4月27日に学校へいじめに関する報告と要望書を提出してもうすぐ1か月。やっと本日学校が加害者の親へ報告するそうだ。
まさかと思いながら5月14日に加害者親への連絡をしたか確認したら、まだしていないと返答を頂き、してくださいねと要望。17日にスクールカウンセラーとの面談の日にもまだ連絡していなかった。どうなってるの?と不信感が大きくなっていった。
決定的な出来事が起こった。学校側が、私がいじめの証拠として提出した録音データを持っていることが加害者の親に知れたら、危ないかもしれないと言った。
関わると危険かなという家庭もあります、みたいなことを言う。怖いと思った。
シンプルに、ハスちゃんをいじめた子の親が本当にヤバい親、暴力的な方?もしかしてヤクザ?だったら思うと怖いし、裏をかいて、学校が私をちょっと驚かしてその音声データを封印させたいと考えたのであれば、それも怖い。どっちにしても怖い。
シングルマザーとしてハスちゃんカメちゃんを守っていかなければいけない、しかもハスちゃんはいじめで傷ついている。私、何かあったら2人を守れるかな、と不安になる。
得に夜が怖い。妄想が炸裂してしまう。こんな風に怖がらせるのが目的だったのか?それともあんな発言が相手を怖がらせるとは思っていなかったのか。真意はわからないけど、怖い。
まだ独身の頃、警視庁に勤めていて喫茶店を営んでいる知り合いがいて、その方からこんな話を聞いていた。
「みんな警察には何か事件が起こってから来る。そうじゃなくて、少しでも身の危険を感じたら警察に相談したらいいんだよ。不安に思ったら話を聞いてもらうの。警察側としても事件解決の手がかりとなる情報はありがたい。具体的に情報を与えておけば、何かあった時の初動(捜査での初めの動き)が早いから」
ちょっと迷ったけど、警察に行った。警察の方は忙しいだろうし、悪口陰口無視のいじめの話なんか管轄外じゃないかな、何より警察に行くって何だか気が引けたけど、行った。結果、大正解だった。行ってよかった。
学校、教育委員会、いじめの報告したけれども、いじめを認めたくない風、得に教育委員会は事務的な対応だったから、今回はより一層事務的な感じになると思った。けど、全然違った。生活安全課の少年課といういじめなどを専門に扱う方が対応してくれて、なんと2時間も話を聞いてくれた。
今回のいじめに関して相手を訴えるとか指導をお願いするということではなくて、録音データを持っていると危ないと言われたことが怖い。相手の方がどんな方か分からなくて怖い。不安に思っている親子がいるという情報提供をしたいだけ、何かあった時、役立ててくださいと伝えて話始めた。
学校側が相手保護者に連絡をしていないこと、おかしいですね、と言ってくれて。未成年者が何かしてしまったらすぐに親に連絡すべきですね、と私が当たり前だと思う発言をしてくれる。うれしかった。学校と教育委員会とのやりとりで、常識が通じない、とても気持ち悪い価値観の中であーだこーだ話してきたけど、ようやく通常の感覚で話せる人が現れて、それが警察だった。
現状では情報提供をするだけでいい、と私は言ったのだけど、警察の方が
「この話を聞いて警察として何も行わないということはできない。学校に警察から連絡をしてもいいですか?」と言った。びっくりした。こんな事で警察が動いてくれるの?と。
お話する中で警察の方が、昨日も事件があって現場に行っていた、いじめでの自殺も起こっている、と話されていて、この人達は、いじめられて苦しみ命を絶つ若者の悲惨な現場を見てきているから、だから私やハスちゃんのことを理解してくれるんだ。暴力をふるわれたり、お金をとられたり、肉体的な被害を受けていないいじめの辛さも理解してくれるんだ、だから助けてくれ様とするんだ、と感動した。
学校がそんな対応をしていたらいじめは増える一方、黙っていられない。警察から指導させてもらいます、と私と話してすぐ後に学校へ連絡を入れてくれたようだ。トラブル報告からのこの対応のスピード感よ。これだよね、これ。学校や教育委員会の鈍さが際立つ。
そんなこんなでやっと加害者の親への報告が行われるようですが、ハスちゃんのことを思ってとか、加害者を立ち直らせようとか、そういうんじゃなくて、警察から指導を受けてやっと、保身の為に動いた、ということですね。
学校や教育委員会にいじめ相談しても埒が明かない。「それはいじめ、とは言わないかなぁ」なんて言われるだけです。警察の生活安全課でいじめを得意としている方へ相談することが、ベストアンサー!かもしれません。