ロープレ やっぱり基本が大事

一昨日のロープレ練習会、私が憧れる方主催の会で、少人数で顔見知りのメンバーでの会。もう5回目くらいのTさんと練習した。

私がキャリコン役をした後、「いつもはクライエント役をしているときに、頭の中で色々考えながらやるんですが、今日はそれがなくて、気持ちよく、自然にできました」と、ほめて頂いた。それを聞いてホッとするも、何か手放しで喜べない感覚がある。何かが違うような。。。

私がクライエントに答えを与えるのではない、答えはクライエントが持っている。ただキャリコンは、話しを聞く、だけ。というようなことが分かってから、頭の中で次の質問を考えることはなくなって、今は、とにかくクライエントが話す内容から、どこかを拾って、どこかについて聞いて、という感じでやっていて。心理的負担は減ったし、楽しめている。けれども、以前は必ず入れていた要約がなかなか入れられないようになったなぁとずっと感じていて。相手が話すこと次第で、自然の流れで、面談を進めていくと、要約を入れるタイミングが難しくなった。

その夜寝る前。ある模範ロープレの動画を聞いた。1級技能士の方のロープレで、終わった後「どんな風に考えてロープレしてましたか?」と聞かれて「何も考えてないんですよ」と仰って。びっくりした。1級ともなると、頭の中では色々組み立ててやってるんだろうとか思ってたから。その方は、「ただクライエントの発言を聞いて、それに対して自然に対応している」と言っていた。それを聞いて私は、やっぱりそれでいいのか、と安心した。そしてその方は、「一つだけ気を付けているのは、クライエントが発した言葉をそのまま伝え返しすること、語尾を上げて質問したり、語尾を下げて受容したり。そこだけ気を付けています」と言った。それを聞いてもう一度ロープレ動画を聞きなおした。派手ではないけど、本当、有効なテクニックだよね。

憧れのキャリコンの方がオブザーブしてくれた時、「言語的追跡を意識してみて。言い換えが多くて、言葉が長い印象があるから。言葉を削ぎ落す感じで」と言われたなぁ。はい、言語的追跡を意識します、と心には決めて臨んだTさんとのロープレ。Tさんは気持ちよく話せたと言ってくれたけど、何かがひっかかっていた。

Tさんとのロープレの文字起こしを確認した。そこにとどまってくれる文字で自分のロープレをじっくりと見るのってとても勉強になる。言語的追跡で会話が進みそうな部分が3か所はあった。私は言い換えをしがちで、どうしても私の話量が増える。言語的追跡だと、10文字以下でクライエントの番になるのに、言い換えだと、その何倍もこっちが話すことになる。

言語的追跡、全然できてなかった。受容の言語的追跡はやってるけど、質問の言語的追跡をしていない。そこだな、と思った。動画の1級の方が言っていた、言語的追跡の語尾だけは上げるか下げるか意識してやってる、という言葉が響いた。

私、最近は楽しく、気持ちよく、15分あっというまという感じで自然体でロープレをやっていた。悪くはないんだと思う。来談者中心ということを忘れてはいなかったから。けれども、もっとよくなるよ、というところだったんだ。自然体で、というところに、基本中の基本のかかわり技法は意識しないとね、というところだったんだ。

それに、文字起こしを確認して気づいた。文字起こしってただただ自分が発した言葉だけがそこにあるから、他のかかわり行動は意識しないで、ただ言葉を客観的にみれて、いい。やってるつもりの言語追跡が、受容だけで終わってることに気づけた。やぱり基本中の基本の技法をしっかり押さえた上でのナチュラルさが大事。いろんな世界のプロが、型を抑えないと崩せない、というのはこういうことなんだな、分かった。

どれだけ経験を積んでも、熟練しても、基本中の基本、を忘れないようにしよう。今気づけて良かった話。