いじめに気付くこと

ハスちゃんは、リーダータイプの性格で、みんなを引っ張っていくような子だった。けれども思春期に入り、同世代の子と積極的に関わる感じではなくなってきた。初めて会う同世代の子とは話さない感じの。

そんなタイミングでの転校。

全然友達できない。。。と言うハスちゃんに
「笑顔に気を付けて」とか、
「挨拶してくれる子に、もう一言何か言ってみたら?」とか、
「何か部活動に入ったら仲間ができるんじゃない?」とか、 色々的外れなアドバイスをしていたなぁと思う。

全然友達できない、という言葉の裏に、
暴言、無視、陰口といったいじめに合ってて苦しい気持ちが隠れていたなんて。
やっぱりはっきり話してくれないと気付けないものですね。変な解釈を勝手にしてしまう。

テレビ番組視聴は週2時間、ゲーム無しで生きてきたハスちゃん、
同級生の子たちの会話が全く意味わからないらしい。。。
だよねぇ。ゲーム機持ってないってわかったら、「じゃあいいわ」と会話を打ち切られたこと数回、だって。いじめがなくても、なかなか厳しい状況。

今回、もう学校行きたくないと、いじめの話をしてくれるまで、 1週間ちょっとは耐えていたハスちゃん。よく話してくれた。
でも、「もう学校行きたくない」と言われたとき、ガーンってなって、ハスちゃんがどうしてそのセリフを言ったかということよりも、せっかく新しい学校に来たのに、制服も買ったのに、お勉強どうするんだろう、ということが先に頭をよぎった私。そんな私を見て「もういい!」と自分の部屋へかけこんだハスちゃん。本当に私、全然だめでした。

気を取り直してどうして行きたくないの?と聞いたら泣きながらいじめの話をしてくれて。そんな状況になった時、親に話すなんてとっても子供にとっては嫌だと思うし、親も思ったような反応してくれないだろうし、まずは、苦しい事、悲しい事、嫌なことがあった時に、お母さんならわかってくれる、という関係づくりが大切なんだと思い知りました。

幸いにもどんぐり式子育てをしてきたおかげで、小競り合いはありつつも、
核の部分では信頼しあえてる気がします。