長期休暇中は、家から車で2時間の距離にある私の実家、ハスちゃんカメちゃんの祖父母宅に滞在する。祖父母宅では、ハスちゃん個人の部屋は無いから、午前中は寝起きする部屋でハスちゃんは学校の課題、私はpcで仕事をしている。
いつもはハスちゃんがどんな課題をしているのか、なんて、見れないのだけど、今日同じ部屋にいるから漢字の書き取りをしているのが見えて、同じ漢字を何度も書き、おまけにその漢字の読み仮名もすべての漢字に付けているのを見て、嘆息した。
それ、読み仮名も全部書かないといけないの?と聞くと、うん、読み仮名を書かないと、この課題への評価がBになる。どんなにきれいに漢字を書いてもB。でも読み仮名を全部に書いたらA。どんなに雑に漢字を書いてもA。と言う。そうか、この先生にとって、読み仮名を書くか書かないかが最重要ポイント、なのか、と言いながら、そんなバカなことってある?と私は言った。
この読み仮名を書くの、もはやどんな漢字の読みかどうかなんて全く考えないで書いてるからねー、とハスちゃん。そうね、もう、指か腕の筋力トレーニングね、それか、世の中の不合理さを学ぶ機会ということだね、と笑った。
もう令和なのに、小学1年生からタブレットやらchromeブックやらを配布する時代に突入したというのに、未だこんな課題を出す先生。。。先生達が時代についていけていないとしか考えられない。はぁ。
10万人以上を指導した中学受験塾SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること、をオーディブルで聞いている。 自ら学び続ける子に育てるメソッドについて書かれている本とのことだったけど、イマイチ響かない。書いてあることは全部納得するし、それはそうだね、と同意できるんだけど、じゃあ、どうやったらそれを実行できる状態でいられるか、が抜け落ちている。その状態が得られないから、みんな苦しんでいると思うのだけど。
私は幸運にもハスちゃんカメちゃんが未就学児の時にどんぐり倶楽部に出会えた。どんぐりのおかげで、すんなりと、ううん、試行錯誤しながら、いろんなハードルに阻まれながら、でもそれを超えて、子供が自ら学ぶ力を育てることができたと思っている。でもどんぐり倶楽部を知らない人からしたら、この本を読んでもなんだか雲の上の話みたいな感覚にならないかな、と思った。