不思議でたまらない

どんぐり育ちの子は、おまけのように良い成績をとることが多い、という話が、ハスちゃんはちがった、ということに、がっかりしてしまう、私。あんなにノーヒントで難問に立ち向かえる能力があるのに、何でそんなにテストで点取れないの?と、不思議である。でも、それがハスちゃんの特性なんだろう。そこはもうそうなんだから仕方がないんだ。

英語の学習についても、この子ならできるだろうと思って、ノータッチでいた中学1年間。定期テストで平均点取れるか取れないか、みたいな状態であることに一念発起し、ハスちゃんと英語を一緒にやり始めた。やり始めてわかったけど、とにかく全然勉強していない。英単語、全然覚えていない。なにがどうって、やってないんだから、点が取れないんだ。テキストに出てくる単語は全部覚えてね、と言って、うん、と言っていたのに、やらないんだねぇ。

普通の文を疑問文に直す、という基本的なシンプルなことすら、毎日やっても毎日間違える。be動詞の文なのに、急にDoが出てきたり、過去の文なのに急に現在にしたり、その反対もしかり。それを毎日毎日、繰り返す。こんな簡単でシンプルなことが、何ですぐにできないのか、不思議で仕方がない。どういうことなんだろう。

どちらかといえば、頭が切れるタイプで、論理的思考力はある。数学は、塾無しで、授業だけで理解はしている様だ。理数系の頭、ということなんだろうか。英語のあんなにシンプルなことが永遠に間違えられることが不思議。

ハスちゃんは、興味がないから、覚えられないし、やる気もでない、と言う。仕方がないけど、本当に学校には向かない子なんだ、と心から思う。

ハスちゃんと私にとっては、中々、苦しい義務教育期間。