キャリアコンサルタント養成講習の受講を始めて、2か月がたった。全10回の講座の8回が終わった。
前々回の講座で初めて実技講習、いわゆるロールプレイというものを経験した。キャリアコンサルタントの理論を座学で学び、いくらかは覚え、カウンセリングの技法も学習はしたけれども、実際のコンサルティングがどのようなものなのか、実際にはもちろん見たことないし、動画すらも見ることをしないで挑んだ。もう、自分の素で挑んだ。そして撃沈した。
傾聴とか、アクティブリスティングをすればいい、私はそれできるはず、と思っていたから、とても凹んだ。自己否定をするほどに。そして、私はキャリアコンサルタント、カウンセリングには向いていない人間だわ、コーチングの方がいいと思う。私は一応この資格はとるけれども、そのあとはキャリコンじゃなくて、コーチングにするから、とか。すっかりロールプレイ恐怖症になってしまった。
一度目の実技講習があり、そのあと1回、傾聴に関する講義があって。胸を撫でおろした。実技いやだ、やりたくない、もういやだ。そんな気持ちだった。でもまた実技講習がある。昨日のことだ。実技講習、ロールプレイって、1人では練習しづらくて、それも悩ましかった。でも、1度目のロールプレイ、頭が真っ白になってもう何も言葉がでてこず、止まってしまったあのプレイ、もう二度とあんな風にはなりたくない。
相談者は多様で、1人1人全く違ったケース、悩みを持って来談する。けれども、枝葉を切り落とすと似たようなケースと言えなくもない。まずは、世の中にどんな悩みをもっている方がいるのか、どんなことを相談する方が多いのか、イメージを持っておこうと思った。そして、youtubeでキャリコンのロープレ模範動画を何本か見た。
イメージを持つこと、でもそのイメージに来談者をはめ込まないように注意して。動画をみることで、話の聞き方、来談者が話しやすい質問の仕方、などは学べた。youtube様様である。おかげで昨日の2回目の実技講習では、課題は山積みだけれども、頭真っ白にもならなかったし、なんとかやり通せた。自分の課題、克服したい弱点が見えたなんて、ものすごい変化、成長だと思う。1度目に比べたら。1度目がマイナス過ぎて、もう伸びしろしかなくて、うん、よかったんだと思う。
私の課題は、相談者に承認を与えること。やってるようで、できてない。相談者の言葉を味わう事。これも、できてない。講座をともに受けている仲間のロールプレイからも多くのヒントを得た。ここだけの話、頭が切れるタイプの方より、おっとりしていて、やさしそうで、控えめなタイプの人が、キャリアコンサルタントのロールプレイではうまくいっている。面白いね。
少しキャリコンの実技のことがわかり、自分の課題もわかり、相談者役を務めることで、キャリコンに求めること、こんな質問してほしい、とか、ここ聞いてほしい、とか、も感じることが出来て。何よりも、ぐちゃぐちゃな状況でどうしていいかわからなくなっている方の感情によりそい、整理していくの、楽しいと思った。
できなくて、私に向いてないと思った1回目。まだできないけど、楽しい、もっとできるようになりたい、相談者のためにもっとスキルアップしたいと思っている2回目。何という成長度。一緒に学べている9名の受講生の存在、そして指導してくださる先生達の存在、ありがたい。あと2回の講座、やりきろう。
