加害者に反省の色なし

ハスちゃんはいじめ被害にあって1か月学校を休み、6月1日に再登校し、今日も元気に登校している。ハスちゃん、親も、おそらく先生もとりあえず一山超えてホッとしているところ。

なのだけど、昨夜夕食の席でハスちゃんが以下のように話してくれた。「あのね、これ直してほしいとかじゃないんだけど。帰りの会で数人が順番に前に出て話すんだけど、そして誰かが話した後、クラスのみんなが拍手するの。で、私が話した後、いじめ加害者の2人がね、とっても小さい拍手、するの、嫌々みたいな。で、他の人が話した後は、普通に拍手するの。」

「ぷっ」私、吹き出してしまった。「いじめ加害者の2人、反省のはの字も感じられないね」と言った。ハスちゃんも、それが嫌というより、ちょっと面白かったらしい。加害者の男子の方なんて、話す人が仲いい人ほど元気に拍手して、ハスちゃんの時はぶすっとしてエア拍手みたいな感じらしくて。ハスちゃんは「小学校低学年レベルだよね」と言っていた。

今のところ再登校から、その二人から嫌なコトを言われたり、されたりはないらしい。けれどもこの話を聞いてはっきり分かった。この二人全く反省していないし、自分たちがしたことがいかに非人道的で許されない行為であったかを理解できていない。

学校から加害者二人のご両親には、二人の言動が理由で学校に来れなくなっている生徒がいる、と報告をして頂いている。どちらのご両親ともに、ハスちゃんの状態を心配して頂き、登校できるようにしなければいけないとお言葉を頂いたらしい。お二人のご両親がその後どんな話をお子様にされたかは知らないけど、根本的な解決はできてないなぁと、加害者二人の今の様子を聞いて感じた。

いじめ問題が発生した時、学校側はとにかく関係修復を目指したい様子だった。どうにかこうにかして仲直りさせたい、そんな感じ。私はそれをお断りした。謝罪もいらないと言った。先生は私のその態度に対し納得できない様子があったなぁ。だって、先生、12年かけて人を傷つけられる人間に育っているんだよ、ちょっとやそっとで改心できるはずないし、人格が変えられるとは思わない。だから、謝罪と仲直りは求めない。

ハスちゃんは、「あの二人、私に対して悪い態度をしようと思ってるわけじゃなくて、無意識でそうなってるかもな」と言った。確かに、もう意識的ではなくて無意識にそうなってる可能性もある。ハスちゃんの洞察力はすごい。無意識でそういう行動をとってしまうなんて、もう調教するのかなり難しいよね。

悪口陰口無視などの被害はくなった。けれども、まだ火種はくすぶっている気がする。注視していこう。