1学期末のカメちゃん三者懇談がありました。カメちゃんの学校は、いわゆる成績表がありません。自分も、そして今まで他の学校では成績表ありきで懇談、だったから、不思議な感じ。けど、いらないな、偶然担任としてカメちゃんをみてくれている人の評価なんて、と感じています。我が家にはあっています。
イエナプラン教育校の三者懇談は、子供が主役、ということで、カメちゃんが1学期の成果、頑張った事、誇れることなどをプレゼンしてくれます。
カメちゃんは、期末試験で理科が100点だったこと、あとはブロックアワーで社会、歴史をノートにまとめている様子を見せてくれました。
小学校入学し、この学校に来るまでは、カメちゃんは”書く”ことが苦手で、長文を書くことは特に嫌がっていました。無理やり書かされる作文には苦労しました。担任の先生にどう話して、どう無理やりやらせないか、を整えるのが私の仕事だと思っていました。とにかく、今、カメちゃんはまだ書く能力が育っていない、書くのは今じゃない、今無理強いしたら、書くことが嫌いになってしまう。嫌いにだけはしたくない、その一心でした。
今、イエナプラン教育校に転入し、 自主的に学ぶスタイルになったことで、カメちゃんの書く能力が開花しました。5年生での転入で、タイミングもよかったのかもしれません。あんなに書くことが苦手と思っていたカメちゃんが、クラスで自主制作する新聞を一番たくさん書いたり、ノートに何ページも自主的に調べものをしてまとめていたり。今回の懇談でも、丁寧に、わかりやすく、歴史について書いていました。その内容はちゃんと見たわけじゃないんだけど、過去のカメちゃんを思い出して、感慨深かった。
キーワードは、自主的に、だと感じています。新聞も、調べもののまとめ、も、ページ数や字数は決まっていない。少しだけしか書かなくてもいい。自主性に任されている。そこが、カメちゃんのやる気に火をつけるポイントかなぁ、と。
懇談中、算数の期末試験の出来をチェックして苦笑した事。初めの分数の計算問題の部分が全滅。「これ、大丈夫?」と聞いた私に、「時間がないから、計算問題は後回しにしたら、時間足りなくて手つかずで終わった」だそうで。時間があったらできたかどうかは分からないけど、テスト返し後、「Gくんにやりかた教えてもらったからもうできるよ」だそうで。Gくんありがとう。
最初の計算問題は全滅だったけど、その後の文章題など、正答率が低い問題は解けていた。先生も、文章題を読み解く力はしっかりありますね、と言ってくださって。週2のどんぐり問題をかかさず取り組んできていて、私には難題だと思う問題を絵を描いてあざやかに解くカメちゃんをの様子を見ているから、学校で出る文章題は簡単だろうな、と思っているから、「長年、年長から、文章題には取り組んでいるので」と答えると、先生も「どんぐり問題ですよね」と。どんぐり問題をしっかり認知してくれている。
全国学力テストも、カメちゃんよくできていて嬉しかった、と先生が仰った。まだ細かい分析結果は返ってきてないけど、どんな結果かみたいな。
そして先生が、インストラクションという授業形式で何かを学ぶ時間、カメちゃんの反応を見て進めることが多い、カメちゃんが楽しそうなら、よし!と思うし、カメちゃんが楽しくなさそうだったら、これはダメだったな、と反省するんです、と仰ってくれて。カメちゃんはとても素直で感情を出すし、発言もするから、分かりやすいんだと思う。カメちゃんがクラスにいることを、先生が喜んでいてくれるのが、嬉しい。
やはり、どんぐり倶楽部、最強だと確信している。