学校からハスちゃん本人の話が聞きたいと言われ、一昨日学校へ行った。親としては嫌な思い出について聞かれることが不安で、とてもいい先生なんだけど、電話で話していて、わかってないなぁ、と個人的に感じた所もあり、スクールカウンセラーの同席をお願いした。
ハスちゃんを送って学校に行くとき、校舎を見て胸がぎゅっとなった。私がそうなるのだから、ハスちゃん大丈夫かな、と心配になった。みんなあなたの味方だから、正直に思ってることそのまんま話しておいで、と伝えて、娘はポーカーフェイスで、校舎に入っていった。強いなぁと思う。
話が終わったと連絡があってハスちゃんを迎えに行ったら、スクールカウンセラーの方に、「最低限の思いは話してくれましたが、あまり話せなかったかな。来週もう1度、先生抜きでお母さんも一緒に話を聞きたい。」と言われた。この話し合いをしたら、じゃあどのように娘を学校に復帰させるか、こちらからの要望を出して、学校から具体策を頂いて、、とか前のめりだった私は、来週。。。1週間も待つのか、と思ってしまった。
スクールカウンセラーの方に、「ハスちゃんはもう少しお休みしたほうがいい、そしてゆっくり今後のこと考えてみたらいい」と仰られて、はっとする。傷ついた娘をなんでそんな急いで学校に戻そうとしているんだ、私?と自分の愚かさに気づく。自分がいいと思う方向に誘導しようとしていて、ダメだなぁと思う。
おそらく、先生も早く解決したいという気持ちが強いはず。ハスちゃんの気持ちは置いてけぼりだった。スクールカウンセラーの方だけが、ハスちゃんの今の状態、気持ちをそのまんま、ありのままを大人の世界の損得勘定なしで見てくれてた気がする。スクールカウンセラーの存在意義を失礼ながら初めて感じた。
ハスちゃんの担任の先生も、主任の先生も信頼できるいい方。スクールカウンセラーもなんだか頼りになる方。こんな状況だけど、なんとかちょっとずつ前進してゆけそうな気配。
当初は加害者との一切の関わりを断ちたく、クラス変えをお願いしたいと思っていたけど、ハスちゃん曰く、他のクラスの担任が嫌。いじめてくる子がいなくてもあの担任は嫌、今の担任がいいと言う。
こんな状況下で、視野が広いなぁ、人を見る目があるなぁ、と、我が娘ながら「天晴れじゃ♪」と法皇様にでもなった気分で心の中で褒めています。