3回目の実技講習では、クライエント役の了解を得て、ロールプレイを録画した。2回目は録音して、自分のロープレを客観的に聞くことが出来て、それが自分の成長にすごく寄与したから、録画できたことは大きい。けれども、けれども、自分の稚拙なロープレ動画なんて、本当は見たくない。全然見たくない。見た方がいいと分かっているけど、胃のあたりがムズムズして中々見れない。
とはいっても、もう5日後には、4回目の実技講習、そしてそれが講座最終日、を迎える。嫌でも見ないといけない。カメちゃんが修学旅行へ行き、気持ちに余裕ができたところで、気合を入れて見てみた。
結果、思ったより、見れた。やはり、最悪のグダグダ1回目~何とか言葉は発せた2回目。その2回目の録音を聞いて、機械的な自分の伝え返しを反省して、youtube動画で研究したあの日々。その甲斐あって、なんとか見れた。でもやっぱり下手だ。youtubeでロープレを披露してくれている方たちの、なめらかでナチュラルなことが、よくわかった。やっぱり、私、硬いんだよね。余裕もない。もう少し、どっしりと、落ち着いている雰囲気にしたい。
動画を見て感じたことは、私はもっと笑っているくらいにしないと、冷たい印象を与えてしまう、ということ。自分では、話しやすい雰囲気を持っていると思い込んでいたし、よくそう言われるから、勘違いしていた。特にはじめまして、の挨拶の下りから、クライエントの方が初めてどんな要件でいらしたか、を聞くあたりは、もっともっと、笑顔で、あたたかい雰囲気を出したい。これに気付けたことが大きい。
あとは、伝え返しの前後に間をとる、ということを、頷く、というアクションを入れることで実現しようとした結果、なんだか激しく首を振っている人、になっていた。首振り人形みたいで滑稽。何度も小刻みに首を振るもんだから、忙しない。そんな態度じゃ相談者は安心できないよ。落ちつけ、私!細かく何度もうんうんうんうん、頷くのではなく、うーん、とゆっくりと大きく頷く、にしないといけない。これも、動画で確認できてよかった。
自分の姿を動画で見ると、本当にダメなところがぐさっと自分に突き刺さるから、本気で改善しようとできる。これが最大のメリットだね。
あとは、クライエントへの聞き方の部分では、仕事が楽しいと言っているクライエントさんの原動力も聞いてもよかった。そうすることで、クライエントさんの仕事への想いをもっと理解できて、パートナーの転勤で仕事を辞めないといけない、という状況がいかに苦しいか共感できた。パートナーが全然クライエントさんの仕事を大事だと思っていないところもね、キャリコンとして、私はあなたのすごさ、わかるよーという立場でいてあげたかった。
あと、伝え返しは、ただ感情ワードを伝え返すのではなく、その感情ワードにまとわりつく思いも伝え返せたらよかった、と思った箇所があった。クライエントの葛藤を、簡潔に伝えられたら、もっとクライエントは嬉しいだろうと思った。
自分の上手ではないロープレを見るのは、嫌だけど、勉強になった。
