いるもの、いらないもの

イエナプラン教育校、朝登校して子供が校庭で自由に遊び、放課後も自由に遊んでいる姿を見るのが嬉しい。
私が小学生の頃の当たり前の風景だけど、今では珍しいのではないかな?
となりの小学校から転入してきた保護者の方が、放課後校庭で遊ぶことが許されていなかったと仰っていたし、今の小学生は本当に自由に遊ぶことが難しいね。

カメちゃんが通うイエナプラン教育校、私は授業を見ていないので、どんな生活を送っているのかは実際にはわからない。カメちゃんが私に報告してくるのは、大体大休憩に〇〇した!とか遊んだ話。昨日は何故か大休憩の時間、低学年クラスの小さなお友達30人に追い掛け回されたらしい。小さなお友達にとって、カメちゃんみたいな上級生は面白いかもなぁ。

小学校って6時間だと下校時間が16時過ぎる。奄美時代は、徒歩5分くらいだったけど、帰宅したらもう16時半。
帰りの会が長い!とか先生に〇〇するように言いつけられて、帰れなかったなどとハスちゃんもカメちゃんもブツクサ文句を言っていた。17時までしか遊べないのに、もう子供に遊ぶな!って言ってるの?と私も腹正しかった。

イエナプラン教育校は、下校時間が早い。だいたい15時には学校が終わる。
公立の小学校なのだから、同じ学習指導要領の下教育活動を行っているのだろうに、と不思議に思った。カメちゃんと話していて、「朝の会」がない事を知った。
あの小学校といえば定番の会がない?
健康観察はするけど、それだけで終わりだそう。逆に、じゃあ奄美で朝の会って他に何してた?と聞いてみたら、
「今日のめあてが何とか、いろいろ、あれいらんね」とカメちゃん。

いらんねぇ!!!
大笑いしてしまった。

学校には、いらない、不必要な、形式的な儀式やきまりがたーくさんだよね。
カメちゃんは、学校でいるもの、いらないもの、比べて考えることができるね。

今年イエナプラン教育校に入学した1年生を見て、こんな素敵な学校で6年間も過ごせるのか、とうらやましく感じていた。けど、カメちゃんは、普通の学校を知ってるから、いろんな苦しい事、理不尽なこと、楽しくないことを体験してきたから、今の良さをより感じられるんじゃないかと思って。

無駄はないねぇ

イエナプラン教育校、実際のところはどんなところなのかもわかっていない。
つい先日、黒板がないと知って驚いた。それがいいのか、悪いかもわからない。
でも、カメちゃんが、子供たちが楽しい、嫌じゃない、と感じられる場所であるのだから、もうそれだけで十分。