人生に無駄なし

私の周り、今は会えない友人たちが、苦しい、つらい出来事を抱えていて、そのあれこれが脳裏をかけめぐり、なんだか頭がパンクしそう。でも、みんな素敵な人たちだから、今はつらく、悲しい出来事のように思えても、きっと乗り越えて、今より幸せになっていくと思える。

ハスちゃん、転入した中学でいじめにあって、苦しかった。今もまだ続いているかな。でも、昨日読んだ本のおかげで、あの出来事も必要なこと、長い目で考えると歓迎すべきことだったのかもなぁ、と思えた。

13歳のキミへ。花まる学習会の高濱先生の本。いじめについて言及されているところがあって、いじめを乗り越えたら、キミはパワーアップしていて、将来社会に出た時にきっと役に立つ、と。

確かに、いじめを乗り越えることは、人を強くする。色んな事を考える。どうして人はいじめるのか、どうこの辛い出来事を乗り越えるか。強くなる。

そして、なぜ自分がいじめられたか、を考える。絶対に何か理由がある。私の見立てでは、ハスちゃんは強い。我が強いし、かなり自分の意見をごり押しするタイプ。転入生でなければ、クラスの覇権をとっているかもしれない。運動神経もいいし、頭の回転も速く、舌鋒鋭いタイプだから、同級生は太刀打ちできないかな。そんなタイプが急にポッと現れたもんだから、意地悪なリーダータイプの子にいじめられた。

この体験がなければ、ハスちゃんは自分の強さの危うさを知ることが出来なかったかもしれないし、弱い立場の人間の気持ちを慮ることができない人間として成長したかもしれない。

全ては私の妄想だけど、でも、人生には無駄な出来事なんて無いんだな、とそれは確か。