褒めること

褒めることは難しい。頑張ったことは褒めたい。けれども、褒め方って難しい。

さつきやま森の学び舎の太郎さんは以下のように書かれている

『評価』や『褒める』こともないということは他者と比べる環境もないということで、『優越感』や『劣等感』も生まれません。そうすると、子ども達は自分で考え、生み出し、満足感を掴み取れるんです。それが、『自己肯定感』の高さも生み出します。」

私はこれ、とても納得。学校の教育に対して疑問に感じることを解決してくれた。

今朝のグッとラックで、小学校の話題。まだ習っていない漢字を作文で使った児童を他の児童の前で褒めた教師。そしてその教師に褒めたことを注意した校長の話。校長は、できない子が劣等感を感じないよう、まだ習っていない事ができる子の家庭は裕福で、塾通いをさせたり、辞書をかってもらえたりする。それができない家庭もある、という主張の様。

褒めた先生は、習っていないことを本で見てそれを書いた生徒のがんばりを褒めた。他の生徒もそれを聞いて、図書室で本を借りるようになった。

うーん。校長先生の主張は全く的外れ。この世は裕福な家庭も、貧しい家庭もある。それが真実。貧しい家庭の子も小学校には無料で通えるんだし、図書室で辞書をかりることができる。それを教えてあげてほしい。勉強することにお金は必要でないことを。自分ができない事をできるお友達をみて、劣等感を感じるのではなく、いい刺激にできるマインドセットを教えてあげてほしい。

そして褒めた先生、みんなの前で褒めるのではなく、その子を個人的に褒めたらいいと思う。そして、褒める必要があるかどうかも疑問。習ってない漢字を使いたい子もいるし、習っても全く漢字を書かない子(ハスちゃん)もいる。習ってる習ってないはただ大人が決めた順序。子どもの好奇心はいろんな方向に向いているし、脳の発達のスピードもそれぞれ。

みんな、それぞれ、ありのままでいい。習ってない漢字を書く子も書かない子も、別にそれでいい。比べる必要は全くない。