤ顔しているカメちゃんに、「世界一の料理人ですねぇ、さすがです」と言った。嬉しそうだった。

黄身をつついて、とろーっと流れ出したのを箸につけて、しげしげと眺めているカメちゃん。早く食べろ!何してんだ!と思いながら、「観察力があるね、科学者の目をしている」と言ったら、嬉しそうだった。

嬉しそうにするカメちゃんを見ると、私も楽しくなる。

注意するより、この褒め殺し作戦は有効だな。お互い気持ちいいし、もしかしたらカメちゃんが自分は天才だ、すごいんだ、と勘違いして、そう思い込んで、すばらしい結果となるかもしれない。ワクワクする。

ハスちゃん受験

ハスちゃんの受験が終わりました。第一志望、というか、ここしか行きたくないという高校。

実技試験も、面接も出し切った、と。面接では、練習していた質問の中から、自分が伝えたいと思っていた4つの質問をされたらしく、ご満悦の様子。

出し切ったので、もう思い残すことは無いらしい。結果がどうあれ。

しかし疲れた。こんなに疲れるものか、受験って。あの独特の緊張感が、ね。受験したハスちゃんよりはマシだけど、やっぱ親も緊張する。

愛媛の温泉、3つに浸かって、リフレッシュしたけど、それでもこの疲労感は近年稀の感じ。ハスちゃん、10時に寝たのにまだ起きてこない。もう何度か声かけて、「起きるよ~」って言うんだけど、動けないのかな。疲れたね。今日はゆっくりでいいね。

受験、何校も受ける子、本当に疲れるね。エネルギーが半端なく吸い取られる。みんなファイト!

受験に向けて学校を休む

ハスちゃん、受験日に向けての準備で今日は学校を休んでいる。学校に行けない、行かない時期もあったから、何かの為に意図的に休む、なんて、贅沢なことをしているなぁ、と感じる。

とりあえず、部屋の掃除を念入りにやった。もう、ここまできたら、掃除と体調管理が大切。早寝早起き。

Facebookがお願いしていないのに、10年前の投稿とかを上げてくる機能があるけど、あれって思いついた人すごいなぁ。今日は得に、10年前のハスちゃんの写真を見せられて、ぐっときた。

大きくなった。今、行きたい高校の入試に向け、不安な気持ちに負けない様に、やるべきことに取り組んでいる。かっこいい。

不安

中3、いよいよ受験シーズン到来。

私立の入試が始まっている。今日ある高校の合格発表だったようで、友人が不合格だった、とハスちゃんが言っていて。その直後、ぼそっと、不安、と言った。

運転中だったから、聞き間違いかな?スルーしようかな、と考えたけど、「不安?」って聞いたら、うん、と答えた。

わが道を行く、強気のハスちゃんも、さすがに不安になるんだね。行きたい高校ができたんだもんね。

つい先日聞いた斉藤一人さんの講演で、「ツイテル」と言った時と、「ツイテない」と言った時の力の入り方の違い、を聞いて。本当にそうだと思ったから、それを教えた。

不安な気持ちからはパワーが出ない。だから、不安だと思ったら、ツイテルラッキーと言って。」と伝えた。ちょっときょとん、としていたけど、伝わったかな。

合格したら、一人さんに感謝♪

楽しく!が大切

今、youtubeで斉藤一人さんの講演を聞く事が楽しみでたまらない。一人さんは、楽しく、愉快に、大切なことを語ってくれる、絶対に人を傷つけない。笑いで包んでくれる。

ちょっと前、カメちゃんが学校行きたくない、と不登校になりかけた時、とても悲しくて、その時は、ひすいこたろうさんの動画しか聞きたくないときがあった。ひすいさんのあのやさしい声に、癒されていたんだろうなぁ。

カメちゃんが、中学校の先生が面白くない、と言う。人間的に面白くない。笑わない。生徒と一緒に楽しもうとしない、という感じだそうで。私が言ったのは、「え?先生って面白くないもんよ、それ、当たり前よ」。失礼極まりないね。でも、面白くない先生には絶対言わないから、安心を。

学校の先生を面白くない、なんて言うのって、楽しむことに貪欲だなぁ。私の英才教育がきいてるなぁ、なんて思ったけど、カメちゃんのこの思いに対し、私ができることは少ない。

昨日聞いた一人さんの講演で、「学校の先生って、楽しくしようという気持ちがないから、いけない」というようなことを一人さんが仰って。カメちゃんが言ってることと同じだ!と思った。

カメちゃんが不謹慎じゃなくて、やっぱり学校の先生が、楽しくしようという気がないことが、元凶なんだと思った。少しでも楽しくしようとしてくれたら、不登校問題、緩和していかないかな。

孤軍奮闘

一瞬で、自分の考えがくるっと転換することってあるね。

ある教育改革者の講演を聞いた。もう、すばらしい内容。こんな人が改革に関わっているとしたら、希望しかない、とワクワクして。

講演後、知人数名で、その教育改革者と話してみて。講演されている時と、温度感が違って。こちらの提案、思いを、よくある言葉ではぐらかされた印象。

講演ではいいこと言うけど、結局は理想論ね、と思ってしまった。知人も、あんまり突っ走りすぎる、やりすぎると、組織にいられなくなるから、あの人はうまく組織からもはじかれないようにしてるんだろうね、と。

ちょっとがっかり、したのが正直で。口だけ男、というレッテルすら貼ってしまっていた。

そして、昨日、この方も教育改革を信じ、自分に出来ることをしている教育者と話す機会があり、私が上記の教育改革者、講演内容は素晴らしいけど、結局は理想論、何も変わらない、みたいなことを言ったら、彼は、本当に改革しようとして動いている稀有な人。ただ、彼以外が変化を望まないから、変わらないんです、と言われた。

ハッとした。

彼は、改革の為に孤軍奮闘している、とってもかっこいい戦士だ!私は彼を応援する、そう決めた。

物事って、見方、捉え方で、こんな変わるものか。色んな人と話すこと、とってもいいね。

2025の抱負

今年が始まってもう20日。大寒という一番寒い時期だというけど、今日はぽかぽか暖かい。心も朝冷え切ったけど、今はぽかぽか暖かい。

昨日カメちゃんが、地域の駅伝チームの一員として、地域の方の車に乗って動いていたのだけど、今朝、水筒を忘れたことに気付く。

昨日帰宅して昼ご飯食べる時、午後から遊びに行くって行った時、水筒出して、水筒持って行ってって声かけしてるのに、今朝水筒が無いことに気付くって、本当に腹が立って。

時間がたつほど、忘れ物のありかがわかりにくくなるじゃない、そして地域の方に迷惑かかるでしょう!?と怒ってしまった。朝から、本当にダメだったな。

地域の役員の方に聞くと、ちょっと忘れ物のありかを確認する、とどこかに電話をしてくださって、ありかを突き止めてくれて、しかも取りに行ってくれる、とのことで。感謝しかない。本当に申し訳ないけど、有難い。

地域の役員の方と忘れ物の話をしていると、奥様が出てこられた。学校と地域をつなぐコーディネーターをすることになったから、力を貸してね、と言われた。学校には一応人材バンクとして複数名、地域の方が登録しているのだけど、それを使うためのコーディネーターがいなかったから機能していなかった。それを来年度は活動したいから、とのこと。

私は、先生を助ける仕事がしたいと思っていたから、渡りに船!やります!やらせてください!と興奮した。先生が、教える仕事にもう少し集中できるよう、雑多な事務とか、あと授業中のサポートなんかも、できることがあればやる。

今日もいい日だ。