せっかくあんな苦しい経験をしたのだから、総括しておこう。
本当に、久しぶりにあんな嫌な言葉を浴びせられた。いわゆる、モラハラ、だった。今、自分を傷つける人には近づかない、と強く心に決めた。
そして、凄く久しぶりに、あんな人間性を疑う人物と仕事をしたこと。そのおかげで、私はいかに素敵な人々に囲まれているのか、と再認識して、感謝の気持ちが溢れている。これは、あの極悪店長Tのおかげである。闇があっての光。光に包まれていることが当たり前だと思いかけていたから、闇に感謝。
これは書いておきたい。店長Tが自分の責任を果たさず、全部アルバイトスタッフに責任転嫁して叱責してきた時、私の身体が重く、動かなくなった。怒鳴られているのだから、素早く動かなくてはいけないのに。頭ではそう考えているのに、身体は、スローモーションの様な感覚に陥った。あぁ、こうなるんだね、人間って、と思った。私の身体が店長を拒否していた。感情に任せて人を怒鳴ることって、効果がないどころか、人を動けなくするんだね。
私の耳に店長の叱責、怒鳴り声(一応抑えた感じのボリュームではある)がしっかり届いているということは、目の前にいるお客様の耳にも届いていると思う。それが想像できないのかな、そんな店、私は二度と行かないけど。
私はこれを、子供に対してしていないだろうか。していると思う。感情的に、子供を怒ったこと、何度もある。愚かだった。それに気づかせてくれたのが店長T。感謝した方がいい。
Tと仕事をして学んだこと。自分の機嫌を取れない大人は、手に負えない。距離を置こう。そんなタイプの人間に私は影響されない。Tは自分で大学生アルバイトに語っていたけど(私は塩対応だから話して来ない)、疲れすぎていて?よく眠れないらしい。この繁忙期に寝不足なんだもの、そりゃ、モラハラ店長になっちゃうわけだ。自分の体調管理をすること、とても大事。人の上に立つ、人を使うのであれば、体調管理はマスト。これ出来てないと全部崩れる。
ダブルバインドの苦しさ。何やっても何か言われる。前に先を読んで準備をしろ、と言われるからそうしたら、先走るな、と言われる。指示だしをする人間は、信念を持って、ぶれないことが必要。でないと、部下は苦しい。優先順位がつけられないとビジネスは成功しない。決断力も大事。ちょっと先を見て、断る勇気がないと、全部中途半端になる。
Tは、趣味繋がりの友人、知人が多い人だ。思うのだけど、忙しめの仕事を共にすると、人の本性とか、能力がダダ洩れる。楽しいだけの時間、趣味を共に過ごす、というのは誰とでも気持ちよくできる。リラックスして、適当に会話したらいいから。仕事は違う。仕事で関わるということは、能力がない人とチームになると、めちゃめちゃストレス。私、本当、個人事業主向きだ。Tは仕事で関わらなければ、別に悪い人間ではないのだと思う。ただ、マネージメント能力が無く、経営者としての資質がないだけ。
とても、よい学びだった。まずは、私はハスちゃんカメちゃんに対して、Tの様な人間にならないこと、気を付ける。それを学べただけで、大収穫ってことにしよう。