週末、カメちゃんがお友達と学校に忍び込み、セコムが来たらしく、月曜日の夕方先生から連絡があった。
お友達2人が学校に忍び込む計画をし、たまたま遊びに行ったカメちゃんも加わって侵入。私にも覚えがある、お休みの学校に忍び込みたいという気持ちは時代が変わっても変わらないのね。とはいっても時代が変わり、学校はセコムで守られている。セコムさん出動で御用!となった。
軽い感じで書いたけれども、やはり自分の息子がやらかした事、ため息が出る。セコムさん、先生達、たくさんの大人にご迷惑をおかけして、本当ため息。申し訳ない。でも仕方がない、過去は変えられないから、今回の失敗から学び、立派な大人になって欲しい。
先生達も、14歳でやったら警察だよ、罪になるよ、あなたたちがやったことは不法侵入なんだよ、犯罪なんだよ、と話してくれて。私もそこを家でしっかり伝えて、ため息は出るけれども、ぐっと怒りたい気持ちは我慢した。
記憶が確かであれば、私淑する今は亡き佐々木正美先生のご著書に、子どもが何かやらかしてしまった時、親がとるべき行動、について書いてあった。学校で先生にもう充分叱られ、諭されているから、親が同じことをする必要はない。決して感情的に怒らない事。それよりも、やらかしてしまって落ち込み、ドキドキしているであろう子供に対し、自分も幼いころ同じような失敗をしたことあるよ、などと共感してやる。そして、ご迷惑をおかけした相手に親が心から謝罪する姿を子に見せる。子は、大切な母(父)が自分がやらかした事のせいで人に頭を下げている姿をみて、深く反省する、とのこと。
この本を読んでいてよかった。やはり自分の子供が悪事を働くと心が波立つ。イライラするし、ため息が出る。ショックである。でも、この本の記憶のおかげで平静を保てた。
今朝、カメちゃんを送迎する際に私も学校へ同行して、先生に頭を下げた。頭を下げる様子をしっかりとカメちゃんに見せようと思ったのだけど、周りにたくさんお友達がいて、カメちゃんはそっちに気を取られていて私が謝罪する様子は見ていない。。。なんだよ、それ!
私が小学生~中学生の時代は、学校の正門はいつもオープンでウェルカムな感じ、教室にも鍵はなかった気がして、忘れ物を土日に取りに行ったりしてた気がする。夏休みに、こっそりプールに忍び込んで泳いだ記憶もある。昭和だから許された。今はね、アウト!だよね。
時代が変わって昔は大丈夫だったことが、今は大事になるけれども、人間の本質は変わっていなくて、子供も本質的には変わらない。昔の子供ができていたことが、今の子供にはできないことがある。逆もしかり、だけれども。昔の子供がのびのびと発散していた好奇心やらちょっと危険なことへの興味を、今の子がどう発散するか。そこが気になった一件でした。
先生達、お忙しい中本当にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。学校としてそんなたいそうな事だとは捉えていません、3年に1度くらいあるんですよね、と言ってくださった先生。おおらかな目で児童を見守ってくださっているのが伝わりました。感謝。