アルバイトのことー辞める

昨日もアルバイト先の店長Tのことは書いて、出勤したのだけれど。嫌な事があっても全てネタにしてやる、と思いながら、そして、あの店はTの店、彼があの場でのルールだよ、と自分に言い聞かせながらお店へ入った。

始めは週1ならやれるかな、と思い、昨日の出勤前の時点で月1か多くて2なら耐えられるかな、と思っていた。そして昨日働きながら、もう二度とこの店には来ない!と決めた。結構早い段階で。だから、昨日お店で起きた嫌な事は全てメモって来た。嫌な事があっても、メモることで、不思議と笑顔になれた。

ビーチ沿いのお店だから、夏は水着で来店されるお客様が多い。昨日、見事な入れ墨が上半身に彫られた男性がいらっしゃった。もちろん一目見て、その筋の方かな?と感じた。Tもその男性を見たのだろう。急に「ちゃんと対応してください」と声が飛んできた。私、瞬時にその意図を理解して、苦笑してしまった。本当にTって小さい。相手を見て態度を変えるタイプ。私、苦手なんだよね、そういう人。

私は、まだまだ経験の浅いアルバイトだけど、どんな人に対しても、自分ができることをしようと思っている。子供でも、若者でも、著名人でも、入れ墨入っている方でも、私は変わらない。だから、Tの「ちゃんと対応してください」がめちゃくちゃ私に突き刺さった。邪魔。本当に邪魔。

その男性、入れ墨入ってるだけで、普通に感じの良い方だった。でも少し入れ墨のことも気になりながら、お会計、お金を頂く、おつりを準備、と、お金を触るところは得に集中して動いていた隙に、新たなお客様がすーっと店内へ。私はそれに対応できなかった。入れ墨男性にレシートとおつりを渡そうとしたら、Tが「お客様対応して!声かけて!」と怒鳴る。慌てて大学生アルバイトが声をかける。

「しっかりしてくれないと、こっちが全部やらなきゃいけなくなるんだよ!」と怒鳴るT。「お客様におつりをお渡しするタイミングでしたので」と言うと、「声くらいかけられるだろう!」だって。結果、私、入れ墨男性にレシートは渡した記憶があるけど、おつり50円を渡したかどうか、記憶がない。。。そっちの方が問題だと思うんだけど。ぼーっとしてて声かけれなかったなら怒られても納得だけど、こちとら入れ墨男性の接客を誠心誠意でやっとんじゃ!新たな客への声かけは、入れ墨男性へおつりを渡し終えてからでよくないか?優先順位をつけろ!全部完璧にはできんわ!

私もTも知っている女性が来店して、Tがキッチンに立っているところを初めて見て「かっこいいじゃん」的なことを言った。そしたら、「働いてる時の僕はかっこいいんですよ~今かっこよくなかったら、ダメですよね」的な事をTが言って。働いていない時はまだマシ、だけれど、働いてる時のあなた、人間として最低です、と心の中で言った。

オーダーが準備できたら、ピピっとならせる札がある。お渡しした札の番号がオーダー表に書いてある。Tが19番の札鳴らして、と言った。はい!と走る。そしたら、14か?19か、知らんけど、とTが言う。何それ?と憤慨しながら、オーダー表を見に行く。「ちゃんと見て!」とTが言う。お前がちゃんと見ろ!と心の中で怒鳴った。もう勘弁してほしい。

私のTへの軽蔑レベルが上がっているのが伝わっているのか、Tが私に直接話しかけないで、大学生アルバイトを通じて、指示を出してくるのが、ちょっとおもしろい。伝言ゲームか。そして、その大学生アルバイトに伝えている内容、私にも聞こえていて、直接言えばいいのに、と大学生アルバイトの子に申し訳なく思う。直接話しかけづらいオーラを私は出してしまってるんだろう。。。だって、軽蔑してしまってるから。

1つずつ入ったオーダーを準備していく。ドリンクを準備するのはアルバイトスタッフの仕事。3つ先のドリンク準備まで、やることはない。だから洗い場へ行き、溜まった洗い物をしていた。そしたら「洗い物するな!次のバナナジュースの準備して!」と言われた。まぁ、そう言うならその通りにするけど、3つ先のバナナを今準備するのは早すぎる、と感じた。熟練大学生アルバイトに、今バナナ計量したら、早いよね、色変わったら嫌だし、と確認したら、そうですね、と同意された。

それを聞いていたTがカチンと来た様子で、「皮着けたまま切っておけばいいじゃないか、できることをやっとけよ!」と言う。皮をむいてから計量しないといけないのに、この人何言ってんだろう、と、この時点でTの精神状態がヤバいのは感じた。もう、ストレスのはけ口となっている、私が。こっちに口出ししてこないで、自分のことに集中してくれ!と思った。本当、邪魔でしかない。

人気メニューのフライドチキンに粉をつけていた。箸を使っていたら、「何箸なんか使ってるんだよ、手でやれよ、家庭料理ならそれでいいけど、ここはスピードが重要なんだよ」ともうこの時点では指示ではなく、大きな独り言を言い放つ感じだった。いやぁ、一応ここお金もらって食事を提供するのだから、家庭料理よりも丁寧にやりたいですけど。そんなに忙しいタイミングでもなかったしなぁ、とまた心の中で反論。何をやってもTの逆鱗に触れる、だいたい理解できない、納得できない私。

2つ、3つ、値上げしたメニューがあった。その情報、お客様がみるメニュー表には変更してあるけど、スタッフがみる手元のメニュー表には変更されていない。値上げしたメニューをお客様が注文したタイミングで、「〇ちゃん!そのメニュー値段変わってるから注意して!」とTが大きな声で囁く。お客様にもちろん聞こえている。そういう大事な情報は、朝のなんちゃってミーティングで伝えようよ。価格変更してます、確認してください、と。

今までは無かった、バニラアイス、をお客様が注文された。ベテラン大学生アルバイトに確認したら、バニラアイス、というメニューはありません、と言う。その瞬間Tが大きな声で、前のメニュー見て!と言う。お客様をお待たせして、お客様用のメニュー看板を見に行く。あった、バニラアイス追加されている。お客様に誤りながら、注文を受ける。そしてTの吐き捨てるような言葉。「メニュー表確認しとけ、って昨日言っただろう!」もうこれはスルーに値する暴言だと思った。メニュー追加、価格変更、お客様に影響する重要事項は、開店前に出勤したアルバイトには必ず直接伝えるべき。お客様用のメニュー看板だけに変更を加えて、その都度ささやき女将みたいに伝えてくるの、やめて欲しい。しかも、それを把握していないスタッフに、看板ちゃんとみとけ!って言うの、やめて欲しい。お前が伝える義務を放棄しているだけだ。

「返事がないと、キッチンの雰囲気悪くなるんで」と開店前のなんちゃってミーティングで言うお約束のTのセリフ。じゃなくて、そうじゃなくて、もっと重要な伝達事項あるじゃん、マジ無能!と私はもう二度とこの店には来ないことを決めた。

スタッフのシフト管理もずさんだから、誰がいつシフトに入れるか登録しているのも分かりづらい。紙でシフトが存在しないから、全然シフトを入れなくても、疑問に思われることがない。私は、月1だけ入れていた8月のシフトを削除した。で、十分人が足りている日に2日だけ、条件付きで入れるかも、という登録をした。この条件付きにしておけば、やっぱり働けません、と言えるから。そして9月は完全にフェイドアウトしよう。

杜撰なスタッフ管理のおかげで、うまーいことフェイドアウトできそうだ。ありがとうT店長。