キャリコン3回目のことを書く前に、1回目のことをちゃんと書いていなかったことに気づいた。無理もない。自己肯定感がダダ下がり、全然うまくできなくて、カメちゃんに、全然ダメだった、ダメすぎてびっくりした!と半泣きで泣きついたくらい、本当に、全然できなかった。
1回目は、座学で傾聴と基礎技法を学び、文字で頭に入れただけの状態で、もちろん頭には知識として入って出ていく、みたいな感じで。カウンセリングとかコンサルティングの経験はゼロ。キャリコンがどんな面談をするのか、も全く見たことも聞いたことが無い。そんな状態で1回目に臨んだ。要は、私の素で臨んだ。知識として聞いたことが、やってみてできるるか、というと、できない。できなかった。もう少しできると思っていたから、落ち込んだ。
スーパーバイザーとして参加してくださっている大先輩の有資格者の方が、ロープレの途中で介入してくる。その度に心臓が止まりそうになるし、なんかすごい屈辱的だった。容赦なくできないところをグサグサと指摘されて。私が発する質問に対し、「その質問はちょっと、しない方がいい」とか言われる。もう、どうしたらいいか、何言ったらいいか分からなくなって、沈黙。「どうしよう。。。」とつぶやいて、ロープレ中にフリーズしてしまった。
自分の素で臨んでも、それなりにできるだろうと勘違いしていたこと。カウンセリングとは何ぞや、というのを全く分かっていなかったこと。とにかく何も準備していなかったこと。自分がやることなすことにダメだしされる恐怖。
フィードバック頂きながら、涙がぽろり、した。びっくりした。オンラインでよかった。顔がアップになっているわけじゃないし、誰も私の涙に気づいてはないだろう。
養成講座は、150時間。長い様で、短い。実技講習は4回かな。そんな短期間で受講生に色々教えないといけない。だから、指導者は厳しくなる。厳しくしてくれないと、いけない。でも、傷ついた。本当に嫌だと思った。
だから、私は、キャリコン向いてなかった。よくわからず受講したけど、向いてなかった。キャリコンより、問題解決思考でやれそうなコーチングの方がいいのかもしれない。もう講座を受けているんだから、キャリコンの資格は取る。でも、向いていないから、資格は取るけど、キャリコンはしない。キャリコンの資格を持ちながら、他の分野、もっと自分に合ったことをする。とにかく、資格は取る。我慢して、資格だけは取ろう。
そんなメンタルで、1週間後に向かえる2回目のロールプレイ講習をどうするか、を考えた。あんな悲惨な状態はもう嫌だ。もう少し、ちゃんとやりたい。無難にやりたい。上手じゃなくていいから、ましになりたい。ましになるためには。。。と考えて、有資格者がどんな風にロープレをしているかをまずはたくさん見てみることにした。
youtubeで、キャリコンのロープレ動画を色々見た。何人かのロープレを見て、なんとなくこんな感じなのか、というのが分かった。とにかく、面談中に何言っていいか分からない。。。と頭真っ白にならないことが目標だった。あんなみじめなことはない。
相談者が、誰かに何かを言われたとき。「その発言を聞いてどう思いましたか?」と聞いている動画があって、これだ、と思った。これは使えると思った。わかりやすい。何種類か、使えそうな質問をメモって、セリフを言うみたいに練習した。
時間が許す限り、たくさんロープレ動画を見た。ロープレというものの感じは掴んで、以前よりは、できそうな気がした。
本当に、1回目の講習から2回目の講習までは、ロープレ恐怖症というような状況だった。スーパーバイザーの方を嫌だと思ったりした。そんな状態を抜け出したくて、動画をたくさん見て、使えそうなセリフをコピーした。そんな私のロープレ1回目だった。キャリコン、いやだ、やめたい、思ったのと違った。そう思った。
