ハスちゃん、体調不良

ついに来た。この日が来た。子どもが寮生活を送るにあたって、一番心配していたこと。

体調不良。

偶然にも、学校からの手紙をまとめて郵送してきたのを読んだら、欠席連絡は寮生であっても親がする、との記述があって。そうなのか。。。と。ハスちゃんに、全然携帯の電波が入って無くて、直接話はしていなかったけど、体調不良の時、学校休むときは、8時までに私に連絡してね、とメールをした。

昨夜、ちょっと聞きたいことがあって、ハスちゃんに電話してみたけど、やっぱり電源が入っていなかった。そして今朝。ハスちゃんからメール。

身体がだるい。と。

初めての欠席連絡。家にいても、体調不良の時は、水分とって寝るだけ。だけれども、物理的に遠い、顔が見れないのって、やっぱり不安が募るね。

ハスちゃんは、回復力がある。体調不良も1日寝てたら、回復する子。

大丈夫、きっと、大丈夫。

あわてず、騒がず、私は私のやるべきことをしよう。そう、今日は私にとって大切な日、なのだ。

ハスちゃんとカメちゃん

この数日間、ちょっと心がモヤモヤしていた。

ハスちゃんに、入学式終わったらすぐに送るように頼んでいた書類、これに入れてポストに入れたらいいから、と切手まで貼って渡していたのに、確認したら「あ、今日ポストに入れたよ」と、入学して5日たった土曜日に言われて。土日は配達ないし。月曜日に〆切で必要な書類だったのに、、、とガミガミ叱ってしまった。

ハスちゃんは期待を裏切らない。

そして、カメちゃんは期待を裏切りまくる。彼が中学生になってどう成長していくか。もしかしたらすごく成績もよかったりして。という淡い期待が散った今。成績がよいどころか、先生が嫌だ、と不登校になりそうだった危機もあり。

一斉授業のスタイルでは、勉強が面白いと思えない、まぁ、みんなそうだけれども。面白いと思えないことは、やらない、という家系らしく。そこをしっかり引き継いでくれている。

しかし、彼をどうこの先導くか。今のままでは、2年後の受験シーズン、暗い気持ちになっていそうで。それが嫌で。やればできるのに、やらない。何を言っても響かない。

カメちゃんは、これが好き!というものがまだない。幅広く、そつなくこなす。友達とのコミュニケーションを取ることが好き、しょうもないおしゃべりが好き。そんな感じで。

大人が、世間が、すごいねーと感心するような部分が、ない。失礼ですね。例えば、読書が好き、とか、ピアノが上手、とか、スポーツ頑張ってます、とか、テストの点いい、とか、成績いい、とか、絵が上手、とか、そんなのが一切ない。今の所。

ただただ、天真爛漫で、なんだか憎めない。それでいい気もするんだけど。

そんなカメちゃんへの不安な気持ちを吹っ飛ばしてくれるような本に出合った。読み進めるのが楽しみ。

続・携帯がつながらない

さて、ハスちゃんと、話せない日が2日続き、今日も17時までは携帯の電源が入っていないという状態でした。リアルが充実しているのかな、携帯を使うような事態になっていないんだな、と自分を案心させていましたが、ようやく今、ハスちゃんから連絡がありました。

寮のみんなとは、2日目くらいから家族みたいな関係になっているよ。クラスでは、担任の先生が自分好みの先生でよかった。やっぱりおとなしい子が多いから、賑やかなハスちゃんは、「輝いていて眩しい」とか言われてるみたい。中学校の入学時とは、正反対の状況。。。その輝いていて眩しいは、なかなかオタク的な表現で、いいなぁ。ハスちゃん、楽しいだろうなぁ。

ハスちゃん、私から連絡ないなぁ、と思ってたらしくて。学校行って、携帯の電源切って、そのまま2日半電源入れるの忘れる、って、リアルが充実しすぎてる?スマホじゃないからね。

明日は、歩いて20分のドラッグストアに買い物に行く予定にしているらしい。

身体に気を付けて、楽しんで欲しい。

携帯がつながらない

入寮した日は電話で話したけれども、翌日は電話しても電源が入っていないか、電波が届かない場所にいます、とアナウンス。電波は届くだろうから、電源が入っていないんだな、と察する。

学校に、携帯を持っていくのは可だけれども、始業から就業までは電源オフというルール。電源オフしたまま、友達と楽しんでいて、電源オンするのを忘れてるのかな、それならいいな、と思った。

昨夜もまた電源が入っていない、とのアナウンス。ハスちゃんらしぃなぁ。ま、知らせが無いのが良い便り、声聞きたいけどな、と思っていた。そしたら、ハスちゃんから着信。なんでも、充電コードをどこに置いたかわからなくて、電源入れられなかったらしい。

「なんだぁ、楽しすぎて携帯の電源入れ忘れてたのかと思った」と言ったら、間髪入れず、「楽しいよ!」とハスちゃん。なんだか、安心したし、本当に嬉しかった。中学校に入学した時の事を思い出すと。。。本当に、よかった。「さっきまで、みんなで集まってデザインセットに名前書きしてたんだ」と。

ハスちゃんの携帯はガラケーだから、LINEができない。新しい友達とは、やはりLINEで繋がろう!となることが多いかな、LINEできないことで、不都合を感じるかな、仲間に入れない、とかないかな、と心配をしていたのだけれども。そもそも電池切れで携帯すら触れない2日間を過ごしたのか。杞憂だったかな。

LINEでつながらなくても、部屋を一歩でれば、そこには仲間がいる寮という、リアルでの交流が密に行われる環境だから、大丈夫なのかも。

寮生活、大変なこともあるだろうけど、楽しさが凌駕している模様。安心した。

ハスちゃん入寮

4月7日、ハスちゃんは愛媛県民となった。ハスちゃんだけ住民票を異動して、高校の寮に入寮した。

寮、といっても新築の最新式のワンルームマンションに、食堂がついている、という感じで、とても恵まれている。もちろん1人部屋。部屋ではリラックスして、外に出たら周りに仲間がいる。最高の環境だ。

受験の時に話していた広島県の子、もいたし、受験前日に同じホテルに宿泊していて、朝食会場で少し話していた親子もいて。一人2年生の先輩も入寮していて、その子がとーっても気さくでいい子で、頼もしいし。なんだかホッとした。

入寮準備でばたばた、体も脳内も忙しかったからあまり気持ちの面では、大して寂しさとかは感じていなかった。昨日入寮式が終わり、部屋を整え、帰宅して。カメちゃんと2人なった広い家が、なんだかスース―する。空気が増えて、風の通りがよくなったような感覚。なんだか、やっぱり、寂しいもんだ。

でも、あんな素晴らしい環境で、仲間と共に学べる3年間、楽しいだろうな、と嬉しくもなる。

複雑な朝。ハスちゃんは、ちゃんと起きただろうか。入学式、終わったかな。クラス、寮の子だれか一緒かな。また、話を聞くのが楽しみだ。

ハスちゃん卒業

ハスちゃん、今日、卒業式でした。義務教育終わりました。

ハスちゃん、カメちゃん、卒業式の練習について、あれこれ文句言ってて、そうだよね、練習、楽しくないよね、何回も立って座って、礼の仕方注意されて。歌、何十回も練習させられたらしくて、もう嫌だ。。。と。笑

だから、私も、卒業式、行かなくていいかな、なんて思ったり。いや、学校生活において最も重要な式だよな、とか、式に出席して、どう式が面白くないか、とか観察しようとか、不届きな思いを抱えて参列。

校長先生の話、とか、祝辞、送辞答辞、こういう型にはまった挨拶はやはり、退屈。本音じゃないし。でも、やっぱり、在校生、卒業生全員で歌った校歌と旅立ちの日に、はぐっと来た。なんだろう。歌詞もいいけど、ただの言葉、よりも、みんなの気持ちが入ってるってことかなぁ。嫌々歌ってるカメちゃんの声も入ってるんだろうけど、でもでも、素敵な歌声で、ぐっときた。涙うるうるした。歌の力ってことかな。

色々あったけど、卒業式で証書を受け取るハスちゃんを見て、もう、そこに立って歩いているだけで、有難いと思えて。ハスちゃんに意地悪した子、そんな子も一人ずつゆっくり授与されるのを見たけれど、不思議と、温かく見守れた。不思議。卒業式って、なんかもう全部オッケーって思えるね。

クラスで各2名くらいかな、卒業式を欠席している子、不登校の子がいた。その子たちが、自分で選んだ道で幸せになることを願う。

卒業式後、最後の学活で、一人ずつ挨拶してた。そんな中の一名でいれたこと、感慨深い。ハスちゃん、卒業すること全然悲しそうじゃないし、クラスに思い入れもないし、学校も特に好きじゃないけど、やっぱりあの場にいれたこと、とっても嬉しかった。

卒業式後は、友達がカラオケ行くって、でも私は行かないって言うから、卒業式なんだから、行っておいで!と言った。バス代が高い、とか、お金が、とか言うから、卒業式の思い出だから、お金は出す!行っておいで!と送り出した。

楽しい卒業式の思い出になるといいね。

源氏パイ

ハスちゃん、明日卒業式。義務教育が終わる。解放される、という感じ。親子共々。あとはもう、高校嫌だったら辞めたらいいんだからね、でも辞めたら仕事することになるけどね、でも自分が決めたらいい、自由。

学校の企画で、親が卒業する子に手紙を書くというのがあって、昨日道徳の時間にそれを読んだらしい。

やっつけで書いたけど、我ながらいいの書けた、と思った。ハスちゃんは、「手紙読んだよー」と言った。で、〇〇ちゃんは給食までずーっと泣いてたし、〇〇ちゃんもすごい泣いてたー、って。私が、先生、泣いてる生徒みてこの企画してよかったなと思っただろうね、と言ったら、「あー、私も泣けばよかったかぁ」と言いやがる。

本当、カチンとくる。でもそれがハスちゃん。

ハスちゃんが、バレンタインデーにもらった友チョコのお返しに、源氏パイにチョコをコーティングしてあげよう、と、スーパーで買ってきた。ラッピング袋に源氏パイが入るかどうか確認の為、封を開けた。寝る前に「源氏パイが一つない!」とハスちゃんが叫ぶ。カメちゃんだな、とハスちゃんも私も分かっている。カメちゃんに、源氏パイ食べたでしょう?と詰め寄るハスちゃん。もちろん認めないカメちゃん。

ハスちゃんは甘いものに目がない。今まで、どれだけのカメちゃんのお菓子、2人に一つずつと買っていたお菓子を、1人で2つ食べてきたことか。カメちゃんは、えぇーと言いながらも、怖いからか、そんなに執着がないからか、怒らなかった。

ハスちゃんに、それを伝えた。「今まで自分がやってきたことの報いでしょう」と。そしたら大人しく部屋に行って就寝した。今朝起きてきたとき、まだ機嫌わるかったなぁ。こっちまで機嫌悪くなりそうになる。いや、巻き込まれないぞ!!!

カメちゃん、昔はやられっぱなしだったけど、成長したなぁ。

カメちゃん病院へ行く

カメちゃん、2月の初旬から体調不良を繰り返していた。1月末のハスちゃんの受験が終わったのを見計らったようなタイミングで、そこは感謝。

頭痛を訴えて3日間。熱は無い。熱が無いのが逆に不安。我が家は風邪は寝て治す、が基本だけれども、今回は病院へ。

症状を伝えて、精密検査をすることになった。採血、検尿、MRI。

採血する部屋に入り、「 MDIします!」って宣言してて、ウケてた。MRIね。その後、おしっこ出ないよ~と言いながらトイレで検尿。窓あるからそこにおいてねと言われたのに、外で待ってたら検尿カップ持って出てきて、ぎゃーってなった。

MRI、30分かかるって言われて、え~そんなにかかるの?って躊躇してたカメちゃん。そこ?って感じで。そんな長時間じっとしてるのが嫌だって。でも、終わったら、面白かった!5分くらいに感じた、って。面白い音がして、宇宙を感じたらしい。MRIをライドかなんかと勘違いしてないか?

喉かわいたというから、あっちにウォーターサーバーあるよ、と言ったら、これ?と、血圧の機械触ってみたり。爆笑。これは、冗談だよ~と本人言ってたけど。

処方されたのが、カプセルの錠剤。病院から帰宅中に車の中で飲ませた。「あ、俺プラスチックまで飲んじゃった」って言うから、え?どういうこと?と思ったら、外のカプセルのことでね。カプセル開けて中だけ飲むのが正解かと思ったんだって。もう、いろいろ怖い。
薬を保護してる外がわのプラスチックまで飲んじゃったのかとあせったよ。。。

夜9時、「もう布団行くわ」って言って、「あ、食べようかな」っていうから、何言ってんのもう何も食べないよ、寝る前に、って言ったら、「薬だよ」だって。私もう薬のこと忘れててね。でも、薬食べるは変だよね。飲む!だよ。と突っ込んだんだけど、ずーっと薬は食べる、と言い続けてた。

MRIまでして判明した病名は、副鼻腔炎。鼻の横が痛い、とか訴えてくれたらわかりやすかったのに。。。もう今は元気です。


生きているだけで幸せ

自分の未熟さを思い知る朝。

昨夜、ふとつけたNHKで、目と腎臓に障害を持つ子を産み育てている母親の特集を見て。ただただ、生きていてくれるだけで幸せ、ということを本当の意味で理解することができました、と語る母親に感動した。

明日から学年末試験だというのに、体調不良が続き、そんなに試験勉強をしていないカメちゃんにイラっときていた自分を戒めた。カメちゃん、生きてるだけでいいじゃない、と。

そして今朝、カメちゃんは今日から試験。起きてきたカメちゃん、なんだか浮かない表情。「なんか、喉が痛い」と言う。熱は無いから、喉が痛いくらいなら試験は受けられるよ、受けられる?と聞いてたら、「呼吸がしづらいんだ」と言う。喘息の症状かな、と思いつつ、で、試験受けられるの?受けられないの?と聞いても、うーん、喉が痛いんだ、とか、言うから、腹が立って。私が試験受けて欲しいと思っているのが伝わってるから、休むとは言いづらいんだよね。

そこから、体調が悪そうなカメちゃんに、4日間休んだ後、課題が何が出てるかちゃんと確認した?後ろのホワイトボードに書いてある、と先生は言ってたよ?と聞いて、カメちゃんが、見てない、というから、また腹立って。

あーあ、生きてるだけでいいんだ、と思ったのは、昨夜だよな。と、トホホな朝でございます。

ミシンサポート

今日は、小学校の家庭科の授業のサポートに行ってきた。ミシンでのエプロンづくり。

30名以上の児童相手に、担任の先生一人か。1人1人違う個性を持った子どもたち、あの子たちを一人で。。。感服した。

ミシンは特に、セッティング、糸巻、糸通して準備、など、細かい作業がつきものだから、先生一人では難しいね。そこを、地域の人たちでサポートに入った。ミシンは得意分野だから、先生のサポートが出来てよかった。

本当にいろんな子がいた。絶えずお話していて、構ってほしそうな子。攻撃的な話し方をする子。自信のなさそうな子。朗らかで人懐っこい子。ひょうきんな子。みんな、それぞれ個性が合って、素晴らしい。が、1つのクラスとして率いるのはすごいエネルギー使うなぁ。

あまり自信がなさそうな、小柄な女の子、進みが遅くて、最後の方サポートした。自分で考えて進めていくのは苦手そうだったけど、一つ一つ説明して、次はこれ、次はこれ、と進めていくと、ちゃんと出来た。

その作業中に、ひょうきんな男子が自分のマチバリを見失ってキョロキョロしながら「俺バカなのかな?」と言っていて、それを聞いてその自信のなさそうな子が「あなたがバカだったら、私はどうなるん?」と言って。真顔で言ってて。びっくりした。自分のことバカだと思ってるのかな。

でも、エプロンの一番上のところが縫い終わって、うれしそうだった。完成したら自信がつくかな。

家庭科、2時間だけのサポートで、かなり疲れた。子どものパワーに当てられたというか、いろんなエネルギーに囲まれての疲労感なのか。これを朝の会から帰りの会まで、先生はやるんだね。尊敬しかない。

これからも、自分のできることでサポートしてゆきたい。