正しさの押し付け

カメちゃんの担任の先生のこと、よく考えている。初めの印象は悪くはなかった。でも、少しずつ、少しずつ、そんなに大きくない、些細な出来事が積み重なり、カメちゃんは先生への嫌悪感を抱いている。

先生、正しいんだよね。息苦しいほど。正しさの押し付け、だと生徒は感じているんだろう。心を置き去りにされて、行動だけ正せと言われ続ける。気になる生徒はよく呼び出して話しをするみたいだけど、それも出来ないことを指摘され、正せ、と正論をかざされる。うざい、としか生徒は思わない。

カメちゃんの同級生、もちろん先生が理由ではないだろうけど、少なくとも2人転校した。もし、先生がその子達の心に寄り添える人だったら、転校しなかった可能性があるかと思う。

正しい100%は、息苦しいよね。先生はそれを分からないかな。