学校の当たり前をやめた、で著名な工藤先生が、” 日本全国で子どもたちを信じて学校運営を任せましょう! “とフェイスブックで書かれている。本当に、そう思う。だって、そうしたら、子供がぐんぐん成長するから。それを目撃中だから。
カメちゃんが通う、公立小学校初のイエナプラン小学校では、かなり子供が学校運営に関わっていると感じている。
先日、放課後の遊ぶ時間に関し、こんなことがあった。冬は日没時間を考慮して5時まで校庭を開放するということになっていたけど、日が長くなり、5時はまだ明るくなってきた。子供達はもちろん、明るいからまだ遊びたい。帰ろうとしない。
一応、学校から5時までと言われているから、私は親として5時までの約束だから、と伝える。その地域で生まれ育った子達は、「おれんち、暗くなるまで遊んでいい」とか、「明るくなったから6時まで遊んでいい」と言う。
学校が定めたルールと、家庭のルールに齟齬が生じていた。学校にも学校の事情があるかもしれない。でも、明るくなったからもっと遊ばせてやりたい、できれば校庭で。そんな思いがしばらく頭から離れなかった。そしてある日、「もう5時だぞ!帰りなさい」とある先生に子供達が声をかけられ、子供達が口々にいろんなことを言い、反抗的な態度をとったのを見て、意を決して学校に連絡した。
明るくなったから、できれば校庭を6時まで開放してほしい、そしてそれにより、先生への負担がかからないよう、と伝えた。そうしたら、わかりました、子供達と話し合ってみます、と言われて。ちょっとびっくりした。
校庭で何時まで遊ぶか、は学校側、先生達が決めることだと思っていた。だから、子供達と話す、の?必要ある?と思ってしまった。でも、先生は、この学校のやり方は、話し合って決める、なので、みたいなことを仰って。
翌日、カメちゃんを5時に迎えに行ったら、もちろん男子数名で元気に遊んでいた。「もう5時よ、帰ろう」と声をかけると、そこにいた男子全員が「今日、みんなで話し合って6時まで遊んでいいことになった」「ぼくたちみんなで決めたんだ!」と口々に言う。いつもは私に対して話すことは無い、大人しい感じの子まで話してくる。
その子供達の様子が、とっても自信にあふれていて、誇らしげだった。それが素敵だと思った。自分たちが話し合った、自分たちがみんなで決めた!と凄い言う。それが子供達をこんなにも自信あふれる感じ、誇りを与えているんだ、と感じた。そんな素敵な機会を与えてくれた先生たちに感謝!
これが、子供の自律を促す教育、なんだね。
後日先生にお礼を伝えたところ、その話し合いをした時、日没時間を調べる子がいたり、おもしろいですよ、と仰っていた。人を説得する力がつくよね。
子供にルール作りを任せる、学校運営を任せることが、自律させる為の最適な方法だと思う。