プレーパークでキャンプするという、ワクワクするイベントに参加してきた。顔見知りがいるかなぁ、どうかなぁ、という参加者の顔が全く見えない状況だったけど、楽しいはず!と、申し込んでみた。
もちろん、ハスちゃんは何そのキャンプ?という反応。カメちゃんも、〇〇君は来る?とか、誰が来るかわからない所がひっかかった様。私も、実際どうなるかちょっと不安。でも、キャンプ、やりたい。そんな気持ちで参加した。
参加者の中に、顔見知りの子はいたけれど、そんなに仲良くはないから、初めは距離をとりつつ、各々、ピザの材料を切ったり、栗拾いに行ったり、それぞれ興味を持てる事をする時間。
夕食のカレーを食べて、あたりが薄暗くなってきた頃、あるスタッフがピカピカ泥団子を作っていたのをきっかけに、子供たちに泥団子ブームが到来!ヘッドライトやランタンの明かりを頼りに、暗闇で泥団子を必死で作る子供たち。中学生から未就学児までが一体となって泥団子を作っている。

上手な子のやり方を見て、真似る子。それでもできなくて、どうしたらそんな風にできる?と質問したり。必死でサラ粉を集める子、もう頭をフル回転させて、泥団子づくりに夢中になっている様子。とーってもステキだった。
暗くなってからの泥団子づくりで一気に距離が縮まった子供たち、その後は神社へ肝試しに行ったり、暗闇鬼ごっこが始まったり。暗闇鬼ごっこはすごかった。中学生から2歳児までが参加していて、みんなが楽しそうだった。
暗い、とあまり見えなくなって不便なんだけど、明かりがある場所に人は集まり、物理的な距離が縮まり、そしてそこに会話が生まれ、共通の興味が生まれ、心の距離も縮まる。
家に引きこもっている子も参加していて、明るい時間は居心地があまりよさそうではなかったけど、暗くなってからは、焚火の前に座ってずーっと火の番をしてくれていた。
暗い、と、なんだか人間の内面に、明るい時にはない何かが生まれるというか、心が解放されるというか、言葉に出来ない何かを感じた。