学校の勉強楽しくない、なんで勉強するの?とハスちゃんに何度聞かれたことか。今ではちゃんと答えられる。「人生を楽しむためよ」
どんぐり倶楽部の糸山先生も、人生を楽しむために、勉強すると明言されている。同意しながらも、腑に落ちていなかったのか、いまいちハスちゃんにうまく話す事ができていなかった。
奄美で出会った尊敬してやまない方、カメちゃんに「今、お勉強楽しくないかもしれないけど、お勉強でつける知識は、あなたの武器になるからね」と話してくださって。カメちゃんは、うん、うん、とわかってるんだかわかってないんだか、頷いていた。
夏休みにハスちゃんとSDGsの研究をして、この世には今日食べるものもない貧困に苦しむ人、貧しくて働くしかなない子供、しかも働いても働いても貧しさから抜け出せない状況があると知った。その人たちを助けるために働く人たちがいる。弱い立場の人達をサポートする、強い立場の人がいる。弁護士とか、議員さんとか。勉強して知識をつけることで、弱い立場の人を救える人になれるんだ、と知った。そこから、勉強する意味が深く理解できたと思う。
今、カメちゃんに藤原和博さんの君が勉強する理由を読んでいる。我が家で遊びの天才と呼ばれているカメちゃんに、元祖遊びの遊びの王者である藤原さんの本を読む。いつも私が「遊びなさい、子どもにとって遊ぶことが一番大事よ」と言っている事、あまりにも周りの大人と違うことを言うけど、私以外の大人、しかも社会的に認められている有名な方も同じ事を主張している、ということを知ってほしかった。
遊びなさい!という藤原さんの言葉を、もともと大きな目を、もっと見開いて聞いていたカメちゃん。遊びで得られる能力に、集中力、があるというところを読んだ。
「保育園の時、あさひくんとあと1時間遊べるってなって、石を投げてたら、3分くらいで1時間がたった時がある。あれが集中してたってことかな」とカメちゃん。あぁ、幸せね。