昨年は客として参加したオーガニックマーケット、子供が楽しめるキッズ広場の主催者から、助っ人として手伝ってほしいと依頼された。マーケットの日が他のイベントと被ってしまい、いつも手伝っている方たちが全然捕まらなかったとのことで、我が家に白羽の矢が!
キッズ広場は、焚火でマシュマロ焼き、巨大な松ぼっくりをカラフルな綿や毛糸でデコレーション、枝を星形に縛った土台に毛糸を巻いてオーナメント作り、廃材とくぎでトントン工作、という構成。
主催者Iさんは全体を見ながら主に焚火エリア、ハスちゃんと私が受付とお金の管理、マシュマロと刺す長い枝を渡すのをハスちゃん、クラフトとトントン工作エリアをカメちゃん、が担当。
芯は似ていると感じるハスちゃんカメちゃんだけど、二人の特性の違い、働き方の違い、が見えた面白い1日だった。
肌寒くなってきて、会場内の唯一の焚火、しかもマシュマロ焼きというワクワクするしかないシチュエーションで、ハスちゃん大忙し。11時スタートからもう途切れることなくお客様。お金を受け取り、枝を渡し、マシュマロを渡し、焚火にご案内、という一連の作業を何時間もやり続けた。あまりにも忙しそうだから、お金の受け取りを私がやると、「私がやる、手伝わないで、1人でやりたい」と何度も言われた。
ちょっと落ち着いた時に、マーケット見てきてもいいよ、ちょっと休憩してきてもいいよ、といっても、その場を離れない。自分の役割をしっかりとやりたい、みたい。私は隙あらばマーケット内を散策したり買い物を楽しんだけど、ハスちゃんがいたら安心できた。かなり頼れる、大人と変わらない働きっぷりでした。
一方カメちゃんは、仕事をする、というよりは、自分が必死で工作したりクラフトすることで、偉大な桜効果を演出していました。笑
11時スタート時には閑散としていた工作クラフトコーナー、ハスちゃんの依頼で廃材で”椅子”を作り始めるカメちゃん。カメちゃんのトントンというトンカチを打つ音が響く。椅子を仕上げる頃には多くの親子がトントン工作に集まってきていて。次にカメちゃんは、鉄砲を作った。できた!と見せに来た時は、何それ?と思ったけど、ちゃんと輪ゴムが飛ぶ代物だった。
ドヤ顔で「鉄砲できた!」と言いながら輪ゴムを飛ばすカメちゃんを見る周りの男の子たちの羨望のまなざし。かわいい。。。私に色々説明するカメちゃんを2メートル先くらいからじっと見つめる、物欲しそうな顔をして、鼻水たらしてる年長くらいの男の子が気になった。椅子と鉄砲を作り満足したカメちゃんは、ちょっとマーケット見てくる、と言って会場を一回り。その鼻水君はカメちゃんについていく。カメちゃんがキッズ広場に戻ってきたら、鼻水君は意を決したように「あれ、作りたい」とカメちゃんの鉄砲を指さしながら言った。かわいいぃ~
カメちゃんはかっこよく「いいよ!じゃあ、来て!」と鼻水君を引き連れてトントン工作コーナーへ。その後鼻水くんが鉄砲をつくり、それを見た他の子も作りたがり、と何人カメちゃんに弟子入りしたか。笑 微笑ましい風景でした。
トントン工作の鉄砲ブームが落ち着いたところで、松ぼっくりクラフトにカメちゃんを投入。野生のお猿さんだけど、細かいクラフトも集中して作れるカメちゃん。カメちゃんの様子をみながら周りの子達も集中して作り始め、松ぼっくりクラフトも大盛況!
お片付けの時間には、会場で仲良くなった男の子たちと鬼ごっこでいないカメちゃん。うんうん、カメちゃんだな、と思いながら。ハスちゃんは後片付けくらい手伝ってよ、と言っていたけど、ま、給料に差をつけるからさ、とハスちゃんをなだめた。
ハスちゃん3000円、カメちゃん1000円の助っ人代。二人とも初めての労働で得るお駄賃にご満悦。カメちゃんもほぼやりたいことをやって遊んで1000円もらえるなんて!とハスちゃんとの差額は全く気にしてなかった。
素晴らしい経験をさせていただいて有難かったです。