ハスちゃんの大きな一歩

今日は忘れられない1日になった。
ハスちゃんが、1か月ぶりに学校に登校した。

周りの大人ができる限りの工夫をして、学校をハスちゃんが安心できる環境に整えた。

けれども、しばらく登校していないから行ったら注目されそうで嫌、やっぱり、行きたくないな、とハスちゃんは昨日の夜言っていた。不安だよね。

この地で生まれ育った私の友人が、我が家の近所に住む同級生の女の子の保護者にハスちゃんがいじめに合って不登校になっていることを話してくれ、先週末、同級生の女の子2名がハスちゃんを訪ねてくれた。1か月ぶりに同世代の女の子と話して、仲良くなれるかもしれない感じもして、ハスちゃんは興奮していた。親がしてあげる事なんてもう、何もないのね。ハスちゃんを心から元気づけられるのは、お友達なんだね、と感じた。

私が「よかったね♪」と言ったら、ハスちゃんが「ずっと一人だったから(すごくうれしい)」と笑顔で言った。

その同級生の女の子たちが、もしハスちゃんがまた学校に行くときは、一緒に行こうと言ってくれて。それが大きかった。7時半に迎えに来てもらう約束をして、それがハスちゃんの登校を後押ししてくれた。お友達と一緒に登校するハスちゃんを見て、ホッとした。うれしかった。

「ずっと一人だったから」と言ったハスちゃんを思い出し、今朝、お友達と一緒に登校して行った姿が、幸せ過ぎて、涙腺が崩壊してしまう。

お友達と一緒に登校、がこんなに心の琴線に触れることになるなんて、なんだかすごい経験をさせてもらった気がします。

ハスちゃんも昨夜、あんなに退屈で楽しくなくて学校嫌いだったけど、今考えたら、平和だったなぁ、と奄美の生活を振り返っています。退屈で平和、が幸せだと気付いた模様。

親子共々、強烈で大切な経験をした1か月でした。