うんうん、そうだよね、そうなるよね、と、そうなるんじゃないかと思っていたことが起きている。
カメちゃんを良く思わないクラスメイトMがいて、よく暴言を吐かれるとは聞いていた。カメちゃんは、Mが自分に嫉妬していると感じている。運動も勉強も俺に勝てないから。なんて発言をしている。そんな発言、家だけにしてよ、と言ったら、それは分かっているそうだ。
カメちゃんに対してMが暴言吐くことについては、真正面から受け止めず、ふわりと避けて、右から左へ聞き流す練習を、と話していた。人には合う合わないがある、みんな仲良くはできない。嫌いな子がいてあたりまえ。私にも近づきたくない人はいる。Mがカメちゃんを好きでないことはいいのだ。
Mは、そこそこ影響力のあるタイプの子で、自分の周辺の子にカメちゃんが嫌だ、あいつウザい、一緒に遊びたくない、など吹聴したのだろう、1学期はカメちゃんとMが仲良くないだけだったのが、今はカメちゃんはMとMの周辺男子から疎まれている感じになっている。
Mは放課後外遊びをする子ではないので、カメちゃんが放課後一緒に遊ぶことは無い。先週末は学校のイベントがあり、そのイベント後、Mが校庭でサッカーをして遊んでいた。Mに嫌われている自覚があるカメちゃんは、他の子に「サッカー入れて」と言った。そしたら「Mに聞いて」と言われた。Mに聞いたらサッカーやってるみんなを集めて相談されて、「入れない」という結論になり、入れてもらえなかった。
カメちゃんは、「俺を仲間外れにするってことだね、それっていじめだよ」と言ったら、サッカーグループの一人が慌てて、「先生に言わないでよ」と言ったらしい。そこじゃないだろう。。。と。同級生が一人仲間に入れてもらえなくて、その子がどう感じるかが大切なわけで、先生に言うかどうかはどうでもいい、おまけみたいなとこ。
カメちゃんがサッカーはあきらめて、隣でドッチボールをしていた子達に近づき、サッカーに入れてもらえなかったと話したら、そこにいた子達は「それってなくない?ありえない」などと言ったらしく。その様子を見てサッカーをしていた M達はサーっといなくなった。この様子を校庭のすみから私は見ていた。イベントの片付けをしながら。サッカーしてたと思ったらすぐやめて逃げるように立ち去る子供達を、何やってるんだろう、と疑問に思っていた。
Mがカメちゃんを嫌いでもいい、それはいいんだ。カメちゃんと仲良くしているY君にMはたびたび「ねぇ、カメのこと好き?」と聞いてきて、「普通に好きだけど」と答えると、「え、なんで?あんなやつのこと好きなん?」とか言ってくるらしい。それはやめて頂きたい。気持ちはわかるけどな。
カメちゃん、このサッカー入れてもらえない事件で相当へこんだらしく、昨日は学校を休んだ。今朝もまだ沈んでいた。いい機会だと思って、いろんな話をした。
色々カメちゃんにかなわないから面白くなくて嫌い、ってなってるとしたら仕方がない。カメちゃんはカッコイイ男だから!当たり前のことが起きてるだけだ、とか。カメちゃんを嫌いだと思うのは、相手の問題なんだからカメちゃんは気にしないでいい、カメちゃんは自信もって自分でいろ!とか。
「世界がうらやむ男になれ!」と言ったら、「うん!俺ヒカキンみたいにみんなが知ってる男になる!」だって。ヒカキン?なの?と私はびっくり。学校から配布されているPCも学校に置きっぱなしで家ではテレビを週2時間見るだけのカメちゃんにとっても世界がうらやむ男はヒカキンなのか。ヒカキンってすごいなぁ、と思った。