地球の宝

カメちゃん、10歳になりました。誕生日だからというわけではないけど、奄美大島、龍郷にあるアダンオンザビーチという、海に一番近い宿に泊まってきました。コロナ渦での観光業支援事業で島民向けの割引企画に当選していたのです。

アダンオンザビーチに泊まった宿泊客は食事の際に少し離れたネイティブシーに行くのだけど、車で送迎してくれます。ハスちゃんカメちゃんが先に外に出ていて、私が準備を整えて車に乗り込むと、運転手の男性がこんな感じで話してくれました。

「息子さんと話してたんですけど、サッカーと野球やるみたいですねぇ、大谷選手を超えましたねぇ。」

これ聞いて笑っちゃった。サッカーと野球やるっていっても、サッカーは近所のお友達と放課後草サッカー、野球に至ってはいとこの野球少年と少しやったことがある程度なんだけど、それを堂々とサッカーと野球やってる、とか言うの、すごい。外人並みの自己主張?自己顕示欲?自己肯定感?。それを運転手さんに笑いながら伝えると、

「いやぁ、いいですねぇ、息子さんの目、キラキラしてて、いいですよ、お母さん上手に子育てされてます、地球の宝ですよ」

と言ってくれた。なかなかの褒め上手。でも本当にカメちゃんの目はキラキラしていて、いつも好奇心にあふれていて、楽しそう。幸せそうなんだよね。私が上手にカメちゃんを育てられたのは、どんぐり倶楽部のおかげ。カメちゃんの資質、特性を邪魔しないこと、邪魔してくる大人、得に学校に対して、極力その害を少なくする努力をしてきたこと。それくらいだなぁ。でもそれが出来なくて目の輝きを失っている子どもが山ほどいるんだもんね。

カメちゃんは、地球の宝だね。