フードコートでゲーム一家

隔週土曜日、カメちゃんは家から車で30分のところにある交流館の、将棋教室に通っている。緩い教室で、登録もなにもなく、行きたいときに行く感じ。奄美でも公民館の将棋教室に行っていたけど、今の教室は本格的で、強い子ばかり!だそう。

将棋教室が終わるまで、近くにあるイオンモールで待つ。時間が早すぎてまだテナントが空いていない時間だから、フードコートに座らせて頂き、仕事をすることが多い。

有難いことにコンセントが使える席がいくつかあり、今日はそこに5人家族が座っていた。上の二人が小学校高学年、下の子が未就学児?くらい。家族5人、スマホを一人一台持って、ゲーム?している。小学生や未就学児に一人一台スマホにびっくりだし、せっかくの土曜日に家族でショッピングセンターに来て、それぞれゲームって!とものすごくモヤモヤしている。末っ子の未就学児らしき子はさすがにゲームに飽きたのか、通路で体操を始めている。

一人一台スマホを持つのも勝手、ゲームをするのも勝手、他人がとやかく言えることではない。けれども、私はそんな様子をみてざわざわしてしまう。そんなことしてたら、この子達、算数の文章問題解けない、ってことになるだろうな、長文読解とか、難しいんだろうな、本なんて邪魔くさくて読まないだろうな。。。と。

家で、ゲームして過ごすなんて、多くの人がしてること。せめて、外出した時はゲーム持ち出さない、くらいの工夫してもいいんじゃない?外食してテーブルついて、無言でゲームという家族が多いよね。

カメちゃんを迎えに行く前に、昼ご飯の材料を買っておこう、と席を立つ。買い物を済ませて駐車場へ行く途中、フードコードから例の未就学児が走って飛び出してきた。おーよかったね、やっと動いたんだぁ、と思ったんだけど、その子は一人っきり。あの家族が座っていた場所を見て仰天。その子以外の4人はゲームに夢中、のままだった。

未就学児くらいの子って、動くのが好きで、親も兄もゲームに夢中な中でも、ゲームよりも身体動かして遊ぶ方がいいって分かってるんだよね、と幼い子の健全さを感じたし、その幼き健全な子が、いづれ、数年後には、健全さを失っていくのが見えて悲しくなった。だって、幼き子がパパ、パパ、行っても、携帯から目を離さないんだもん、パパ。

アナログ好きおばさんの独り言。