ハスちゃんは、私からみたらとても気難しい子だと感じる。人の話を聞かないし、指示されるのも嫌い。気乗りしないことは頑としてやらない。何でそんなことに意地張るの?と感じることが多く、一昨日、また、そんな出来事があって。
正直、疲れる。腹立って仕方がない。もう、顔も見たくない、となる。
少し落ち着くと、親としてそんなこと思うなんて、ひどいなぁ、とか、苦しいなぁ、とか、思う。葛藤の日々。
悶々と悩むことが嫌いなので、楽しいことをやってみる。部屋に観葉植物を置こう、と思いったって、園芸ショップに出かけた。やはり植物はいい。心穏やかじゃない時、花や緑に癒される。
そして最近聞いた本、2冊に出てきた孔子の言葉がとても心に染み入った。
子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。
意味は、十五才で学問を志し、三十才で学問の基礎ができて自立でき、四十才になり迷うことがなくなった。五十才で天から与えられた使命を知り、六十才で人の言葉に素直に耳を傾けることができるようになり、七十才で思うままに生きても人の道から外れるようなことはなくなった。
かの孔子さんでさえ、60歳になってやっと素直に耳を傾けることができるようになった、とある。私は40代、ハスちゃんは10代、何を狼狽えることがあろうか、阿保らしい、と何だか元気になった。
そして、とても良い言葉を知った。密かに尊敬し、模範として学ぶこと「私淑」。直接指導を受けることを「師事」と言うが、私淑は直接指導を受けたことは無い、会った事のない人を尊敬すること。私にはそんな人がどんどん増えている。それって楽しいなぁ。