ハスちゃんとカメちゃんが通う小中一貫校の体育祭があった。平日に。いろんな大人の事情が絡みあい、平日のしかも午前中だけの開催。
そもそも小中一貫という、子供にとってのメリットある?という形態の学校で、小1から中3までの児童生徒が一緒に体育祭をするという、どうかんがえても色々やりづらい、体育祭。やれること、やったらいいことが全く違う成長過程の9学年が、午前中だけで体育祭をする。やっつけ感が否めない。
我が家では嫌と言うほどハスちゃんカメちゃんと話したけど、体育祭でしか輝けない子達がいるのだから、体育祭はお勉強はダメだけど運動が得意な子がもっと輝ける舞台にしてほしい。
小学生は徒競走とダンス。5、6年生の組体操と表現がまざったようなやつは、どうも見ていてモヤモヤした。運動神経いい子に、ちょっとがんばって作るタワーとか、見ててハラハラ、すごい!と若者の身体能力を感じられる見せ場、作れないかなぁ。
私達の時代は、騎馬戦も熱かった。勉強は全然できない、腕っぷしの強いやんちゃ坊主が赤白それぞれの大将に控えてて。最後、大将戦はすごかったよね。もう、落ちそうになって、どっちかが落ちるまでやる。もちろん先生たちは周りでフォローしてたけど、多少のケガは仕方がない、くらいの迫力があって。顔は触らないよ、みたいな注意があったくらいでね。熱かった。ああいうのを見たい。勉強!勉強!言われるばっかの若者に、あの熱い正々堂々とした戦いをさせてやりたいな。喧嘩じゃないよ!というとこから、になっちゃうかな。
カメちゃんが去年まで通っていたイエナプラン教育校の運動会は、児童が考え、企画運営するすばらしいものだった。だから、私は今年の運動会、全然楽しみにしていなかったし、カメちゃんも、楽しめないだろうと思い込んでいた。
そしたら、「楽しくないはずがないじゃん!(運動会が)」とカメちゃんに言われて。ハッとした。決めつけは良くないね。去年までの運動会とは違うけど、またこれはこれで、楽しいわけよね。カメちゃんの単純さが、いいなと思った。