今年の夏休みは、忘れられないかもしれない。
夏休みに入ってすぐのころ、奄美大島で通っている小学校の管理職と教育委員会に、私は山村留学資格なしと判断された。いろんな感情に包まれたけど、助成金というお金をもらえることを優先して、子ども達が毎日幸せかどうかに目をつぶっていた自分がいたことに気づかせてくれれた大事な出来事でした。
9月は1か月、広島県で過ごしています。ハスちゃんカメちゃんは祖父母との生活を楽しみ、何よりもいとこと毎日朝から晩まで遊ぶ毎日。本当に楽しそう。広島にきてすぐの頃、いとこと遊ぶことに夢中になりすぎて、夏休みの大切な勉強、どんぐりのお宝問題に取り組むことがおざなりになっていたハスちゃん。「ちゃんとできないなら明日奄美大島に帰ります。広島にいたいならやることをやって、そして全力で遊ぶんだよ」と話したこと。それを納得して、翌日から真面目にお宝問題しているハスちゃん。
遊びが楽しすぎて、やるべきことが手に着かなくて、親として四苦八苦しているとある方に話したら、「そんなに楽しいことがあって幸せだね。何事も楽しくないと続かない、その感情って大事だよね」と言われて、ハッとしたこと。
学校が課す自由研究、科学研究の類が嫌いな私。ハスちゃんに似て、強制されることが苦手で、やれと言われると反発してしまう。でも、今年はハスちゃん小学校最後の年、集大成として、今後の彼女の人生に役に立つ研究をしたいなぁと考え思いついたのがSDGs。初めはSDGsアレルギーだった私ですが、今ではハスちゃんと共に調べ、体験し、考えて、私とハスちゃんならではのSDGs研究ができています。これは、ハスちゃんにとって宝物になるもなぁ。と。
初冬には、叡智学園の受験にチャレンジするハスちゃん。塾に行って勉強とかはしないけど、家で楽しみながらハスちゃんのためになる学習を、私が考えた方法でやっています。朝日小学生新聞で時事ネタになじんでおくこと、自分の考えをうまく伝える方法、クリティカルシンキングの仕方、など。
今日は、学校の図書館を魅力的に変えるアイデアを10個考えてみました。10個って結構大変だね、なんて言いながら、これ楽しい!と取り組んだハスちゃんでした。私自身、本を読みながらよさそうなことを試しているだけだから、意味あるかな?と考えながら。。。
朝から一日中遊んでいると、「テレビみていい?」と聞いてくる時間が午後訪れます。今日も先ほどありました。昨日、猫の恩返しを見たから、今日はみませんと断りました。いつもはテレビ視聴週2時間というルールで生活しているけど、祖父母の家にいたり、いとこと一緒だからか中々テレビを見たいという訴えが収まらず、カメちゃんなんて「大人になったら仕返ししてやる!」なんて捨てぜりるを吐いていました。こわーい。
それでもしばらくすると、ハスちゃんが「それじゃあ、今からやりたいと思うことをそれぞれ紙に書いてみよう」と提案し、それぞれがやりたいことを発表しあっていました。朝やった、10個のアイデアを書いてみるというところからの着想でしょうか?なんだかうれしかったなぁ。こわいこと言われながらもテレビ見ていいよと許さなくてよかったぁ。
テレビ、いくらでも見ていいよってできたら、本当に楽なんだけどね。