食、あなどるなかれ

昨日、初めて不登校児を持つ親の集まり、に参加してきた。私はハスちゃんをいわゆる一般的な”不登校”(ドロップアウト的な)とは認識していなくて、毎日ハッピーに暮らしているもんだから、そういう集まりには興味がなかったのだけど、カメちゃんの学校の保護者に誘われて、その方とゆっくり話してみたかったし、参加してみた。

小人数の集まりだったけど、もうみなさん子供が不登校で苦しい、という段階は通り過ぎ、不登校なりに何とか生活を整えている、という段階の方が多く、楽しく会話が出来た。

子どもの不登校で悩み苦しむ方たちの集まりだと、私浮くかな、とか思っていたけど、でもその苦しみは程度の差はあれど、私も通ってきた道。今はハッピーだけど、その道程には色々あった。葛藤もしたなぁ。その葛藤をどう処理して今に至るか、みたいな話は、参加者さんには響くようで。ハスちゃんはハッピーな不登校だから、不登校児の親の集まりには関係ない、参加しない、ではなく、どうやったらハッピーな不登校にできるか、という話をすることは私にはできるよな、と考えた。

不登校児を抱える多くの親に共通する点があり、(昨日は4名だけど)それは身体が弱いということ。不眠症だったり、うつっぽい症状があったり、虚弱体質だったり、みなさんそんな話をされていて。私は健康なので、そこの違いを意識した。

昨日はファシリテーターが元助産師で体を整える勉強をされている方だったので、いろんな不登校の種類はあるけど、食生活の乱れで、ミネラル、栄養分が絶対的に足りていないことも原因、と人間にとって最も大切なのは、食生活、その次に運動、という話を聞いた。

今スーパーで売られている野菜には、栄養素がほとんど含まれず、バランスよく食べても栄養不足、ミネラル不足になるみたい。そこで、みなさん、ミネラルサプリを購入して接種することをお勧めされていた。私はサプリはよほどのことが無い限り使いたくないし、 自然栽培の野菜を宅配でとっていて、対応できてる気がした。

この話を聞いて実感したのは、心身共に健康であることの重要性。ハスちゃんは、いじめという苦しい経験をしたけれど、すぐに復活し、意欲的に学んでいる。食生活には気を付けているし、規則的な生活を送ることを心掛けている。それがハッピーな不登校生活のキーポイントな気がした。不登校の親にとって、昼夜逆転、ゲーム依存、が心への負担が大きいというのは、みなさん共通の意見だった。

健康的な食生活は現代人にとってはかなりハードル高いし、規則正しい生活も難しくなっている。けれども、少し工夫すれば何とかなる。そして、そこに気を付ければ、怖いもんなし!不登校も怖くない!なぁ、と考えた。

マズローの欲求5段階が有名だけれども、1が満たされて次の段階、2を求める。

1生理的欲求 空腹を満たすなど、最低限生命を維持したい
2安全欲求  少しでも秩序のある、安心できる環境で暮らしたい
3社会的欲求 自分を受け入れてくれる親密な他者の存在
4自己実現 「誰かに褒められたい」という気持ち
5自己超越  自分にしかできないことを成し遂げたい、自分らしく生きていきたい

食生活は間違いなく1。2は家庭が安心できる場か、3は最重要は親。
3までを満たされていない子どもが多すぎる気がする。だから、学級崩壊、いじめ、など問題が増え続けるのでは?1,2に関して学校が影響を与えられることは少ない。親の仕事だ。そしてその仕事を全うできない親に対してのサポートが、今求められているよね。