子の学習権を守るために

私は何度学校へ要望書を提出するんだろうか。

ハスちゃんがある女子グループから故意に孤立させられていること、LINEで悪口を言われ、その内容をハスちゃんに聞こえるようにほのめかされたこと、など、を学校に報告した。

学校は、LINEでの悪口、という所にこちらの想像以上の反応を示した。恐らく、りゅうちぇるさんがネット、SNSでの誹謗中傷が原因かと推測される自殺をしたのが数日前であることから、学校現場にも、ネットいじめ、への警戒感が高まっていたんじゃないかな。

私は大人だし、自分がターゲットにされているわけではないから、ハスちゃんがどんなに傷つき、苦しい思いをしているか、想像するしかない。私も小学生の時に、クラスの女子を数人で無視したことがあるし、されたこともある。一つ言えるのは、無視する側は、される側の苦しみを全く理解していないということ。

今すぐ、該当女子と話をして、態度を改めさせたい!と思うのは山々だけれども、誰が何をどう話そうが、伝わらないだろうし、変わらないことがよくわかる。私も大人になった。そこに、労力と時間を費やす気にはならない。ただ、ただ、ハスちゃんを傷つける女子たちから、ハスちゃんを守りたい。

故意に孤立させられる、ということは、誰かに大きな声で怒鳴られたり、暴力を振るわれるといった類のことではないから、周りに気づかれにくいし、大事に成りづらい。けれども、当事者は、人間としての尊厳を踏みにじられる苦しみを感じる、耐え難い暴力だ。

私はハスちゃんの保護者として、女子グループのあれこれや、LINEいじめに関し、学校の対応は求めない、とした。子供がLINEで誰とどんな会話をしているか、なんて、保護者でも踏み込めない、閉ざされた空間で、学校がどうこうできる問題ではない。

私は学校に、学ぶ意欲があるハスちゃんの学習権を守る、ことに対し協力依頼をした。私は保護者として、ハスちゃんに教育を受けさせる義務を負う。現状、学校で教育を受けることが最善だ。学校も、何としてでもハスちゃんが学校で学ぶことができるよう、配慮してくれた。大人が出来ることをやってみて、それに対しハスちゃんがどう感じるか。

3連休明けの今日、ハスちゃんは学校に行った。けれども、自力で自転車では行かなかった。そこまでのパワー、気持ちはなかったのかな。今日、学校でどう感じたか、によって、また考えよう。1日、1日を、クリアしていこう。