カメちゃんが、英語の自己紹介で、得意な教科、不得意な教科、というところで、数学が不得意、と書いていた。それを見て私、びっくりした。カメちゃんは、数学センスある!から。数学苦手で、素人の私にすらわかる。
カメちゃんを創作工作イベントに連れて行って、私があれ?あれ?と逆に折り紙を貼ろうとして迷っていた時、3歳?4歳?くらいだったカメちゃんが、無言で、ひょいっと折り紙を反対向きに直してくれて。驚いた。カメちゃんは、空間把握能力というのかな、そういうのがある、と思った。
奄美の小学校で教師が足りなくて、中学校の教諭が4年生のカメちゃんのクラスを教えてくれた。数学の時間、ある質問に35くらいのアイデアが出たんだけど、30個くらいはカメちゃんが全部アイデアを出して驚いた。お母さん、カメちゃんは何か特別な教育をされていますか?と聞かれた。
どんぐり倶楽部の良質の算数文章問題、5年生、6年生向きの問題は、もう色んな意味で私の脳は停止してしまうような複雑な問題なんだけど、さくっと向き合って、さくっと絵を描いて解いてしまうカメちゃん。もう少し試行錯誤した方がいいんだろうけど、けっこうサクッとやってしまうのを見て、感心していた。
そんなこんなで、私はカメちゃんは数学のセンスありあり!だと思っている。
先日学校で受けた学力テストの数学、全然時間が足らなかったらしく、6問くらい手つかずで終わったらしい。時間ね、そこ、弱点だよね。小学校時代、宿題はお断りして、ただただゆっくりじっくり丁寧にどんぐり問題をやり、外遊びの毎日だったから。テストの時間配分とか、速く計算する、というのができない。逆に速く、を禁じていたから。
そのテストが全然できなかったから、カメちゃんは数学が苦手と思ってしまったようだ。そんなんありえないよ!
「カメちゃん、あなたは数学センスあるから、得意だから、ただ、スピードがないだけ、そこを今までは訓練しなかったから。思考回路を作ることを優先してきたから。これから、スピードをつけていけばいい、スピードついたら最強だよ!」と伝えた。カメちゃんは、「スピードがないだけなんだね」と納得したようだった。よかった。おかしなテストで、カメちゃんの実力を見誤られたらたまらんわ。
「俺、(学力テストが無い)アメリカの大学行くわ」とカメちゃんが言うから、吹き出してしまった。カメちゃん、英語、というか語学のセンスはまだ成長の途上というか、あまりない気がするから。「英語がんばらないと」と笑いながら言ったら、「アメリカ言ったら話せるようになるよ」だって。楽天家すぎる。