2022年始まりました。
2021年、最後、コロナも少し落ち着き、実家に戻り2年ぶりに合った友人たちと忘年会をしていて、気づいたことがある。
私は、多くの人に理解されない世界で生きている、子育てをしているということ。共感してくれているけど、本当は理解はしていない人も合わせると、本当に私の子育てのことを理解してくれる人なんて、めちゃめちゃ少数、天然記念物のアマミノクロウサギよりも少ないのかもしれない。
ある友人、この人はとってもさばさばしていてストレート、思ったことを口にする、私は好きなタイプの女性。裏表がなくて、発言が気持ちがいい。はっきりものをいうけど、人を批判はしない感じの人。その人のおかげで、タイトルの私は理解されない世界で生きているんだな、と実感した。ショックを受けたとかではなくて、わかってはいたけど、本当にそうなんだなぁ、という感じ。
ハスちゃんが学校が好きではない、12月はもう学校に行っていない、ずっと休んでいる、いわゆる不登校状態、ということを、できれば口に出さないでいたい。本当に理解してくれると分かっている人だけにしか言わないようにしている。学校の先生以外に、そのことを丁寧に説明する必要は現実的にはない。
奄美大島の公立小学校が、びっくりするほど保守的で、私からしたら時代遅れな感もあり、もう今年度で奄美大島はひきあげようと思っている。その理由を少し説明する必要があって、「奄美の学校がねぇ、いまいちで、楽しくないって言うのよ」と話した。大体の友人は「へぇ、そうなんだね」とか当たり障りのない反応をしてくれる。理解はできないけど、そういうこともあるのね、みたいな感じ。私は理解してもらいたいとは思っていないから、それでいいと思っている。少数派だけど、そうだよね、わかるよ、という人もいる。本当に数人かな。
前出のストレートな女性は、本当に不思議そうな表情をして「え?学校が楽しくない?そんなことってあるの?」と言った。学校って楽しい楽しくないっていう対象だったの?という感じだった。楽しくないから行かないという選択肢はあきらかに存在していないみたい。
そうなんだよなぁ、学校が楽しくない、授業が楽しくない、と言って学校に行かないなんて、本当に変わっている。そしてそんな子供の意見を受け入れて本当に行かせてないなんて、めちゃめちゃ変な親。そうなんだよねぇ。
学校は行くのが当たり前。熱がでたり体調不良の日以外は休まないのが普通。私自身そんな世界で育ってきたから、その空気感は分かる。
子どもが学校楽しくない、息苦しいって言うから、学校行ってないんだよ、ということを、そもそも理解してもらおうとは思わないけど、そんな鳩が豆鉄砲を食ったような顔されるような話なんだな、まだ、と感じた2021年末。
本当の意味で、多様化だったり、主体的で対話的な深い学びが実践される学校が実現されるのは、ハスちゃんカメちゃんもこの世から消えた後かもしれない、と思った。