ニコニコでいってらっしゃい

小学1年生の時から、学校が好きではないハスちゃん。知り合いが一人もいない中学に入学していじめに合い、不登校、フリースクール、保健室登校を経由して今、普通にクラス内で学び過ごしている。

ハスちゃんが中1の時に同じクラスにいた、Nちゃん。学校が好きで明るく真面目な頑張り屋さん。学級委員を務めるような子だった。Nちゃんも小規模校出身だったけど、中1の4月中旬頃会った時は「どのクラスにも友達がいる」と言っていたし、小学校時代からの幼馴染に向かって「陰キャ陰キャ!」とからかうような、よくしゃべる子だった。

Nちゃんも同級生とそりが合わなかったり、ハスちゃんをいじめたグループからの陰口があったりで、不登校になった。Nちゃんは近隣の中学校へ転校という選択をした。転校当初は、すぐに友達もできてイキイキと通っていた様。それを聞いてハスちゃんも転校を考えた。

転校しなかったのは、どこにでも嫌な人はいると思うこと、転校した先にもきっといる。転校先の学校が普通の公立中学校であること。今ハスちゃんが通う学校よりも3分の1の規模で、先生の目が行き届きすぎて窮屈かもしれない。今ハスちゃんが通っている学校の先生が私は好きだったから、かな。

つい先日、Nちゃんの母に偶然会って立ち話。Nちゃん、転校先でも何かあって、もう今は通っていないとのこと。フリースクールに行く日々だそうだ。

学校嫌いのハスちゃんが普通に登校していて、学校好きなNちゃんがフリースクール。こんなこともあるのか、と不思議に思った。

何が起こるかわからない、から、日々、粛々と丁寧に生活すること。早寝早起き朝ごはん、メディアと関わる時間の管理、をしつづけること、それくらいしかやれることはないね。

今朝、ハスちゃんを学校へ送り出した後、洗濯を干そうとしてベランダの窓にニコちゃんが描かれているのを見つけてほくそ笑んだ。こんな幸せをありがとう、ハスちゃん。