大阪の公立小学校、大空小学校の1年間を追ったドキュメンタリー映画、みんなの学校、を観た。木村校長先生の話は、教育関連のイベント、トークショーなどで視聴していて、この映画の裏話なんかも、映画観る前に聞いて感動していて。そんな映画を遂に見た。
もう、初めから最後まで涙が出る出る。ちょっと感極まりすぎて、まだこの映画について書くべきタイミングではない気すらする。
カメちゃんも、途中退出しながらもこの映画を見た。カメちゃんのが選んだ一番良かったシーンは、”木村校長が、若い先生を叱るところ”だそう。「あんな先生たくさんいるけど、叱ってくれたらいい。でも、あの校長先生、いいのかわるいのか、よくわからんかった」と言った。どうやら、木村校長も結構怖かったよ。結構怒るから。という事で。それで理解できた。
木村先生は、優しい、とは形容しづらい、よね。だって、ダメなことはダメ、と厳しく伝えるから。でも、その時の子供の気持ちを理解しようとして、理解して、寄り添い、その上でどうしたらいいか、暴力については謝ろう、などアドバイスする。子供は、適当な言葉であしらえないタイプの大人。本気で子供のことを大切に思い、ぶつかってくる人だから。そりゃ、ある意味怖い存在だよね。
でも、木村校長と小学校時代を過ごせた彼らは、きっと、先生との時間を心の中に宝物のようにしまっていて、苦しい時、絶望を感じる時に、その宝物があることで、救われているんじゃないかなぁ、と思った。そんな、宝物、を与えらえる大人の存在が、必要だよね。親じゃなくても。誰でもいい。それが学校だったらめちゃくちゃいい。
まずは、ここまでにしよう。