面白いことが起きた。
ハスちゃんが弾く奄美三味線の音色を聞きながら、「今、この状態がベスト、もうハスちゃんが友達をワイワイ楽しく過ごしてないのが心配、不憫なんて思わないでおこう、変に気をまわしてお友達と遊ばせようともしない、もう充分素敵で幸せじゃん」と思って、ブログにも書いたんだけれども。それを書いた翌日、ハスちゃんが「明日、Nちゃんがうちに遊びに来たいっていうの」と言った。
“ハスちゃんのお友達が遊びに来る?!?!うちに?”と、昨年度までの私からしたらこんな言葉を発する日が来るなんて、毎日毎日お友達と遊んでいたあの時からは想像もできない思いが駆け巡る。3末に広島に戻り、中学校に入学し、4か月。初めて、お友達と遊ぶ約束をしたハスちゃん。私にとっては歴史的な記念日となった。
個人面談が始まり、授業は4時間で終わり、部活も早く終わる。Nちゃんは部活をしているから、ハスちゃんも幽霊部員として所属している美術部に参加して、それからうちに来る約束をしたんだって。Nちゃんを待つおかげでハスちゃんが部活に行く、それもいぃなぁ。気の合う部員がいるかもしれないじゃんねぇ。
何より感慨深いのが、私が”ハスちゃんは今の状態がベスト”、仲がいい友達、仲間に恵まれていないことが不幸、とか、なんとか私が一肌脱いで、とか、そんなん思わないようにしよう、と思った翌日に、ハスちゃんが友達と遊ぶ約束をする、というめぐり合わせの妙。こういうことなのかなぁ、と悟りを開けそうな心境。