今年度、ハスちゃんが県外の高校に進学し、寮に入った。カメちゃんも中2。親の出る幕少なし。子どもに関わることが少なくなってきて、寂しく感じた。カメちゃんに、私を置いてかないでよ~なんて心の声を発する自分に気付いた時、まずい、これか、子離れできない親の心境は、と気づいた。そんなこんなで、自分の人生、子供以外との世界をまた取り戻してゆこう、と思った。
子供が未就学児だったころは東京でバリバリフルタイム勤務していたのだけど、ハスちゃんが年中の時に退社して以来、フリーランスとして仕事をしている。子どもの色々、体調不良、学校行き渋り、不登校、にも柔軟に対応できたこと、やはりフリーランスになってよかった、と思っている。
子育てが落ち着いてから思うのは、私、本当に子育てに集中してきた10年?だったな、と。シングルマザーだから、全てワンオペ。仕事が自分でコントロールできるからできる子育てだった。でも、子育てに全集中してきたから、本当それしかない。それ、を何とか生かそうと思い、文章を書き始めた。それは置いておいて。
フリーランスで在宅勤務は、通勤時間ゼロであることがメリット。そして、全く家から出ないで仕事ができるので、子供関係の人以外との出会いがないことがデメリットだと思った。外へでよう。外界で人に会おう、たくさんの人に会って、話したい、と思った。
そこで、接客業、のアルバイトをすることにした。それならたくさん人に会える。家から近い飲食店で働けることになった。ラッキー。ビーチ沿いにあるお店で、海好きの私にとっては気分が上がる。
面接に行く。まず、履歴書いらない、と言われて驚く。気軽でいいな、とその時は思った。そこで、店長Tの人事関連のゆるさ、は感じたけれども、ここまでとは。。。履歴書いらないの楽だけど、そういうのちゃんとしない人って、こうなるよね、というデメリットの方が大きいことに気付いた。店長Tは私の居住地も知らない。LINEでつながっているだけなのだ。緩すぎる。
店長Tのこと。仕事で誰かとリアルに会って、共に働くという経験を長らくしていなかった私は、最高権力者であるTに、経営者として欠けている資質がえらそうにも目について、困っている。それがストレスになるから。こっちが働きたいと行って雇ってもらっているのだから、嫌だったら辞めよう、と思いながら今は働いている。週1以下の頻度だけれども。それ以上は、難しい。ストレス溜まりすぎる。
Tは、人の管理が苦手。アルバイトのシフト管理、配置、は、ずぶの素人で誰も雇っていない私がみても、ヤバいクオリティ。まず、アルバイト初日、LINEでこの日来てください、と連絡があり、その他何の情報もなく伺った。びっくりしたのが、10時~16時まで、休憩ZERO分だったこと。今までちゃんとした企業でのアルバイトしかやったことなかったから、3時間働いたら15分休憩、とか、まかない食べる時間、とかがちゃんと設定されていた。
休憩中に読もうと思って本まで持参していた私は、驚いた。6時間、ノンストップ勤務。小さいお店だ。スタッフ休憩室もない。ずーっと立ちっぱ。座れない。それはいい。水は各自、適宜補給するのだけど、何も食べないで夕方まで働く、はもう今の私には辛すぎる。2時くらいにお客様だれもいなくなっても、休憩はない。次のバイトの日からは、お手製レモネード(梅エキス入り)を持参して何とかしのいでいる。このお手製レモネードの威力はすごい。これ飲んでるだけで、かなり楽になった。こういう劣悪な環境での気づきもあるもんだ。
シフト管理ができないエピソード。翌月のシフトは、TからLINEグループに通達がきたら、アルバイトに入れる日を大体15日~20日前くらいにスケジュールアプリを使って入力する。夏が繁忙期、だというのに、その通達が遅い。人が足りるか気にならないのかな、と心配になる。
しかも、アルバイトスタッフが入力した予定を直前まで確認していない様で、今週日曜日、誰か入れませんか?みたいな連絡が来たことがある。もう1か月弱前にアルバイトスタッフは自分の予定を入力しているわけで。結果誰も入れない。それを受けてのTのコメントが秀逸で、「日曜日忙しいのはわかっていますよね?それなのに誰も入れないなんて、お店を閉めてしまおうか悩んでいます。」吹き出してしまった。勝手に閉めたらえーやん。笑
挙句の果てに、「これからは、もっと早めに予定の調整をお願いします」だって。じゃなくて、あなたがみんなが登録したスケジュールをもっと早く確認して、人がいないところは手を打ちましょうよ、と提案したかった。そして、「とはいえ、今回のことは自分にも責任があると思うので、今後は気を付けます」みたいなメッセージ。自分にしか責任はないぞ!と私は思った。
休憩がゼロ分の話。 何も食べないで働き続けると、もうエネルギーが枯渇してくる。意思とは関係なしに、身体が動かなくなる。もう若くないのよ。何とか動くけど、声が出なくなる。出したつもりが、蚊の泣くようなボリュームの返事になっていて、Tに怒られる。「ちゃんと返事してください!返事がないと伝わってるかわからないから!」と。結構強めに言ってくる。
この店ではTが正しい。基本のスタッフ管理ができないくせに、どの口が言うんだ、と心の中で毒づきながら、元気に「はい!」と返事をする。この理不尽な感じ、なつかしいなぁ。でも、ストレスがたまる。オープン前のなんちゃってミーティングでも、毎回「コミュニケーションをしっかりとっていきましょう、しっかり声だして返事してください、返事ないとキッチンの雰囲気悪くなるから」と言う。これ、私に対して言ってるな、と気づいて、苦笑しながら「はい!」と答える。キッチンの雰囲気悪くしているのはTだから。よく恥ずかしげもなく、自分がどんな悪影響をこの店のキッチンに及ぼしているか理解もせず、こんなこと言えるな、と苦笑。
大学生の若いベテランスタッフは、このTの発言を素直に受け止めているのだろうか。怖すぎて、確認はできていないけど。私への当てつけだと私は感じているTの発言を聞いた瞬間、大学生スタッフの顔が少しひきつる。いい子なんです。私の方をちらっと見て、大丈夫ですか?みたいな顔をしている、気がする。大学生スタッフとTの話をする気はない。彼女はTとうまくやっているから、それに水は差さない。Tの愚痴なんて話す価値もないのだ!
昨日一緒に働いたアルバイトのYさん。初めて顔を合わせた。この店のアルバイトは全員いい子。すごくいい子。そこが恵まれている。Yさんとは、初めてTについて少し話した。14時過ぎたらお客さんがパタッと止まった。そうなったら、Tは店の外へ出ていく。タバコ吸ったりね。スタッフに休憩をさせるという意識は全くないみたいで、自分だけ休憩に出る。初めはそこもむかついたけど、今はもういい。彼の店だし。そんな気配りできない人なんだから。それを彼に求める方がおかしい。嫌なら辞めよう。
昨日、ビーチにTの旧友が遊びに来ていて、その人と話してご機嫌になっているTを見て、ちょっとモヤモヤした私が、悟られない様にチクリと皮肉を込めて、「Tさんごきげんだね」と言うご、Yさんが「よかったです、Tさん、仕事中ずっと機嫌悪いから」と言った。うん、同感。あの機嫌悪さはスタッフにとっては居心地悪いことこの上ない。よかった、Yさんは私と同じ気持ちでいるんだ、と感じて嬉しかった。しかしYさんも20代、若いのよ。しかし自分の機嫌を取れない大人って、目も当てられない。あんな大人になるなよ!という半面教師としては、Tはいい働きをしている。笑
Yさんは、私と同時くらいにこの店に入った、新人に毛が生えた程度のアルバイト。彼は、「初めて仕事に入る時、多少のトレーニングがあるのかと思っていたら、いきなり何の説明もなくスタート!」って感じで驚きました、と淡々と言う。同感!「だよね!」と私も応戦。事前に何も教えてくれないから、忙しい中、これは?あれは?とTに聞かないといけない。それがストレス。お互いの。聞いたらTに不機嫌な対応をされる。忙しいから当たり前なんだけど、今聞くな感が満載。でも、Tは「ちゃんとわからないことは聞いてください」と言う。どうしろと言うんだ。聞きたくないんだよ、不機嫌で余裕のないキミに!と言いたい。言わないが。
意を決してTに聞いて、返ってくる返答がまた、分かりづらい。元々、説明能力が低い、言葉が足りない人であるのに、忙しくててんぱってるから、指示が不適格。結果、お客様に迷惑をかけていることに気付いてない。こちらの想像で少し補う必要がある。その想像が間違っている時にまた怒られ、より一層Tは不機嫌になられる。知るか!
言ってること、やってることが矛盾だらけ。 仕事における優先順位がはっきりしてなくて、困る。前にこう言われたから、こうしたら、今回は怒られる、とか。こんな風に注意されたから、こう動いたら、今回は違うと言われる。みたいな。要はその時その時のストレスのはけ口にされている感満載。
暇なときに、少しでもトレーニング的なことをしていたら、忙しい時にスタッフはTに質問しなくていいのだけど。そんな能力はTにはない。暇になったら、自分だけ外に遊びに行くような人なんだから。初日は、今暇なうちにこれとあれと、知っておきたい、とTに質問したけど、「オーダー入った時でいい」と面倒くさそうに言われ、Kという人となりを知るにつれて、もうそんな努力をしようとは思わなくなった。人のやる気を削ぐ資質はあり。
アルバイト初日に炭酸水を作っていて、私の作り方が良くなくて、もっと激しくボトルを振って!と指示された。それはいい。素直に教えて頂いてありがとう、と思う。その後よ。「みんなやってるから!」と冷たく言い放たれた。みんなやっているから、できるよ、ではなく、みんなやってるから、お前もちゃんとやれ!的な響きだった。何というか、もうこの時点でTって一緒に仕事をする人への思いやり、言葉選びができない人なんだと認定した。みんなやってるから、は彼の得意ワード。何度聞いたことか。とっても嫌な言葉だね。みんなできてるのに、あなたは出来ないんだね、という響きがある。なんかやる気削がれる。言い方って大切。
昨日もアルバイトYと私にとって初めて入った注文に関し、作り方を説明しようとしたT。「忙しいから、1回しか言わないよ!」とちょっとした権幕で、余裕ない感じで前置きされ、ピリッと緊張が走る。Tが教えようとしたら、電話がかかってきて、お客様の来店があり、2人ともそちらへ走る。そこで中断。Tは自分でその注文を作っていた。そんなんばっかり。忙しくない時に教えておけ!それが結局は自分のストレス、スタッフのストレスにもなっている、それに15年くらい気づけない男。
大学生のアルバイトを朝10時から使い、休憩ゼロ分で働かせ続け、そのまま夜のイベントに突入するという日。私は13時からスポット的にサポートに入って。18時から夜のイベントスタートなのに、17時半の時点でまだ一切休憩をとらせていないT。「手が空いたら食べて」と言い、お弁当を置いて自分はイベント準備に来ているご友人とご歓談。お弁当食べて休むかな、と思っていたら、大学生スタッフは全然休まない。だって、手が空いたらという状況ではないから。イベント関連スタッフの出入りも多く、いくらでも仕事はある。でも、さすがに18時のイベントスタートしたらもう休憩なんてできないのだから、今お弁当食べておくべきだと思い、新米アルバイトという立場でありながら、「イベントが18時から始まるのなら、今お弁当食べないと、食べる時間なくなるよ」と大学生アルバイトの子に言った。そしたら、あ、休憩してもいいですか、的な雰囲気だったその子に対してTが放った言葉。「そうだよ、イベント始まったら休めないからね、今食べといて」みたいなことを言った。おいおい、私が休憩しろと言わなければ気づいてないだろう!とどついてやりたくなった。
18時からのイベントスタート、最終準備でTがイベントスタッフと打ち合わせをしようとしたところにお客様から電話で、テイクアウトの注文が入る。電話に出た大学生スタッフから、その旨がTに伝わる。Tの反応が、信じられなかった。「なんだよーこんな時にやめてくれよーもう本当かんべんしてくれよー」とか言ってる。大学生スタッフ、狼狽える。そんなん言うなら断ればいいじゃん、変な人、と思ったら、まさかの「OKして」と言ったT。めっちゃつべこべいいながら、テイクアウトの準備に向かう。今やるべき事に集中することを知らないんだ。
なんか、イベントも本業の飲食も、グダグダ。本人曰く、断れない性格、らしいのだけど、それって、やさしさ、みたいなニュアンスで本人は思ってるのかもしれないけど、ただ、優先順位がつけられない、決断力のない男、ということですから。かっこ悪いったらありゃしない。あんなん見て、みんな何とも思わないのだろうか?私は心底軽蔑してしまっています。
まだお店が満席になっていない状態で、かなり余裕が無くててんぱってるTを見て。大丈夫かな、と不安になる。キャパが狭いのね。どう頑張っても、できることは限られているのに、そんな慌てなくても、と思う。その店のトップがそんな感じだと、雰囲気悪くなる。けど、Tはそんな私を見て、もっと機敏に動け、先を読めと言う。指示ではなく、悪口のような言い方。でも私はミスしたくないから一つ一つ丁寧にやりたい。それがスピード感に欠けると思われる。先を読めって注意されたから、時間がかかるエスプレッソの抽出を注文が入った時点でやったら、「今の何?注文入ったの?先回りされ過ぎると何やってるのか分からないからやめて」と言われて。もう呆れた。もう、知らない。
ここまで書いて、今日もこれからTのお店でアルバイト。また書いてやる。ネタゲットに行く、という心持ちで臨みます。