ロープレー問題把握の罠

今週末にキャリコン国家試験の実技試験を控える講座仲間Nさんとマンツーマンでの練習でのこと。私は来週末が試験なので、クライエント役に徹した。

Nさんとは一昨日も練習して、1回目のロープレ後、自己一致のことを話し、Nさんがそれに気づいてからしたロープレが格段に良くなったということを先日書いた。その流れで今日もいけるのかな、と思いながらのロープレ1回目。なんだかおかしい。

Nさんリクエストの定年後の働き方を悩む高齢クライエント役をしたのだけど、前半はよかった、けど、後半、なんだか雲行きが怪しいというか、私が話したいことがまだ話せていない状況で、違う方向からの質問が飛んできて、言いよどむ。。。という場面が多くて。。。クライエント役としては、気持ち悪い面談だった。

ロープレが終わって、まずはNさんに感想を聞いてみた。やりづらかったんじゃない?と聞いたら、もちろん同意された。一番私がクライエント役としてキャリコンとの乖離を感じた部分、会社から提示された3つの選択肢、早期退職、定年で退職、延長雇用、の話をした際に、その選択肢についての思い、考え、などを聞いてもらえず、仕事をする上での価値観に話が行ってしまって。。。その選択肢についての考えがまとまらないまま、どうしたらいいか整理されないまま、価値観の話を聞かれても、答えられなかった、とか、そういう話をしていって。

「故意に、やりづらいクライエントを演じてくれてるのかと思った」とNさんは言った。そうじゃなくて、本当にキャリコンNさんが聞いてくることに、うまく答えられない状態になっていたんだ。

あーでもない、こーでもない、と色々と話す中、原因が分かった。

Nさん、昨夜自分のロープレ音声を基に文字おこしをして、AIに採点してもらった様で。そうしたら、問題把握ができていない、そういう視点が足りないと判定されたらしく。それで、自分は問題把握が足りないんだと思って、今日はそこを頑張ろうと思ってロープレしたらしい。

問題把握をしよう、クライエントに気付きを与えよう、という意識でロープレすると、ああなるのか。という悪しき例を見せて頂いた、とても貴重な時間になった。問題把握をしよう、と意図すると、どうしてもキャリコンの思惑で面談を誘導することになってしまう。私はこう言っているけど、そこはちょっと受容しておいて、質問は問題把握に必要そうな質問をする、こんな感じになる。よって、クライエントが置いてけぼりになり、クライエントは口数少なくなる。。。

Nさんが「問題把握をしようと思うだけで、こんなことになるなんて、、、すごいですね、今失敗してよかった」と言った。本当にそう。キャリコンのちょっとした意識が、面談を大きく左右する。

1回目のロープレが上手くいかなかった理由がなんとなくわかったところで、問題把握をしなくてもいい、ということを確認して、今まで通りのやり方に自己一致というエッセンスを加えてもう一回やってみた。

結果、パチパチパチパチ!合格!というロープレになりました。しっかりクライエントの気持ちを整理してくれて、何か新しいことにチャレンジしたい、それが何かがわからないけど、となり、じゃあ、何にチャレンジするかを考えましょう、という目標設定まで到達しました。パチパチパチパチ!

キャリコン受験生、論述とかロープレとか、AI使ってる人結構いると思うんだけど、AI使い方誤ると、ちょっと怖いなぁと思った次第。だって、AIが国キャリの試験要綱とか、採点基準ちゃんと把握してるか、教え込んでからの採点なのかが、わからないからね。私はAI使わないけど。